クアラルンプールの屋台村、ジャランアローに朝昼晩と通ってみた

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今回はクアラルンプールの屋台村として知られる
ジャラン・アロー(アロー通り)について。



マレーシアでジャランというのは
英語でのstreetやroadと同じように
通りのことを表す。

私自身はマレーシアに2年以上住んできた。

クアラルンプールには1ヶ月程度の滞在を何度かしたが、
ブキビンタンエリアにホテルを取ることも多かったため、
朝食からランチ、夕食と様々な場面で
ジャラン・アローの屋台で食べる機会があった。

ということで、
今回はこの屋台村について。


まず、ジャラン・アローの行き方について。

最寄り駅はモノレールのブキビンタン駅なので、
そこを始点に考えていく。



もちろんタクシーでも行けるが、
マレーシアのタクシーはトラブルが多く、
東南アジア屈指の質の悪さ。

特にクアラルンプールのドライバーは性質がひどく、
脅迫まがいの方法で違法な追加料金を請求したり、
時には人気のないところに連れて行って
強盗を行うこともある。

許可を受けたタクシー会社のドライバーでも
まったく信用できないのがマレーシアなので、
uber等を使うか、電車で移動する方が安全。

ニューヨークやパリのように
地下鉄の方が危険という街ではなく、
クアラルンプールはむしろタクシーこそがもっとも危ない。


クアラルンプールの屋台村への行き方に話を戻すと、
ブキビンタン駅を降りたら
ブキビンタン通りを南西へ進んでいく。

駅前の様子


ブキビンタン通りでは路上パフォーマーも


ちょうどパビリオンやウェスティンホテルと
反対方向に歩いていくことになる。

それからチャンカットブキビンタン通りを右折。

左手に屋台村があるので、
そこがジャラン・アロー。

初めてであっても、
雰囲気が独特なのでひと目で分かる。



年中祭りの日の縁日のようになっているため、
見落とすことはないだろう。

駅からの所要時間は徒歩3〜4分ほど。


夜のジャラン・アローがもっとも混雑しているが、
それでも台北の夜市のように
歩くのも一苦労というほどではない。



一食300円程度で食べられる店もある一方、
シーフードで1人3000円弱になった店も。





わざわざ暑くて人がごった返した中で食べるより、
普通のレストランに行った方が良かった気もする。

旅行でクアラルンプールに来て
屋台村の雰囲気を楽しむのはありだと思うが、
マレーシア在住者としては暑いだけで
普通の室内の方が良かった。


ジャラン・アローに朝食を食べに来ると閑散としていて、
8割ほどの店は閉まっていてさびれた雰囲気すら感じる。

どちらかと言えば、
マレーシアの地方都市にありがちな
シャッター通りの空気感に近い。





お粥の屋台は朝から営業していた





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すぐ近くにマッサージやバーの多い通りも


屋台村のすぐ近くには、
マッサージ店が軒を連ねる通りがある。

というよりも、
先程駅からの通り道として紹介した
ブキビンタン通りがそれ。

そのため、まずはこちらでマッサージを受けて
一休みしてから食事ということも可能。

マレーシアの場合、
全身マッサージよりもフットマッサージを受けることが多いが、
クアラルンプールではこのエリアが使い勝手が良い。




また、チャンカットブキビンタン通りは
バーが集まるエリア。

ジャラン・アローから少し北に上っていくと
屋台村とはまったく雰囲気の違う通りに出る。





東南アジアでバーが集まる通りらしい雰囲気で、
こちらは欧米人の旅行者もよく見かける。


また、駅の反対側には
高級ショッピングモール、パビリオンがあり、
クアラルンプールの発展ぶりを体感できる。

ジャラン・アローの屋台街は
喧騒に満ちた新興国の情緒が漂う一方、
パビリオンは先進国にあっても違和感のない洗練されたモール。

ブキビンタンではそんな様々なマレーシアの顔を
垣間見ることができる。


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