当サイト運営者、伊田武蔵プロフィール

2011年に日本からマレーシアへ下見なしで移住、
マレーシアのリタイアメントビザ、MM2Hを取得。

2年後、マレーシアフィリピンに拠点を移す。

フィリピンでは永住権のクオータビザを取得し、
マニラのマカティ市で生活。

マカティの後はビザなしでの滞在期限内で各国を周りながら
1年半のホテル暮らしを経験、
この期間の中で世界一周もして
今後の移住先候補の視察も行った。

セブでコンドミニアムを借りてしばし定住した後、
再び1年3ヶ月のホテル暮らしを経て台湾に移住。

台湾生活の後は
タイランドエリート・イージーアクセスを取得し、
バンコクへ移住。


要約すると、
以上がこれまでのおおまかな来歴。

とは言え、
実のところ、海外生活の適正すら乏しい状態でのスタートだった。



適正がないまま海外移住

英語は大学以降勉強したことがなく、
移住まで1ヶ月ほどに迫ったところで
付け焼き刃で学んだだけだった。

最初の移住先であるマレーシアの公用語、
マレー語にいたってはまったく分からない。

語学力の面で大いに不安だっただけではなく、
人見知りな性格で、
衛生的に汚い場所にも住みたくないし、
お腹も強い方ではない。

東南アジアでの生活を始めるには、
かなりの悪条件だった。



実際に海外生活を始めてみたら

条件的には厳しそうなところもあったが、
いざとなれば即座に日本に帰国する選択肢も持っていた。

下見なしでマレーシアに住むことに決めたが、
合わなければ予定を変えればいいと。

そんな心境で日本を出た。


しかし、この心配は杞憂だった。

今に至るまで、海外生活を終えようと思ったことがない。

日本を出て暮らすことは、
言語の壁もあってハードルが高く感じる。

ただ実際に一歩を踏み出してみると
思ったよりも難しいわけでもなく、
快適に暮らせている。

このことを多くの人に伝えたくて、
このブログを立ち上げることにした。

もちろん紆余曲折を経て居住地も変えてきたが、
押さえるべきポイントを押さえれば
海外生活の難易度はそこまで高くない。

その後はフェイスブックも作り、
そちらでも海外生活の一次情報を発信している。

伊田武蔵フェイスブック・アカウント



海外在住者とのネットワーク

日本に住んでいた頃には、
海外在住者の知り合いはほとんどいなかった。

それがマレーシアに住み始めてからは、
時には知人からの紹介で、時にはこのブログがきっかけで
色々な人と会うことができるようになった。

マレーシア在住者だけではなく、
他の国に行った際に現地在住者と会うことも増え、
現地の生の情報が入ってくるようになった。

いつの間にか交友関係が大きく変わり、
それに伴って今まで触れたことのない人生を送っている人を見て
人生の選択肢が増えていった。



ビザマニアとしての一面

これまで、マレーシアのMM2Hビザ(リタイアメントビザ)、
フィリピンのクオータビザ(永住権)、
タイのタイランドエリート・イージーアクセスを取得してきた。

30代で他国の永住権やリタイアメントビザを持つなんて
数年前には予想だにしなかった展開。

それが今では普通のことになったし、
他の国のビザ制度も調べてきた。

ビザについては公式発表がないまま
取得条件や更新の要件が変更されていることも珍しくないため、
信頼できる情報源が必要になる。

そのため、
その国のビザのエージェントに話を聞いたり、
移民局や大使館に問い合わせを行ったり、
投資ビザのセミナーに出席することも。

現実問題として、
移住を実現させるための
最大のハードルがビザなので、
この点をクリアできれば居住できる可能性が大きく高まる。

それだけに、
興味のある国のビザ制度は一通り調べて
取得できそうなビザを探すのが日常になった。



視察のために各国へ

私が他の国に行く場合、
ガイドブックに載っている観光地を巡るというより、
生活者の目線で今後の移住先候補を探す時間の方が長い。

そのため、一つの街での滞在期間は基本的に長く、
同じ街に2ヶ月ほど留まって現地の生活環境を吟味することもある。

たとえば、バンコクは移住前に繰り返し訪れていて、
ビザなしで入国して30日の滞在期限が来る前に
チェーンワタナの移民局で滞在延長の手続きを行い、
2ヶ月滞在したこともあった。


ヨーロッパはシェンゲン協定加盟国の場合、
合計で90日しか滞在できないという制限があるが、
小さな街でも3泊はしながら
90日ギリギリまで滞在というパターンを毎年繰り返していた。

こちらも今後の移住先候補を探すためであり、
候補を絞り込むためでもあった。



見せかけの安心ではなく、真の意味での安全を

住む場所にしても、
資産を保管する場所や方法にしても、
多くの人と同じようにしておけば
とりあえずの安心感は得られる。

論理的な根拠はなくても、
右にならえが精神的に楽なのは誰もが知るところ。

しかし、私が求めるのは本質的な意味での安全であり、
そのためのリスク分散。

住める国を増やすのはその一環だし、
今後も世界情勢の変化等も見ながら
最適解を探し続ける予定でいる。