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韓国に移住した人にソウル近くの街での生活を聞いてみた


韓国と言えばソウルと釜山が有名だが、ソウル付近のコヤー市に移住して韓国に家族で住んでいる日本人女性、マーチャンさんに話を聞いてみた。



伊田:本日は韓国、ソウル近郊にお住まいのマーチャンさんにお越しいただきました。本日は韓国での生活についていろいろとインタビューしてみたいと思います。それでは宜しくお願いします。

マーチャン:宜しくお願い致します。

伊田:ではまず、韓国に移住されたということなんですが、いつごろからそちらにお住まいなんでしょうか?

マーチャン:はい。私は2002年に韓国に来ました。

伊田:では、もう腰を据えて韓国にお住まいということですね。

マーチャン:はい、そうです。

伊田:韓国に移住したきっかけというのは、どのようなことがあったんでしょうか。

マーチャン:はい。私が以前日本に住んでいた頃、韓国にいる友達の家に遊びに行ったときに今の旦那と知り合ったんですが、彼は貿易の仕事をしている方で、日本語が片言できましたので、すぐ意思疎通ができて、付き合い始めて結婚となって、韓国に来ました。

伊田:では、韓国で旦那さんに出会って、そのままご結婚という形でお住まいになられたということですね。

マーチャン:はい、そうです。

伊田:韓国にお住まいというのは、配偶者ビザのようなものをとって、住まわれているとことでしょうか。

マーチャン:はい。最初は配偶者の同居ビザというのをとりました。

伊田:そういうことなんですね。韓国に移住する時の日本側であったりとか、あるいは韓国側の手続きですとか、どのような準備をしたかとか、その辺についてお聞かせいただけますでしょうか。

マーチャン:はい。お互い旦那の方と私の方とは、それぞれ婚姻申請を出しまして、そして、日本にある韓国大使館に出向いて、ビザをとって、韓国に来ました。

伊田:日本を出るときというのは、やっぱり役所で住民票を抜くぐらいですかね。手続きとしては。

マーチャン:そうですね。はい。旦那が韓国人なので、外国人として0から現地での暮らしが始まったというよりは、韓国の一般的な家庭の生活に加わった感じですね。

伊田:今から10年ほど前に、韓国で旦那さんと出会ったということなんですが、お子さんも只今いらっしゃるんでしょうか。

マーチャン:はい。二人おります。

伊田:ちなみに、何歳と何歳ぐらいですか。

マーチャン:はい。上の子は中学2年で、下の子は今、満6歳になります。

伊田:韓国の教育制度なんですが、これは日本と同じような、例えば6・3・3・4というような形なんでしょうか?

マーチャン:はい。教育のシステムというか、学校の長さは日本と全く一緒です

伊田:お子さんは多分韓国語は話せると思うんですけど、日本語もある程度話せたりするんですか?

マーチャン:はい。移住したと言っても私が家にいるときは日本語で話をして生活していますので、聞き取ることは可能です。ただ、家庭の中でも話すときは韓国語で答えが返ってきてしまいます。日本人の母親と住んでいるとは言え、やはり日本語に触れる機会が足りないです。

伊田:やっぱり、文字を書いたりとかもちょっと難しいんですか?

マーチャン:それは改めて、勉強しないと難しいと思います。

伊田:やっぱりそうなんですね。ちなみに、韓国って英語は何歳ぐらいから勉強し始めるんですか。

マーチャン:一般家庭ではもう幼稚園前から始めてますね。

伊田:例えば小学校とかでもカリキュラムに組まれてるような形なんですかね。

マーチャン:もう小学校レベルでは会話ができる状態です。

伊田:小学校でもうそこまで学んでいるんですね。それは別に私立のある程度選ばれた子供たちだけではなくて、普通の公立の一般的なお子さんもということですよね。

マーチャン:学校では普通に英語の教育はあるんですが、みんな家庭ですごく勉強させていますので、それぞれの家庭でも、かなり熱をいれて英語を勉強させています。

伊田:そうなんですね。韓国の受験熱がすごいとか言いますもんね。

マーチャン:はい。一部のお金落ちだけではなくて、韓国は一般家庭でもお受験は激しくて、子供の生活に大きな影響が出てます。日本の標準的な日本人の一般家庭よりも受験への執着は強いです。

伊田:ちなみに韓国だとソウルとかプサンが有名だと思うんですけど、どこらへんにお住まいなんでしょうか。

マーチャン:はい。私はソウルの隣にあります、コヤー市というところに移住して住んでいます。

伊田:コヤー市から、例えばソウルまでってだいたい車でどのくらいで行けるんでしょうか。

マーチャン:バスに乗りますと、だいたい、1時間以内で着きます。



ソウル郊外での生活費

伊田:そうなんですね。韓国の生活費とか、物価とかちょっと伺いたいんですが。おおざっぱな食費とか、住居の家賃とか伺ってもよろしいでしょうか。

マーチャン:食費に関しましては、日本の方がずっと安いです。こちらの一般家庭であっても、韓国はとても高いんですね。なので、移住してから食費で家計がかなり圧迫されています。家賃というのは日本と違いますので、一回お金をドンと入れますと、もう2年契約で月々払わずに住むことができます。

伊田:ということは家賃を2年入れたとして、例えば1年で引っ越したくなったとするじゃないですか。その際っていうのは、もう2年分丸々返ってこないんですか?

マーチャン:そういう場合には大家さんからまたもらうことができるんですが、不動産屋さんに手続きをするお金は自分たちが負担しなければならなくなります。

伊田:なるほど。ちなみにその家賃って、例えば東京とかと比べてだいたい何割ぐらいとかって、だいたいの感覚ですけど、わかりますでしょうか。月いくらとか。

マーチャン:日本でいうマンションですね。マンションに住みたいと思って、広さにもよるんですが、2年契約でだいたい、わたしの住んでいるところでは、1000万ウォンを入れる形になります。

伊田:2年で1000万ウォンですか。1年で500万ウォンぐらいということですね。

マーチャン:そうですね。

伊田:ちなみに間取りって、何LDKぐらいになるんですか。

マーチャン:我が家は3LDKになります。

伊田:例えば、それがソウルの中心部に近くなってくると、さらに上がってくるということですよね。

マーチャン:かなり違うと思いますね。価格は。

伊田:なるほど。そうすると、住宅費は日本の地方と比べてもさほど安くないと思うんですが、食費に関して、外食代が日本よりむしろ高いということなんですが、だいたい体感的に言うと1人一食いくらぐらいという感じでしょうか。高級店ではなく、平均的なお店に行ったとして。

マーチャン:食堂で韓国料理を食べるとすれば、おそらく1人あたりの費用が700円ぐらいになると思います。あとはイメージ通りキムチや辛い料理が多いので、好き嫌いは分かれると思います。サムゲタンはこちらでも高級気味な料理ですね。

伊田:なるほど。1カ月あたりの生活費というのも日本と比べて決して安くはないということですね。

マーチャン:一般家庭の支出で考えると、費用的にはだいたい同じに近いじゃないかと思います。

伊田:なるほど。今、ネット環境というのは、韓国は、非常に整っているという話なんですが、やっぱり高速のADSLだったり光回線だったりというのは、ソウルから外れても通ってるんでしょうか

マーチャン:通信社によると思いますが、田舎でもだいたいインターネットは使えますね。

伊田:なるほど。私はマレーシアに住んでいるんですけど、やっぱりスピードは日本と比べても、全然遅いですね。ホテルでも1MのADSLしか使えないとか。韓国って、日本と変わらない感覚でネットは使えているということですね。

マーチャン:私も韓国を早いと思っていたんですが、実際、日本に帰った時にインターネットをすると日本の方が速く感じるんですね。韓国はセキュリティがものすごく入っているので、そのせいで遅くなってしまうんじゃないかと言われています。なので、日本の方が早く感じています。

伊田:そうなんですね。なるほど。韓国のカフェであるとか、飲食店だとか、そういったところで、wi-fiでネットが使える場所というのは、結構あるんでしょうか。

マーチャン:今はほとんどの店が使えます。

伊田:そうなんですね。それでは、外でも仕事や調べ物をしやすいですね。

マーチャン:はい。

伊田:韓国にもう10年ほど住まれているということなんですが、実際韓国に住んでみて、海外移住の際は旦那さんのサポートもあったと思うですが、結構難しいと感じたとか、意外に簡単だったとか、そこらへんって、体感的にいかがでしょうか。

マーチャン:はい。10年前に来たので、今の韓国と10年前の韓国は、すごく天と地の差がある状態なんですね。なので、とっても大変でした。食べたいものも食べられずっていう感じですね。

伊田:10年...

マーチャン:韓国に住み始めた日本人としては、当時は文化の違いも大きかったですね。

伊田:10年前だとまだあれですかね、情報もなかなか今みたいに簡単に得られないような時期ですよね。

マーチャン:そうですね。また、韓国自体が鎖国的なところがありましたので、他の国のもの、輸入品とかもなかったですし、要するに日本でいうヨーグルトとかそういうものもなかったですね。プレーンヨーグルト自体が。なので、すごく食生活も大変でした。

伊田:なるほど、じゃあ今だと、10年前に比べると、だいぶ韓国も開放的になってきたと思うんですが、配偶者ビザ以外で移住して、韓国に住まわれているご友人とか、日本人の知人の方とかもいらっしゃいますか。

マーチャン:今は永住権を取られる方が多いのと、あとワーキングホリデーっていうビザがあるんですね。それで来られる方もいらっしゃいますね。

伊田:永住権って韓国は比較的取りやすいんでしょうか。

マーチャン:10年前は取りにくかったんですが、今は簡単に取れます。

伊田:ご存知の範囲で構わないんですが、永住権の条件っていうのは、どのようなものがあるんでしょうか。

マーチャン:おそらく、ちょっと変わったかもしれないんですが、同居ビザ・配偶者ビザで2年以上住んでいるという条件に変えられた様な気がします。あと、お金を持っている人ですね。資産があるということも前提になります。

伊田:今も日本には時々帰られていると思うんですが、その日本と韓国を行き来している中で、文化の違いだとか、考え方の違いだとか、そういったものを感じる場面というのはあるんでしょうか。

マーチャン:日本に帰ると、とにかく秩序が保たれている国なんですね。なので、規則通りに過ごしているので、事故がないっていいますか。日本はとにかくスムーズに事が進む国なんですね。韓国人は、規則があっても、守らないです。なので、規則はいらないんじゃないかっていうような国で、結構日本人感覚で生活をすると、生活しにくいところがありますね。

伊田:どことなく、マレーシアとか東南アジアにまだ似てるのかもしれないですね。

マーチャン:はい。

伊田:これから今、この話を聞いている方で、海外に移住したいとか、あるいは韓国に住みたいと思ってる方もいると思うんですが、そのような方にとって、今、10年前ではなくて、今現在の韓国に住み始めるというのはハードルが高いとか低いとか、こういうところに気をつけた方がいいとか、アドバイスがあったらお願いします。

マーチャン:はい。もし韓国に住みたいならば、まず韓国の文化を前もって知識的にだけでも、知ってから来られて方がいいのではないかと思います。10年前と今とは違いますが、やはり儒教の国なので、両親を大切にするっていうことに関しては日本よりもとても上回っていると思うんですね。

あと、とても韓国人は情が厚いですので、日本人感覚でいうと、えっと思うことが、かなりあります。でも、とても情が豊かな国なので、むしろ、自分たちがもっと情が豊かになっていける、そういう自分自身が成長できるようなそういう国でもありますし、生活環境とても整ってきました。住むにはとても楽しいところです。ぜひ、知識を、まず勉強されてから来られたら、とても楽しく過ごせるんではないかと思います。

伊田:先ほどのお話で、小さいころから英語教育が盛んと言うことですので、韓国語は話せないけど、英語は片言で話せるというような方でも、実際移住して住み始めるのは可能と考えて大丈夫ですかね。

マーチャン:今とくにソウル圏では、どこに行っても、日本語、英語できる方が多いんですね。職員の方が。なので、英語ができるのであれば、問題ないと思います。韓国語はできなくても、誰かしら、今、日本語を勉強している方もたくさんいらっしゃいますので、案内も日本語、韓国語、英語すべてで書いてあますから、全然問題はありません。



部屋の探し方

伊田:家を探すときは、日本だとネットで探すか、もしくは、地元の不動産屋さんを駅前で探すか、という形が一般的だと思うんですが、韓国で部屋探しをする時ってどういった形で探し始めるのが一般的なんでしょうか。

マーチャン:やはり不動産屋さんに行ってみるのが確かだと思います。インターネットでも物件を探せるんですが、価格は正確ではありませんので、直接不動産屋さんにいって交渉するのが確かだと思います。

伊田:不動産屋さん自体を見つけるのは、例えばネットで探すのがいいとか、繁華街を歩いて、実際足で簡単に見つけられるとか、そこらへんはどうなんでしょうか。

マーチャン:住みたいところに行きますと、とにかく不動産屋さんがすごく多いんですね。もう、すぐわかるんですよ。なので、住みたいところに行って、その地域にある不動産屋さんに行くといいと思います。

伊田:簡単に見つかるのはいいですね。

マーチャン:はい。

伊田:私がマレーシアで部屋を探したときは、歩いてもこっちでは全く見つからなくて。ネットで9件くらい問い合わせて、ようやく1件か2件、メールが返ってくるような有様だったので、結構国によって、そこらへんの差っていうのは大きいですね。韓国は不動産屋を見つけやすいということなので、そこは安心ですね。

マーチャン:はい。

伊田:韓国に住まわれていて、反日感情とか、ごく一部の人だと思うんですが、そういったことで日本人であることを理由になにか嫌な思いをしたりとか、そういったことっていうのは、実際の生活の中でどうなんでしょうか。

マーチャン:私自身はないんですが、上の子が小学校1年生の時に、クラスの子のお母さんが、この子のお母さんは日本人だから、この子は良くないと言われたことがあるんですね。でも、その時に他のお母さんがこれは国の問題であって個人の問題ではないので、そういう風に考えるのは間違ってるって言ってくれて事は収まったんですが、子供の方にちょっと影響が行く可能性があったので、前もって担任の先生に、ちょっと心配なんですということを、打診しておきました。で、今は、そういう問題はなくなってきました。

伊田:日本で、報道されてるような過激な反日感情っていうのは、実際に住んでいるとそうでもないということですかね。

マーチャン:ただ他の子のお母さん、ご両親がどういう教育を子供にしているかによって、子供が友達から受ける影響というのは多いと思うんですね。ただ、日本人でも子供が友達づきあいの上手な子であれば、問題はないです。おとなしかったり、いじめに合うタイプの子であれば、ちょっと難しいかもしれないと思います。

伊田:大人が何か嫌な思いをするとか、あるいは身の危険を感じるとかそういったことはあまりないですか?

マーチャン:はい。私も私の周りでもそういうことはありませんでした。子供がちょっと心配ですね。

伊田:なるほど。ちなみに、今後の展望なんですが、実際今、もう旦那さんと韓国に住まわれているということなので、韓国に今後も住み続けるとは思うんですが、例えば、今後旦那さんがお仕事を辞めてリタイアした時とか、どこに住もうとかそういった話をしたりすることはあるんでしょうか。

マーチャン:まだ、リタイアした時のことは考えてはいないんですが、ただ、私個人としては、ずっと韓国に移住したまま住んでいたいなという思いはあります。

伊田:なるほど。今、永住権も取られてるんですよね。

マーチャン:はい。そうです。

伊田:それだったら、もう安心して日本にも韓国にもどちらにも住めるということですもんね。

マーチャン:はい。

伊田:わかりました。では、本日は、貴重なお話ありがとうございました。

マーチャン:ありがとうございました。


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

伊田武蔵の変人疑惑

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