ナイアガラの町が意外にも発展している

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世界三大瀑布の1つでもあるナイアガラの滝に行こうと思って、トロントからやってきた。

もう一つの世界三大瀑布の滝であるアフリカのビクトリアの滝は、いかにも自然の厳しさの中に佇んでいるような映像を見ていたので、このナイアガラの滝も、ある程度自然の地形の厳しい場所にあるのかと思っていたが、第一印象としては、しっかりと町として発展しているということ。

まずは、ナイアガラのバスターミナルに到着して、そこから滝の近くに行ったが、徒歩で言うとだいたい約30分ぐらいの距離。

そこまでの道すがら、そこまで人が少ないわけではなく、かと言って発展しているわけでもない中途半端な町並みという程度の印象ではあったが、滝の近くになってくると、急にけばけばしさが増してきて、カジノやゲームセンター、そしてなんと言っても蝋人形館がいくつもある。

この蝋人形館が3つも4つも狭い地域に並んでいるので、さすがにこれは競争が激しすぎるのではないかと感じる。

正直なところ、有名なマダムタッソーの蝋人形館ですら、あまり魅力を感じないので、こうした無名の蝋人形館まで複数立ち並んでいて、ビジネスとして成り立っていくのかどうかは不明。

ジョニー・デップが演じるジャック・スパロウの蝋人形も店先に並んでいたが、わざわざ中に入ってまで見ようとは思わなかった。


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食事には困らない

幸いなことに、それだけの需要がある場所なので、レストランもたくさんあって、とりあえず食べるのには困らない。

逆にスーパーマーケットが見つからなかったので、物価の調査が出来ないため、ホテルで聞いてみたらこのあたりにはスーパーマーケットはないという。

滝の近くは観光客向けのエリアになっているので、離れた場所に地元民向けのスーパーがあるらしい。

ナイアガラ周辺は完全に車社会なので、徒歩で人が長距離の移動をすることは想定していないはず。

そういった意味で言うと、車で10分とか15分の位置に大型のスーパーがあれば、十分事足りるわけなので、そういった形で町作りをしているのだろう。

滝周辺は、西洋料理だけではなくて、日本料理店もあるし、日本のお土産屋の斎藤という店もあった。

それ以外に韓国料理であるとか、中華料理とか、そこら辺のアジア系の食事というのもあるし、あとはインド料理であるとか、トルコ料理、さらにハンバーガーを出している店とか、色々と出ている。

どうしてもカナダに来てから野菜不足になっているところがあったので、韓国料理でそこら辺を解消しようかと思ったが、広い店内に誰一人としてお客がいなくて、店員も見当たらない。

その上、トイレの芳香剤らしき臭いが漂っていたので、そこは静かに退散することにして、すぐ近くにあったマンマミーヤというパブのような店に行って、パニーニとスープとラムチョップを食べることにした。

マンマミーヤのスタッフは感じがよくて、接客が丁寧な印象がある。



ナイアガラに来てからの食事の時はいつもこのような感じで、観光客向けだからといって、ペナンのように適当にあしらうこともなく、そこら辺はチップの国だからなのか、かなり印象がいい。

さらに言うと、このナイアガラの滝周辺は意外にもホテルが安くて、5千円台で十分に中級ホテルに泊まることができたので、東南アジアに比べて食費はかかるものの、宿泊費だけで言えば決して高いわけではない。

Oakes Hotelも泊まり心地が悪くなかった。

ただし、ナイアガラの滝は何日も見続けるほどの価値があるものとも思えないので、あえて積極的に長期滞在をするほどの価値はないし、ましてここら辺に住みたいと思うような魅力があるわけではなかった。


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