トリリンガルも普通。スイスに移住して日本人が仕事をする上での現実

チューリッヒの建物
※以下はスイス移住者の野元さんからの投稿

私が住んでいるのはチューリッヒで、外国人として仕事を探すのは、ヨーロッパの中でも比較的簡単な場所だと思います。

というのも、チューリッヒで話されている公用語はドイツ語ですが、ほとんどの人が英語を話すことができて、様々な会社の本社がある場所でもあるからです。

世界中に支店を持つような会社の本社だと、基本的に英語が流暢に話せる人ばかり探しています。


語学力のハードル

スイスは国の公用語も4か国語もあり、何か国語も話せる人が多い国なので、バイリンガルよりもトリリンガル、もしくはそれ以上の言語を話せる人を探している会社が多いのも現実です。

私が働いていたチューリッヒのオフィスでは、一緒に働いていた同僚5人、それぞれ3か国語以上流暢に話していたため、仕事中はいつもオフィスにはいろんな言語が飛び交っていました。

ただ、おそらく、日本食レストランで働く以外は日本語の需要はあまりないようです。

英語に加えてドイツ語、フランス語、イタリア語を話せる人を求めている会社が多いかと思います。

スイスの大学または大学院などを卒業した人や、ヨーロッパですでに働いたことのある人にとっては、仕事を探すのが比較的、簡単な場所だと思います。


スイスの労働環境

勤務時間に関しては、チューリッヒでは週に40時間労働のところが多いです。

スイスで仕事をしている場合、有給休暇は4週間から5週間で、日本の一般企業よりも確実に休みをとりやすく、みんなお互い様といった様子で気持ちよく休暇を過ごすことができます。

働くことばかりではなく、休むこともしっかり文化的に組み込まれているので、長期休暇も取りやすい環境です。


スイスに移住する際にもっていくと便利な持ち物

基本的にスイスはすべてモノの値段が高いので、できる限りいろいろと日本から持っていきたいと思いましたが、なんでも日本から持っていける訳ではないので、厳選していきました。

まずは、日本のキッチンツール、菜箸や巻きずしを作る道具、木べら、しゃもじなどです。

巻きずしを作る道具も、スイスでの仕事関係者や個人的に付き合うようになったお客様を招待した際などに、たくさん作って喜ばれました。

あとは、会社にお弁当を持って行っていたので、お弁当箱や、お弁当用のちょっとしたグッズを持っていくと同僚と話のネタにもなって、なかなか面白かったです。

下着も日本から買っていった方がいいでしょう。

チューリッヒではなかなか自分のサイズに合うものをみつけるのが難しいはずです。

質もデザインも機能性も日本のものの方が値段の割に優秀です。


あとは、化粧品。

これは買いだめして持っていきました。

マスカラや口紅程度ならばチューリッヒでも簡単に見つけることができますが、クレンジングや化粧水などの基礎化粧品や、ファンデーションなどは日本から買っていった方がぴったりとあっているものなのでいいと思います。

あとは、大量に食べ物を持っていきました。

チューリッヒ市内に日本食のスーパーもあるのですが、ただでさえ物価の高いスイスなので、日本の食品など手の届かないような存在でした。

私が持って行ったのは、海苔、干しシイタケ、ふりかけ、ワカメなどの乾物類、あとは少し重くなったのですが、お味噌とみりんも持っていきました。

そのほか、浅漬けの素やキムチの素など、何かの素という食品は、簡単にいろいろなものに使えて、日本の味が楽しめるので、大量に買っていきました。

あとは100円ショップでもいろいろと買い物をしました。

というのも、日本の100円ショップで売っているようなものが、スイスでは何倍の値段もするからです。

私が買ったものは、キッチンツールや茶碗など日本風の食器やお弁当用のグッズなどですが、買っておいてよかったと思いました。

またチューリッヒは寒い場所なので、仕事を探して長期滞在するなら、冬の寒さをしのぐためにホカロンも持っていくと、かなり助かるかと思います。

ヨーロッパにはホカロンのようなものがないので、みんなから大変めずらしいと言われます。

このように話題にもなって、あげると喜んでもくれるので、多めに持って行っても損はないはずです。

公私共にコミュニケーションツールとして使えます。


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