ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ってきた




地下鉄のバンサイド駅から4番線に乗って、86ストリートの駅で降りて、そこからセントラルパークのところにあるメトロポリタン美術館を目指した。

地図で見るとすぐ近くにあるし、碁盤目状に道が出来ているので、簡単に辿り着けるかと思いきや、iPhone搭載のコンパスがどうもずれているらしく、おかしな方向に行ってしまった。

結果的には、E84ストリートというところに出たので、そこから公園に歩いて行くことができた。

当日雨が降っていたので、かなり肌寒く、セントラルパークの中も人はまばらだった。

そして、メトロポリタン美術館らしい建物は早々に見つかったが、どうも入口の裏側に出てしまったらしく、結局セントラルパークの中をぐるっと回って、再び5番街の道沿いの入口にようやく辿り着くことができた。

これだけ雨も降っているし、土曜日とはいえ人も少ないかと思ったが、実際には行列が出来ていて、中に入るまでに3分から5分ほど並ぶことになった。

そして、メトロポリタン美術館の中に入ると、最初はエジプトの博物館のような展示が続いて、大英博物館に来ているような錯覚を覚えた。

このメトロポリタン美術館というのは非常に面積が広大な上に、展示物が多いということで知られていて、丸一日かけても見きれないという話すら聞いたことがある。

実際どのくらいかと思っていたが、最初のうちは意外にも狭いのではないかと思った。

というのも、建物の構造を誤解していて、メトロポリタン美術館の一部を全体だと思っていたため。

実際問題として言うと、4時間見て回っても、全てを見きることができなかった。

もちろんこれは、自分の好きな絵であるとか、そういったところで足を止めたりしていた結果として、時間が足りなくなっただけなので、急ぎ足で回れば十分な時間なのかもしれないが、それでは鑑賞するということができないので、自分のペースでのんびりと回っていた。

他にも、イタリアやギリシャの彫刻であるとか、現代、近代の絵画、更に日本の着物や鎧兜、中国や東南アジアの骨董品などが並んでいる。

その中でも、いくつかの貴族の部屋を再現したような展示というのがあって、こちらは個人的に興味深かった。

こういった部屋というのは、はっきり言ってしまうと、ある程度のランクの高級ホテルであれば、ロビーであるとか、そういったところで今現在も見ることができるような物だったりするので、そこまで興味をそそられないこともあるが、このメトロポリタン美術館の展示に関して言うと、かなり趣味がいい感じがしたし、いくつか種類があったので、様々な部屋のデザインというのを垣間見ることができて、満足度は高かった。

どちらかというと、美術館というよりは、博物館としての展示の方が多いらしく、7割から8割ぐらいは過去の歴史上の価値のある遺物が、中心を占めているという印象。

逆に言うと、絵画や彫刻というのは、2割から3割程度しかないので、純粋に美術館に行くというよりは、ある程度博物館に行くような感覚で訪れた方がいいのではないかという風に感じる。



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執筆者、伊田武蔵
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