今朝はイスラム教のお祈りの音で6時過ぎに目が覚めた。
マレーシアとフィリピンは、日本との時差が両方とも1時間。
つまり、両国の間では時差が存在しない。
しかしながら、地図で見てもわかるように、フィリピンのマニラの方が、マレーシアのクアラルンプールよりもだいぶ東の方に位置しているので、日の出の時間はその分遅れることになる。
実際、フィリピンであればこの時間にそろそろ太陽が昇る頃ではあるものの、マレーシアではまだ完全に真っ暗。
それでもホテルの窓から外を見てみると、モノレールのインビ駅に向かって、2両編成のモノレールが走っているのも見れたし、その隣の駅に向かってモノレールではなく電車が走っているのを見かけた。
もうこの時間にはすでにクアラルンプールの町が活動を始めているのが、窓の外の模様に映し出されていた。
そして、今のところクアラルンプールでは二つのホテルに泊まっているが、どちらのホテルでもインターネットを快適に使うことができている。
マレーシアというと、私が住んでいた時には自宅のネット回線が弱く、まずエリア的に1MBのADSLしか引けなかった上に、2年目のコンドミニアムにおいては途中から全くネットがつながらなくなって、低速のモバイルインターネットでテザリングをする以外になかった。
そういったこともあったが、クアラルンプールのホテルはそこら辺の設備はしっかりしているし、クアラルンプールの場合は首都なので、ジョホールバルに比べてやはりインフラの整備はだいぶ進んでいる。
こうしたこともあって、普段と変わらないペースで仕事をすることができているし、むしろこのように旅行で様々な刺激を受けることによって、かえってはかどっている節もある。
この辺は人によってだいぶ意見がわかれるところで、一か所にいないと満足の行く仕事ができないという人もいれば、むしろルーティンを壊すことによって様々な発想が浮かんで、そのことによって収入を最大化することができると主張する人もいる。
ここら辺は向き不向きなのではないかと思う。
私自身は、あまり頻繁に場所を移るのはプラスに働かないと感じているものの、旅行中であれば色々と出かけようという気持ちになるので、そのことによって時間を上手い具合に細切れにでき、結果として集中力が続くという効果は感じている。
どうしても自宅にいるとダラダラしてしまったり、昼食から夕食までは3時間〜4時間ずっと家にいるので、そこで集中力が途切れてしまうことが頻繁にある。
しかしながら、クアラルンプールに来たことによって、ちょっと外に出るだけでも新鮮だし、気持ちが途切れてきたら仕事を一旦切り上げて出かけてみようという気になり、この数日はLOKL Coffee CoやLucy In The Sky Cafe、Coffee Amo、Antipodean Cafe等を周ってきた。
そういった環境があれば、では外に出る前にこの仕事だけは切り上げておこうとか、そういった小さな期限が設定出来てきて、こまめに目標を立てることができる。
こういったことは、仕事において中だるみが起きてしまっている状況においては大きくプラスに働く。
少なくとも、多くの国では日本のホテルよりも、むしろネット環境は優れているし、カフェ等に入ってもソフトバンクや何か特定のサービスを申し込んでおかないとネットが使えないとか、そういったよくわからない制限もないので、旅人にとってはやさしい作りになっていることが多い。
これはフィリピンやマレーシアばかりではなくて、タイやラオス、インドネシアにおいても同様の傾向がみられる。