ポルトへの移住は冬も暖かく面白い選択肢になり得る



 ポルトガルを縦断してみて感じたのは、人口でいうところの二番目の街ポルトが移住先としてなかなか面白い選択肢になるだろうということ。

リスボンは八年ぶりか九年ぶりに訪れたが、正直なところ二度目で随分飽きてしまった印象がある。

そこからオビドスやナザレ、ファティマ、コインブラと北上して最後は北部の街ポルトにたどり着いたのだが、この街はポルト歴史地区として世界遺産にも指定されているほど古き良き街並みが残る。

さらにポルトガルの他の都市の例に漏れず、坂道が多くて起伏が激しい土地であるため街歩きには少々体力を消耗するが、その分景観は素晴らしい。

平坦な街よりも丘がある街のほうが見た目には美しいし、ポルトはまさにそんな街。

移住をするということを考えると、平坦な街の方が便利なのは間違いないが、そこら辺はうまく場所を選んで暮らすようにすれば特に問題にはならないし、あまり不安視はしていない。

そしてポルトガルがヨーロッパの中でも移住先として優れている要素が一つある。

それは冬であっても比較的温暖であるということ。

今回のポルトガル縦断は八月におこなったので、真夏の突き抜けるような青空の日が多く暑かったのだが、クリスマスシーズンに訪れたときでもロンドンやパリ、マドリッド等と比べて明らかに暖かかったので、この点においてはポルトも含めてポルトガルには大きな強みがあると言えるだろう。

特に私の場合この数年は東南アジアを中心に暮らしてきたので、ほとんど冬というものを経験していない。

実際には十二月にカナダに行ったりしていたので冬の寒さと全く無縁だったわけではないが、気温が一桁台になっている街に滞在したのは、ここ四年単位で見ても30日に満たないのではないかと思う。

そんな私にとってポルトの暖かさというのは非常に魅力的。

また、この街はリスボンと同様にイワシ料理をはじめとしてどこか日本人にとって懐かしい料理が多く、東欧のように目新しさはないものの一年くらい暮らしてみるのであればなかなか面白いのではないかと思う。

斬新さよりも異国で懐かしさを噛みしめるという不思議な体験をしてみるというのも悪くない。

ただし残念ながら刺激は少ないので一年程度移住してまた次の街に行くというのがいいのではないかと思う。

ポルトに五年間住むということになると退屈しそう。

この街の観光名所というと、ドン・ルイス一世橋であったり、ドウロ川の河畔やクレリゴスの塔、アズレージョと呼ばれる青いタイルで装飾された様々な教会や建物、アルマス聖堂、カルモ教会、サンフランシスコ教会等があるが、こういった建物が街の中に溶け込んでいるというのも魅力の一つ。

観光客のように頻繁に訪れる場所ではないだろうが、移住者として暮らすうえでも風光明媚な場所があるというのはなかなか面白い。

特にドウロ川河畔の景色は美しく、水辺の風景がきれいな街というのは住みやすい街という私の仮説にも合っている。

ちなみにポルトというのはリスボンに次いで、ポルトガル第二の都市といわれているが、人口でみると26万人程度しか住んでおらず、決して大きな街ではない。

しかしながら国際空港もあるし、決して利便性は低くないのでその点もなかなか面白いところ。

派手に遊びながら暮らすのではなくて、仕事をしたり、読書をしたりするのを中心としながら、のんびり暮らすのに適した街という印象だった。



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執筆者、伊田武蔵
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