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物価だけで言うなら東欧は東南アジアに負けていない


海外移住を検討する場合、物価が安い国に行きたいと口にする人は多い。

かつては東南アジアやオーストラリアをはじめとして、定年後の退職金や年金を使って悠悠自適な生活を送り、日本では考えられないプール付きのコンドミニアムで、優雅な生活をしたいという理由で住をする人も多かった。

しかしながら、オーストラリアにいたっては、すでに日本の2倍の生活費がかかるほど物価が高くなった。

いまだに情報が遅い人には住みやすい国のイメージがあるようだが、現実はそこから大きく乖離している。

所詮イメージなんてそんなもんで、5年も10年も遅れていることはざらにある。

東南アジアはそこまでひどくはないものの、バンコクやクアラルンプールやジャカルタで、典型的な駐在員のような暮らしをしたいのであれば、最低でも5万円から8万円程度の家賃はするし、ちょっと広めの部屋を借りたければ、10万円以上家賃がかかるということもある。

もちろん駐在員の場合であれば、通常は会社負担ということになるので問題ない。

しかし、定年後に海外移住をする場合のように、自分で個人的に移住をしたいという場合は、当然家賃は自身で負担しなければいけないので、日本の地方都市よりもかえって高かったりする。

共有施設の充実ぶりを考えるとプールが付いているのは当たり前だし、バンコクであればゴルフシミュレーターがついていたりとか、メインストリートまでの送迎のカートがあったりするコンドミニアムもある。

私がマカティに住んでいた物件であれば、ビリヤード台やジムやダーツまであったので、そういった部分での豪華さは日本の標準的な家屋と比べるべくもないが、物価が安いというだけの理由で移住するのは、もはや的外れな選択になりつつある。



意外な穴場、東欧

その一方で東欧に関して言うと、家賃水準が東南アジアと変わらない国がざらにある。

今私が滞在しているブダペストも、中心部から徒歩5〜6分のところにあるアパートメントで、ワンベッドルーム7万円くらいの家賃で住むことができる。

プール等の共有施設は何もないものの、十分に清潔で広い部屋なので、これはこれで魅力的。

東南アジアよりも食料品は安めな傾向にあるので、いちごが500gで250円ほどで売っていたり、パンも安いものだとこぶしぐらいの大きさのものでも、1個7円ぐらいだったりする。

東南アジアに4年住んだ私としても、信じられない価格で食べ物が売っている。

東欧の多くの国では、食料品のような生活必需品と、いわゆる贅沢品とで消費税を変えていたりするので、なおさらこういったことが起こりやすい。

一方でマッサージ等のサービス業はそこまで安くない傾向にある。

それでも東南アジアと比べて全体的には物価や生活費はほぼ変わらず、ポーランドやチェコやハンガリーのような東欧の国々は、移住先の魅力的な選択肢になりえる。

もっとも本格的な居住となると、ビザの要件を満たさなければいけないので、その点においてはハードルは高い。

逆に1ヶ月や2ヶ月程度のショートステイであれば、検討しないのはもったいない。



本音を言うと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
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執筆者、伊田武蔵
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