フィリピンにビザなしで移住したことを少し後悔

フィリピンに移住した当初はビザなしで、
その後に永住権の取得に向けて動き出すことになった。

マニラの街並み

用意周到とは程遠いスタートだったため、
おかげで気軽に住み始められた一方、
後悔する側面もある。

今回はそんな話を。



下見なしでマニラに移住

コンドミニアムのプール
フィリピンの前はマレーシアに2年住んだが、
こちらもフィリピン同様にビザなしで住み始め、
途中でMM2Hビザ(リタイアメントビザ)を取得した。

マレーシアはビザランに比較的寛容なので、
移住前に入念な準備をする必要はなく、
この点はフィリピンと同様。

私がやってきたのはマニラで、
マカティかグローバルシティに住むつもりでやってきた。

マレーシア在住時にアジアの色々な国に行っていたが、
フィリピンは初上陸。

右も左も分からない状態で、
マラテ地区を見たときには
一見して治安が悪そうなのが分かったので
フィリピンを去ろうかと思ったが、
マカティを見て考えが変わった。

結果、マカティのレガスピ地区に
コンドミニアムを借りることとなった。

当時はフィリピンの銀行口座を持っていなかったため、
もちろん小切手も使えず、
現金で12ヶ月分の家賃を前払いすることに。

送金が大変だったが、
ビザなしとは言え無事にマニラ生活がスタートした。



観光ビザの無駄な延長費用

フィリピンにビザなしで入国すると、
30日の期限が付いてくる。

ただし、わざわざ他の国に行って再入国しなくても
観光ビザを延長すれば問題ない。

フィリピンは島国のため、
他国に行くにはそれなりに手間と時間がかかる。

しかも、マニラのニノイアキノ国際空港は
世界的にも評判の悪い空港。

頻繁に利用したい空港でもない。

そこで、ビザの延長手続きを行っていたが、
これには費用がかかる。

私の場合は業者に手続きを依頼していたので、
その分の支払いもある。

わざわざ混雑した移民局に出向くより、
体力と精神力を消耗する作業はプロに任せ、
自分の専門分野の仕事に没頭する方がいい。

更新の回数や期間によって金額は変わるが、
たとえば1回目の延長では3030ペソ、
2回目だと4300ペソという具合。

もちろんこの費用は戻ってこないので、
ただ支払って終わり。

後日永住権を取得しても、
以前に支払った分が戻ってくるわけではない。

そのため、無駄な出費となった。


永住権を取得

移民局本部
マニラには一年住んだが、
取得手続きを開始するのが遅かったこともあり、
実際に取得できたのはマニラ生活を終えた後。

そのため、マニラで暮らしていた頃は、
最後までビザなしだった。

そのために無意味な費用を支払ってしまったが、
別の見方をすれば行動を早くするための支払いとも言える。

フィリピンの永住権を取ることに決めるには、
当然現地の様子を事前に見ておく必要がある。

となれば下見が必要だが、
そうなれば移住の時期が遅くなりかねない。

もちろん下見の費用もかかるので、
そう考えるといきなりビザなしでやって来て、
ビザの延長費用がかかってもトントンではないかと。



マニラの次はセブに住んでみた

セブの家
マニラのコンドミニアムを退去してから1年半後、
今度はセブに住むことにした。

すでに永住権を取得した後なので、
もう観光ビザの更新は必要ない。

わざわざセブのJセンターの移民局に行くこともなく、
期間を気にせず悠々自適な暮らしができた。

と言っても、
セブに住んでいた時期は
不思議と月に一回程度は香港や日本等、
フィリピンから出国していたので
あまり永住権の恩恵を感じられなかったが・・・。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事