フィリピンの永住権、クオータビザを取得すると
ACR I-cardも受け取る。
このACR I-card自体は
クオータビザ以外でも得ることができるもので、
フィリピンの身分証明証の1つ。
私も当初は観光ビザの更新をしていて
ACR I-cardを受け取った記憶がある。
もっとも、期間の部分の表記が
クオータビザ取得時に受け取ったものとは違っていたが。
クオータビザ保有者の場合、
5年に1度、ACR I-cardの更新がある。
これはマニラの移民局本部で手続きをする必要があり、
マカティやセブの移民局支部ではできない。
ということで、
ビザ業者のサポートも受けながら、
更新手続きを済ますことにした。
まずは別件で用事があったので
バンコクからセブへ。
直行便が限られていたため、
土曜日の深夜に出発するフィリピン航空のフライトで飛び、
日曜の早朝に到着。
ホテルのチェックインまでカフェで時間をつぶし、
翌日の月曜日にもろもろの用事を済ませ、
そのままマニラへ。
この際、セブのJセンターに入っている移民局で
クオータビザのアニュアルレポートは済ませてきた。
マニラ到着後は、
勝手知ったるマカティに宿を取った。
やはりセブに比べて
マニラはタクシーの運転手の注文が多い。
定額で黙って走るドライバーの方が珍しく、
いちいち交渉してくるのがわずらわしい。
エージェントとは移民局本部の前で待ち合わせだったため、
当初は移民局本部にタクシーで行く予定だったが、
場所の説明が面倒なので
サン・アグスティン教会に行ってもらった。
これなら分からないドライバーもいないだろうし、
同じイントラムロスの中で徒歩圏内。
移民局本部に10時に待ち合わせなので、
サン・アグスティン教会やマニラ大聖堂で
時間を調整しながら行くことにした。
マニラ大聖堂は以前に来たときはリノベーション中で、
今回始めて内部を見ることができた。
時間になったところで移民局本部へ行くと、
エージェントの女性が手を振ってくれた。
事前にパスポートコピー等を渡していたので、
写真で顔がわかったらしい。
簡単な荷物チェックを経て移民局の中へ。
まずはパスポートとACR I-cardをエージェントに預け、
1階で待っていた。
それにしても人が多い。
この中での手続を自力でやりたくはない。
広くもないセブの移民局ですら
たらい回しにされることがあるのに、
こんな場所では途方もない時間がかかりかねない。
精神力の消耗もひどいだろう。
今回の更新をエージェントにお願いしていてよかった。
それから3階へ行き、
再びしばし待った。
特にやることもなかったが、
最後に移民局のスタッフが近づいてきて、
握手を求められた。
おそらくそれが本人確認も含んでいたのだろう。
移民局本部に到着して30分足らずで手続きは終了した。
ちなみに、移民局本部はパシグ川沿いにあり、
階段からはこんな景色が見えた。
手続きはあまりに呆気なかったが、
その場でパスポートは戻ってきて、
ACR I-cardは後日ホテルへ届けてもらえるという。
こうして雑然とした移民局のフロアから
早々に解放されることができた。
まだ昼食には早かったので
サンチャゴ要塞にでも行こうかと思ったものの、
以前にも訪れていたので
そのままマカティに戻ることにした。
一週間後、ACR I-cardを受け取る予定の日の前日に
エージェントから連絡が入った。
無事に移民局での手続きが終わり、
新しいACR I-cardを受理したとのこと。
翌日10時にロビーで待ち合わせをし、
5年間有効なACR I-cardをもらうことができた。
デザインが少々変わっていたが、
基本的な部分は同じ。
実は待っている一週間の間に、
新しい写真を渡していないし
写真の撮影もなかったことに気づいたが、
案の定写真は以前のものを使っていた。
5年前の写真なので違和感がないが、
これがずっと続くとACR I-cardの写真と
本人の印象がずれていくような・・・。
そうなった頃には、
新しい写真に変えるのだろうか?
そして、今回はACR I-cardの期限の
3ヶ月近く前に更新を行った。
結果、次の期限は先日移民局へ行った日が基準になるため、
元々のACR I-cardの期限に5年を足したものよりも
3ヶ月弱早まることになった。
5年が60ヶ月なので、
そのうちの3ヶ月弱を失ったことになる。
割合としては5%弱なので、
許容範囲内だろう。
なんにしてもこれでACR I-cardの更新は無事に終わり、
クオータビザをのメンテナンスも完了した。
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