
クアラルンプールからバンコクに来てみて感じている違いは、どちらの国でも朝食を屋台で食べているが、明らかにバンコクの方が健康的であるということ。
マレーシアの屋台は朝食に限らず、昼も夜も含めて基本的に野菜単品のメニューは少なく、特に朝の場合であればご飯や麺とセットになっていることが多い。
しかもそういったメニューで野菜が含まれているものを食べようと思えば、油でギトギトになっていることもあって、野菜を食べると同時に大量の油も摂取するということ。
野菜だけを食べることはなかなか難しい。
これに対して、バンコクは朝食のメニューであっても様々なものがあって、例えば果物の切り身などもアソックのスクンビット通り周辺であればいくらでも手に入るし、あるいは砂糖不使用の100%果汁だけの天然のジュースも飲める。
ビニール袋に入ったニラと卵の炒めたものとか、あるいはエリンギやしめじ等のキノコを炒めたものとか、あるいは野菜を煮たもの等いろいろあるので、ちゃんとメニューを選ぶことによって朝からかなり健康的な食生活を送ることが出来る。
例えば私の今日の朝食は、白菜とほうれん草を煮たものと、それから卵のオムレツ、焼き鳥のレバーが3本と他にもホルモン系を1本、おそらく胃腸かもしくは心臓かのどちらかだと思うが、そういったものを食べて、さらに主食に赤飯も食べた。
ラオスでもそうだったが、タイにおいてももち米はとても美味しくて、赤飯やちまきも売られている。
こういったメニューはハズレがないのに対して、やはりタイ米の白いご飯はあまり美味しくない。
タイの米事情
日本で20年ほど前にあった米不足の時にもタイ米のパサパサした食感が取り沙汰されたが、それは未だに改善されていないと感じる。逆に言うと、チャーハン等にするには美味しい米ではあるのだが、炊いて食べるにはいまいち向いていない米。
そのため私はタイでご飯を食べるときにはもち米の料理を食べるか、もしくは日本食レストランで食べることにしている。
ちなみにココイチの米は3年ほど前に食べた時に酷く不味かったのを覚えているが、先日もう一度試してみたらちゃんとした日本の米、もしくはそれに近い品種を使っていて、美味しく食べることが出来た。
ココイチもほうれん草とかシジミをトッピングすることも出来るし、使いようによってはヘルシーな食事をすることが出来る。
もちろんココイチは朝にはやっていないので、夕食や昼食に使っている。
このようにタイは朝から健康的な朝食をとることが出来るので、そこら辺はこだわる人にとってもかなり助かるのではないかと思う。
また、ちょっと普段とは違う特別な1日のスタートを切りたい時は、Siam House Café RestaurantやRed Oven、511 Cafeを利用させてもらっている。
タイは東南アジアの中でも優等生と呼ばれるくらいに発展が継続的に行われてきているし、そういった意味で人々の文化的なレベルも若干周辺諸国よりも高い。
それは例えば街中に緑や花が沢山あることであったり、健康にも気を配った食生活であったり、そういったところにも反映されている。
この国においては例えば香草やキノコもたくさん食べられているので、実際街を歩いている人を見てもスマートな体系の人が多いし、長期的に暮らしていく上ではそういったところもプラスに働くだろう。
ただし、そこら中にたくさんバーがあるし、特に白人が昼間から美味しそうにビールを飲んでいるのを見ると、ついお酒を飲みたくなる誘惑にかられるところはあるので、飲み過ぎには注意しなければいけない。