サラリーマンを辞めることにして成功だった


サラリーマンを辞めるという結論をしたのは、
純粋に自分の意思だけではなかった。

というのも、会社を去ったのは事実上のリストラをされたからで、
自主的に退職届を出したわけではない。

その数カ月後に出そうとは思っていたが、
向こうに先手を取られるとは予想していなかった。





ただ、サラリーマンを辞めること、
言い換えれば他人に雇われる人生から抜け出すことは
私自身の下した選択。

元々、そのための準備は在職期間中に始めていた。

パワハラのひどい会社を辞めるため、
とにかく会社以外の時間は副業に充てた。


お小遣い稼ぎがしたかったわけではなくて、
その副業を本業にするために。

始めた時はサラリーマンになって半年もたっていなかったし、
ビジネスの知識や経験なんて皆無。

資金もなかったので、できることは限られている。

それでも何もせずにはいられなかった。



毎日が苦痛だったので、
そこから抜け出すための努力をしないことの方がつらかった。

サラリーマンを辞めるという目標は結果的に達成されたわけだが、
できれば最初で最後の正社員としての勤務は
自分で退職届を出すことで終わらせたかった。

まさか向こうに書かされることになるとは・・・。


それがサラリーマン人生で唯一の未練だったりする。

もう2度と雇われることはないだろうし、
退職届をこちらから提出するような機会はない。

そもそも雇用主がいないのだから。


単なる紙の提出とはいえ、
それが持つ意味は決して小さくはなかった。




そんなわけで、リストラされてから、
もうサラリーマンとして生きるのは辞めた。

今は個人事業主という立場になって5年以上になる。

誰にも雇われず、誰も雇わない気楽な立場でありながら、
収入も当時の会社の役員報酬よりも高い。


万が一今の仕事がだめになったとしても、
いくらでもやり直せる自信もある。

小さな仕組みを作り上げる力は
独立してから身につけてきたから。

リストラされたサラリーマンのように路頭に迷うことはない。



そう考えると、本当にサラリーマンを辞めてよかった。

不安がなかったと言えば嘘になるが、
自分の信じる道を進んだのは間違いではなかった。


今では仕事をする時間よりも
本を読んだり旅行に行ったりしている時間の方が長い。

社員はいなくても、
仕組みを作ればビジネスは手間がかからなくなっていくので。

こんな未来を描いたことはサラリーマン時代にはなかった。


不自由で窮屈な生活を辞めてから、
色々な体験をした。

海外に移住したのもそうだし、
2年で20以上の海外の都市を周ったのもそう。

年収が億単位の成功者に数多く会ってきたのもそう。


サラリーマンの頃には考えられなかった未来が
今では普通の出来事になっている。

一寸先は闇というが、逆もまた成立するということだろう。

ただ、闇に落ちるのは瞬間的にできる。

ある日突然リストラされて、
職を失い途方に暮れるサラリーマンが分かりやすい例。


それに対して、光の方向に向かうには時間がかかる。

私も報われなかった副業期間があるし、
その間に副業を辞めていたら今はない。

独立してからも、
すぐに自由な生活が手に入ったわけでもない。

最初の頃はひたすら地味な作業をしていた。



そういう意味で、
落ちるのは一瞬でも上がるのは忍耐が求められる。

それは事実だと思う。

ただ、闇の中でもがき苦しんでいるよりも、
1年とか2年の間頑張って別の場所に行ったほうが
人生がはるかにありがたいものになるというのが
私の個人的な感想。



今では何の因果か世界一周を始めてしまったが、
これもサラリーマンを辞めなかったら実現できなかったこと。

しかも、長期休暇を取っているわけではなく、
通常通り仕事もしながら旅に出ている。

収入が途絶えることなく、
むしろ旅費より常に上回っているので
継続可能な旅になっている。



こうした現実が世の中には存在していても、
サラリーマンの当時には理解できなかった。

周囲にいる同僚や上司が世界の全てで、
他に道なんてないと思い込んでしまっていたから。


憧れや模範となる人なんて周りにいなかったし、
それがサラリーマンを辞める原因でもあった。

このままの人生を歩んでいったところで、
満足できるなんて想像できなかったから。

この先に伸びているレールの行き先が不満なら、
そこから外れるしかない。

その選択は間違っていなかったと断言できる。



とは言え、基本的に事なかれ主義の私が、
ここまで普通の人と違う道を進むことになるとは・・・。

率直に言えば予想外の部分も大きいし、
サラリーマンを辞めたことで起こった変化は想像以上だった。

もちろん、いきなりすべてが起きたわけではなく、
数年かけて少しづつではあるが、
独立して3年後にはマレーシアに移住し、< /div>
その後はフィリピンに移ったり、
世界一周に出たりしている。


どれも会社勤めを続けていれば実現できなかったこと。

それを30過ぎで現実にできたのは驚きだった。

しかも、明確に目標としていたわけでもなく、
どれも成り行きのように起こった感覚。


人生はどうなるか分からないものだとつくづく思う。



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執筆者、伊田武蔵
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