世界一周旅行の始め方

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32歳になってから世界一周旅行に行くことにした。

我ながら中途半端な年齢だと思う。

ある程度無茶の許される20代でもなく、
時間とお金に余裕の出る定年世代でもない。


私の場合、仕事を続けながら各国を周ることにしたので、
その点は他の多くの旅行者とは違うところとなった。

独立した時にはこんな生活が待っているとは思っていなかったが、
マレーシアとフィリピンに計3年以上住み、
それぞれの国でリタイアメントビザや永住権も取った。

その上で、自宅を持たない非定住生活に入ることにした。

ホテルを転々とするわけなので、
せっかくなら世界一周旅行もいいかというのが今回の理由。

半年前までは考えてもいなかった状態で、
無期限の旅に出ることになった。

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世界一周旅行の準備




私の場合は自宅を引き払うことになるので、
まずはフィリピンで借りていた部屋を期間満了に合わせて解約した。

部屋のオーナーからは引き止められたし、
次の入居者が決まらない限りいつでも戻ってきていいと言われたが、
もうあの部屋に住むことはないだろう。

特定の国に自宅を持つのを辞めたので、
持ち物も準備しなくてはいけない。

フィリピンでお世話になった人達と会ったりもした。

世界一周旅行に出たら2度と来ないわけではないにしても、
いわゆる引っ越しのような状況なので。

と言っても荷物を置く場所がなくなるので、
持ち物の大半は処分した。


幸いなのはマレーシアからフィリピンに移住した際に、
すでに余計な品は捨てていたこと。

また、家具や家電は部屋に備え付けのため、
それらのかさばる物は元々所有していなかった。

あとは飛行機のチケットの手配だが、
こちらは最初にマニラからクアラルンプール行きの航空券のみで、
それ以降はルートすら決めていなかった。

計画がほとんどないという状態だったので、
周りが若干引くほど先行きについての見通しはなかった。

必要な持ち物は意外に少ない!?

手荷物として飛行機に持ち込める範囲に
持ち物を絞るというところから持ち物は考えた。

特定の国に置いておくのは難しいし、
毎回預け入れ荷物にするのも面倒。

ロストバゲージや破損などのトラブルが起きるのも目に見えている。


そのため、持ち物は徹底的に絞った。

とは言っても、仕事道具はさすがに削れない。

パソコンやバックアップ用の外付けHDD、
電源コード等でかなり重くなる。


迷ったがiPadも持っていくことにした。

私は体が弱くて月1ぐらいで寝込むので、
その時にiPadがあると横になりながら漫画を読める。

パソコンだとそれが難しいので。


結局パソコンと周辺機器、iPadだけで4キロ弱になってしまう。

後は電気シェーバーや着替え、爪切り等の日用品、
これまで言った国の通貨等を持って行くことに。

何かと重宝するビニール袋や輪ゴムももちろん持参。

世界対応の電源プラグは持って行くことにしたが、
変圧器は重いので止めた。

パソコンは大丈夫だし、
iPadやスマホはパソコンのUSB経由で充電するのでいいとして、
電気シェーバーが故障しないか心配だった。

結果として言えば、
少なくても世界一周旅行に出て半年たっても壊れてはいない。


他に最初は投資関係の書類も持って旅に出て、
これについては途中で預けることにした。

空港で測ったところ、
全ての持ち物の合計は10.3キロだった。

手荷物の重量制限は若干オーバーしているものの、
とりあえず空港で止められたことはない。


予算とお金の持ち方

世界一周旅行をした人のブログを見ていると、
100万円以下の予算で完了した人も少なくないらしい。

と言うより、その手のブログは貧乏旅行が中心になっている。

不思議な気もしたが、
時間がかかることを考えれば仕方ないのだろう。

仕事を辞めて旅に出ていたり、
就職せずに行っている人も多いようなので
時間はあってもお金がないという状態になる。

おのずと低予算での旅になる。


私も初めての海外旅行はお金がなかった。

幸い、今は旅行中も旅費より収入の方が上回るので、
そこまで切り詰める必要はない。

普段の生活の1.5倍から2倍程度の予算が必要となった。


お金の持って生き方はシンプルで、まずはデビットカード。

これでお金を引き出せる。

楽天銀行のものと、HSBC香港の2種類を用意した。

他にHSBCマレーシアも一応持っていった。


それ以外にクレジットカードを用意しているので、
ホテルの予約や航空券の購入はこちらで行える。

クレジットカードも複数枚用意して、
海外旅行保険も付帯している状態にした。


お金については、途中で紛失や盗難の可能性もある。

その場合にもやっていけるように、
複数の手段を確保しておくことは必須となる。

デビットカードを1枚持っているだけで、
それを持って行かれてしまったのでは途方に暮れる羽目になるので。

海外で一文無しになったのでは、
もはや世界一周どころではなくなってしまう。

いくら銀行の口座に預金があったところで、
手元に現金がなければどうにもならないこともある。

そのため、持ち物の中で一箇所にまとめず、
あえて置き場を分散させることもしておいた。


世界一周のチケットか?LCCか?船旅か?

なにしろ無計画に始めた旅だったので、
最初から全てのルートが決まった航空券を買うのは無理だった。

スターアライアンスやワンワールドのマイルを使って、
無料で航空券を取って周るということもできない。


船旅も魅力的ではあったが、
まずはスタンダードに陸と空を中心にすることにした。

イギリスからアイルランドへはフェリーでの船旅だったが、
それ以外は大きな距離で船は使っていない。

オーストラリアのケアンズからグレートバリアリーフへの
日帰りの旅でフェリーを使ったりした程度。


基本的に近距離はLCCや鉄道、バスによる移動。

マニラからロンドン、
フランクフルトからハリファックス(カナダ)のような
長距離移動はLCCの便がなかったので
それぞれフィリピン航空とコンドルを使った。


気が向いた時に航空券やホテルを予約するスタイルだったが、
これだとヨーロッパ内での移動費がかさむ。

ライアンエアー等のヨーロッパのLCCを使う場合は、
できれば2ヶ月以上前に予約した方が料金はお得。

と言っても、
どの国を周るかも分からない状態では予約の入れようがなかった(苦笑)。


ただ、直前で決めたメリットもあって、
当初はポルトガル、スペインからゆっくり東へ行く予定だったのを
急遽ポーランドまでのフライトを選んだ。

というのも真夏で暑かったので、
さっさと涼しい国に行きたかった。

ポーランドやチェコ等は同じ時期でもスペインやフランスより
気温が低いのでそちらに行くことにした。


具体的な旅の様子はブログではなく・・・

当初は世界一周の旅行記をブログの中で書いていくつもりだった。

しかしながら、
毎日書き続けることには意味を感じなかった。

各地の観光地の様子は他にも旅行記があるし、
画像検索をすれば雰囲気も予想がつく。

そして何より、面倒だった(笑)。


その代わり、
ハイライトとなる部分であったり、
世界一周の中で私が気づいたこと、
各国を周って分かったそれぞれの国の活用法、
自由に旅ができる人生の作り方等はメールでお伝えすることにした。




こちらはブログ以上に重要な情報を届けるための手段となるので、
興味があれば登録しておいていただければと思う。

読んでいただくのにお金は要らないので、
その点はご安心を。


私はいつでも旅に出ることができる状態になっているし、
おかげで気が向いたから世界一周を始めた。

こうした状態を作っていくための方法というのも、
先ほどのメールの中でお伝えしていく。


場所にとらわれない形で自由に仕事をしていくことで、
貧乏旅行でもなく、定年まで待つ必要もなく、
いつでも好きな場所に行くことができるようになる。

旅費よりも日々の収入が上回っていれば、
精神的にも余裕ができる。

働いてお金を貯めて旅行に行くのではなく、
稼ぎながら遊びに行くほうが精神的に健全だと思う。

そんなことが可能な時代に生まれたことを幸せに思う。


現時点までの旅の様子を少しだけ

まずは最初に訪れたマレーシア。

この国は世界一周で初めに訪れただけではなく、
海外移住で最初にすんだ国でもある。

皮切りは首都のクアラルンプール。










続いてイポー。






タイに移り、バンコクではソンクラン(水かけ祭り)に遭遇。





謎のタトゥーを入れた人も見かけた。



オーストラリアもいくつかの都市を周ったが、
とりあえずケアンズの画像を。






その後も各国を周っているが、
長くなるので今回はこのへんで。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

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