バンコクでは二週間ほど同じホテルに泊まり続けている


クアラルンプールやイポー、あるいはペナンではどんどんホテルを変えていたのにバンコクに来てからはずっと同じところに宿泊を続けている。

理由は単純で居心地がいいとのわざわざ重い荷物を背負って移動するのが面倒くさいから。

もうすでに荷物を色々とあけてしまっているのでもう一度それをまとめて移動しなおすと言うのはかなり手間になる。

ということもあって、ずっと同じ場所にいるが基本的にはアソップ駅の近くなので徒歩圏内で昼食や夕食も済むし朝食もスクンピットに屋台が出ているので、そこで色々と買って雰囲気のいい噴水のある公園で食事をするというパターンが身についてきた。

旅をしているというよりは暮らしているという感覚に近づいてくる。

以前旅をするように暮らし暮らすように旅をするという言葉を何かの雑誌で読んだが随分とそれに近づいてきたのではないかという気がしている。

もうすでに自宅というものはないわけだしホテル暮らしということになっているが、二週間くらい同じ場所に住んでいると当然ながら回りの環境も見慣れてくるわけだし悪く言えば飽きてくる。

しかしながら今泊まっているところというのは非常に閑静な場所にありながらすぐ近くにはターミナルトゥエンティワン等のショッピングモールもあり、バンコクの中でも中心的なエリア。

こういった中にもちゃんと緑のある小道を造ったりしているというあたりがやはり対人の文化的な成熟度の高さを表している。

いかにも大都会という感じになってしまうとどこか殺伐としていて、すぐにうんざりしてしまうところもあるしかと言って利便性が低いとイポーのようにすぐに飽きてしまって出ていきたくなるのでそのバランスが取れている今のホテルというのはなかなか使い勝手がいいのではないかという気がする。

ここのところ田舎に住みたいとか緑の多い場所でのんびりとしたいという欲求が高まってきているが、常に外食をして一切自分で料理をしないというライフスタイルを考えると、本当の意味で田舎にいってしまうとかなり生活の部分で困惑することが多くなる、

さらにいうとそういった場所にそもそもどのような交通手段で移動するのかという問題も出てくるわけだし、実際のところ決してのんびりとしたくらいができるわけでもなく事前に徹底的な情報チェックをして泊まるところ等も調べていかなければいけないので負担も大きい。

こういったことを考えるとロンドンの郊外にあるキューガーデンの周辺であるとかあるいはバンコク等でもアユタヤのように首都の近くとかこういったところをしてんにしていくというのも一つの手かもしれない。

完全に田舎に行くというよりは首都や大都市圏周辺ののどかな場所を探すということの方が比較的外国人にとってはハードルが低い。

特に私の場合には車を持たず自分であまり情報も集めずに適当に移動しているところがあるのであまりハードルをあげてしまうと実際に辿り着けないとかもしくは移動の最中にトラブルがおきてそれ自体がトラブルになっていやになってしまうということもある。

そういうことを考えるとバンコクというのはすごしやすいし長居したい。

しかしながら、ビザ無しでの滞在が三十日以内ということなのでもう半月もしたら一度でなければいけない。

ここらへんはビザ無しで滞在している以上はやむをえない宿命と言える。


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伊田武蔵
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