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アメリカに移住した留学生に仕事やビザのことを聞いてみた




アメリカは移住先の候補であるだけではなく、永住権についても取得を考慮した。

グリーンカードを取得すると世界のどこに住んでも課税されるので、断念したが・・・。

今回はアメリカに移住したSさんに話を聞くことができたので、その内容をシェアしておく。

以下はニューヨーク郊外で日本語教師をしているSさんから聞いた話。


「アメリカに移住する前にする準備の段階で、気を付けておいた方がいいことはいくつかあると思います。

一つは、自分が移り住む町についての情報をよくわかっておくこと。

特にどんな情報かというと、まずその町の治安の良さですね。

ニューヨークとロサンゼルス、シアトル等の有名な街でも安全度は違い、さらに同じロサンゼルスでもエリアによって極端に危険な場所があったりします。

特に女性であれば、昼間、夜間問わず一人で歩いても大丈夫なのか?

また、人種差別などが起こりやすい場所かどうかということも、調べておいた方がいいと思います。

基本的にアメリカの中でも保守的でコンサバティブと呼ばれている州に移住する場合は、人種差別がまだ残っている場所がありますので、そういう点は注意しておいた方がいいと思います。

一般論で言えば、南部は北部に比べて保守的な傾向にあります。


また自分が住む家の周りには何があるのか、また町には何があるのかも知っておく必要があると思います。

私が今実際に住んでいる場所なんですけれども、近くに全くコンビニがないので、もしも夜中に何か必要なものがあるっていう時に、少し歩かないと買いに行けない場所なんですね。

でも、ここはあまり治安がよくないので、夜中に一人で歩くことは、たとえ男の人でもあまり勧められていません。

ですので、移住前にアメリカの中でも、やっぱり自分の町に何があるのか把握しておかないと、物が突然なくなったり、突然必要となった時に不便に感じることがあります。

また、私の場合は銀行がダウンタウンにあるんですけれども、歩いて15分以上かかるんですね。

夕方に銀行に行って、そのまま一人で歩くとつけられる場合もあると聞いたので、銀行がどこにあるのかとか、例えば銀行に行かなくてもATMなどもありますので、家の近くで利用できるATMがどこにあるのか、そういう安全面、自分の身を守るための情報をきちんと把握しておいた方がいいです。

今言ったのが、主に住む場所と治安に関する上で気を付けておきたいこと。


もう一つが、私は学生ですので、留学という点に関しては、その学校の特色であったりとか、その学校の制度についてもきちんとわかっておかなくてはいけません。

アメリカは特に、授業を取っていく上ではエッセイを書くことが必ず付いてまわります。

そのエッセイを書く際に、もちろん参考文献なども使うんですけれども、その参考文献の記載の仕方や、実際自分がその本から得た情報をエッセイ内に書く時には、引用元について詳しく書かなくてはいけないんですね。

その記載の仕方が、大学とか先生によって全然違う制度を取っていたりするので、自分が行く大学はどういうようなものを採用しているのか、また、もしも参考文献の記載に何の馴染みもないのであれば、予め参考文献を書くのはどういうふうに書くのか、事前のアカデミックな知識は学生にとってすごく必要です。

あとは、授業の体系が日本とは違います。

受け身でずっと教授の話を聞くスタイルはあまりありません。

常にディスカッションがあったり、たとえディスカッションがなくても、実際に先生が質問したものにあてられる前に答えていくのがアメリカの授業のスタイルです。

そのスタイルをきちんと理解した上で、自分はどういうふうに授業に臨むのか、アメリカに来る前からきちんと考えておいた方が、その後の授業がスムーズに進むと思います。

後は大学内に住むのであれば、寮のルールや、寮の形態がどうなっているのか、というのもわかっておいた方がいいですね。

キッチンがちゃんと付いている寮なのか否か、もしも付いていなかったら、どこで調理ができるのか。

部屋に何がもともと付いているのかも知っておく必要があると思います。

寮によっては冷蔵庫とか、電子レンジが完備されている所もあれば、勉強机とベッドだけという場所もあります。

なので、移住する前に、住むことに関する情報は、最低限でもちゃんと調べてわかっておく必要があると思いますし、これが特に大切な注意点だと思います。」


アメリカの物価の現実



移住してからの物価なんですけれど、基本的には日本と同じです。

スーパーに行って、それこそ物によって値段の違いは多少ありますけれども、基本的にはレストランに行っても、スーパーに行っても、日用品を買うにしても、日本と同じぐらいの物価の高さです。

ただ、細かく言うと、食べ物に関してはアメリカは肉系は安いんですけれども、野菜やフルーツは高いです。

日本もフルーツは高いので、この辺りは一緒なんですけれども、肉は本当に家族4人分ぐらい入っているだろうという物でも、安い時では3ドルとかで買えるので。

3ドルで300円ぐらいですね。

で、量が日本よりも多く入っているので、冷凍保存でも上手にすれば肉に関しては安く済みます。

ただ、野菜が日本に比べると高いですし、種類も少ないですね。

あまり新鮮な物が売られていません。

国土が大きい分輸送に時間がかかるのか、理由はちょっとわからないんですけれども。

なので、アメリカに移住したら買い物の際に品質と値段は本当に比較すると高いと思います。

アメリカ人は大きいというイメージが、基本的に日本人の中にあると思うんですけれども、全くその通りで、売られているもの全て量が多いし大きいんですね。

なので、アメリカに住む家族にはいいかもしれないですけれども、移住して一人暮らしをする人間にはちょっときついですね。

量は多い、これだけの量はいらない、でも量に比べると値段は安いかもしれないけども、食べきれなくて腐らせてしまうんなら、それは結局高くつく。

一人で暮らす人間にとっては、よっぽど料理のスキルが高いか、大食いの人でない限りはちょっと消費がきついかなと思います。


基本的にアメリカに移住してからは、外食が日本に比べると高いです。

たとえばニューヨークだとファーストフード、ハンバーガーとかサンドイッチとかはすごく安いんですけれども、イタリアンレストラン、日本での安いファミリーレストランなどに行っても、スパゲッティだけで、10ドル以上とか取られるんですね。

でも、日本だと同じような味で、それにデザートが付いて、ドリンクが付いて、サラダが付いて、ランチで950円とか800円とかなので、そういうところに比べると、基本的にアメリカで外食をすると高いです。

もしも、アジア系の料理が食べたいのであれば、チャイナタウンの中華料理屋に行かない限りは、全て高いですね。

材料が手に入らないので、それは仕方がないのかなとは思うんですけれども。

食べ物に関してはそんな感じです。


日用品は、トイレットペーパーとかキッチンペーパーとか洗剤は、日本とほとんど変わらない値段です。

ですが、文房具のノートとか、のりとかが高いんですね。

安い物も売ってるんですけれども、安いものはすごく質が悪くて書きにくいので。

日本は基本的に紙の質がいいことで有名なので、慣れるまでは大変だと思いますし、高いノートも決してめちゃくちゃ品質がいいとは言い切れないので、日用品に関してはちょっと高いかなという印象があります。

服などに関しても、H&MとかFOREVER21とか、日本でも今すごく人気のブランドはすごく安いですし、ニューヨークをはじめ大きな街ならそういう安い服屋さんは多くあります。

ただ、その代わり品質はあまりよくないのと、アメリカの洗濯機がそんなに優秀ではないので、移住後はすぐ服が傷み、ちゃんとしたケアが大切です。

その他の服屋さんは日本と値段が変わらない物でも質が悪いですし、質が良い物を選ぼうと思うと、すごく高いです。

またサイズなどの問題もありますから、日本人がアメリカでブランド物以外の服を多く買ってるのは、あまり見ないですね。

他に、ここ最近特にアメリカの物価が上がっていて、暮らしの必需品の牛乳とか、卵とかですら、もうずっと何十円単位で上がり続けているので、物価は決して安くないです。


アメリカに移住して日本人が仕事をしていく上での現実



日本人がアメリカに移住して仕事をしていく上では、英語力がまず一番最初に挙げられる課題だと思います。

こちらに移住して仕事をしていくと、常にさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

そのトラブルに対応できる英語力は、必ず必要です。

まず、アメリカでは日本のように理不尽なことを言われて、頭を下げて仕事をすることがあまりありません。

自分が納得いかなければ、納得いくまで自分の意見を言う、相手の意見を聞くというのがアメリカでの典型的なスタイル。

その時に自分の意見をきちんと反映して、相手の意見を聞くということはとても大切なことで、それはまずどこでも難しいことですけど、それを第二外国語の英語を用いてすることは、日本人にとっては大きな課題じゃないかなと思います。

日本はあまり上司に意見を言ったりだとか、グループでのすごく白熱したディスカッションはあまり起きないんじゃないかなと思うんですけれども。

アメリカでは当然、上司だろうが同僚だろうが、自分の意見はきちんと言います。

ですが、上司はあくまで上司です。

あまり上下関係がないと言われているアメリカの社会でも、ボスと呼ばれる人はやっぱり尊敬に値する人です。

その尊敬に値する人に対して、失礼にならず、トラブルも起こさず、しかしなおかつ自分の自己主張をしていくのは、相当な英語力が必要です。

また、自己主張ができない、何でもYES、NOのシンプルな言葉で意見を言っていく、返事をしていくということは、何も考えていないと認識されます。

ですので、自己主張をして、相手の言っていることもきちんと理解して、その上でまた自分の意見を言い、会話をより大きく膨らませていくのはとても大切です。

また、もちろん仕事をしていく上ですから、仕事に関する専門知識は、必ず英語で理解していかなくてはいけません。

私の場合、移住してから日本語教師をしていますので、言語学に関することや日本語の文法に関することは全て、日本語はもちろん、英語でもきちんと説明できるようにならなくてはいけませんでした。

また、そういうことを他の言語の先生と話すこともあります。

違う言語、例えばフランス語やスペイン語の先生と話す時によっても、自分の国の言語を英語で説明しなくてはいけない。

それが出来ないと、この人は本当に仕事が出来ているのかという不信感を生みます。

ですので、自分の仕事に関しては、絶対にきちんとした英語力を用いて説明できる力をつけておく必要があります。

また、英語力以外に、文化の違いも日本人にとってはすごく大きな課題になると思います。

先ほども述べましたけれども、意見を求められることが多くあるのですが、自分の意見をきちんと伝えることに日本人はあまり慣れていません。

また、アメリカ社会は自己責任の文化の上に成り立っています。

疑問に思ったことは、全て自分で確認をしていかなくてはいけません。

移住者だから、外国人だから相手がなんとかしてくれる、書類で何とか片付く、そういうことはめったに起こりません。

例えば、給料の問題、勤務体系の問題、仕事の問題に関しては、自ら常に確認を取っていって、自分で理解しておかなくてはいけません。

知らなかった、わからなかったでは済まされません。

これは、仕事だけではなくて学生にも起きる問題です。

また、アメリカではよく「あなたはこの仕事ができますか?」というふうに聞かれます。

仕事ができるかと聞かれて、黙ってしまうのは絶対にいけません。

というのも、沈黙は自分の意見も反映できない、出来ないことすら言えないというふうにとられて、信頼を失ってしまいます。

ですので、次から仕事のチャンスがもらいにくいです。

黙ってしまうということは、自信がないととられ、じゃあ次からはこの仕事は違う人に任せようという流れになってしまうのが、アメリカの社会です。

ですので、出来るか出来ないかを聞かれた場合は、迷わずすぐに出来ると言う必要があります。

日本人はよく謙遜と言われる通り、出来ることでもすぐに出来るとは言いません。

ですけれども、アメリカではその謙遜さ、黙ることによって、出来るけれども一応敬意を表すという観念がないので、その態度は認められません。

ですので、アメリカに移住してからは、出来るなら出来る、そして、もしも出来ないのであれば出来ないと言わなくてはいけません。

というのも、もしも、出来ないことを出来ると言ってしまえば、最終的に仕事が出来なかった場合、相手からしたら自分の出来ることと、出来ないことも把握できていないと取られてしまいます。

自分に何が出来るのか、何が出来ないのかをきちんとわかっておいて、それをきちんと伝える、常に自分の状況を把握して、なおかつ英語を用いてきちんと相手に発信していくことが、アメリカで仕事をしていく上でとても大切なことです。

私は大学機関で働いているのでビジネスの部分はよくわかりませんけれども、ここでもさまざまな言語の教師がいます。

その時に、やっぱりアジアの言語の先生は、ヨーロッパ言語の先生に比べると、あまり意見を強く言わないし、自分が出来ることや、やりたいことも発信していかないので、大学機関ではアジアの言語学部は少し消極的だととられる場合もあります。

ただ、大学ですので、もちろん文化についてよくわかっている職場ではありますし、あまりそれは大きな問題にはなりませんけれども、一対一で勝負をしていくビジネスではすごく大きな問題になりかねません。


アメリカに移住する際に取得したビザ



アメリカに移住する際に取得したビザの種類はJ-1 VISAで、交流訪問ビザと呼ばれるものです。

主に、交換留学生やインターン生、研究生などに渡されるビザです。

私はステータスは学生になるんですけれども、今いる大学では、アメリカで日本語の教員の助手として働くというもので、インターンシップにあたりますので、インター生としてJ-1 VISAが発行されました。

この、J-1 VISAをもらうための手続きとして準備をしなくてはいけないのが、パスポート、写真、DS-2019といって、例えば大学に行くのであれば、その学校から渡される入学許可証みたいなものです。

その学校がDS-2019を発行すれば、アメリカがそれを持っている人間に対して、ビザを発行するということになっているので、このDS-2019がない限りはビザは発行してもらえません。

ですので、その学校から「来ていいですよ」という許可をもらうことが、移住の第一条件になります。

写真もきちんと写真屋さんで撮ったもので、目の高さ、顔の位置、大きさ、全て細かく指定されているんですね。

なので、写真屋さんに行って、こういうふうに撮ってくださいと言って頼むのが一番早い方法です。

値段は約1000円から1500円で撮ってもらえるので、あまり費用は高くないです。

その後に、ビザを発行してもらう手続きのために必要な情報を入力していかなくてはいけないんですけれども、今は全てオンラインでの手続きになっています。

ですので、もしも留学の斡旋会社に頼めば斡旋会社がしてくれますけれども、自分でするのであれば、アメリカの外務省のページに行って、自分で全て手続きする必要があります。

この情報を記入したもの以外に、銀行貯金の残高証明書もいります。

これはゆうちょ銀行でも大丈夫なんですけれども、自分が今残高をどれくらい持っているかを証明しないといけないんですね。

というのも、移民が多い国ですので、十分な残高を持っていない人間は、そのまま不法に移住されるんではないかと役所が恐れているので、そういう人間に対してビザを出してはくれません。

実際に調べると金額の指定はないんですけれども、だいたい150万円以上の証明を出さないと、あまりビザは発行してもらえません。

もしも奨学金がもらえるのであれば、その奨学金がもらえる期間と金額をきちんと提出する必要がありますので、その場合は残高証明にお金がなくても奨学金がもらえるという証明さえ出せれば大丈夫ですけれども、いったい自分がどれくらいの財産を持っているのかをきちんと提示しなくてはいけません。

全ての書類をそろえた後で、面接の予約を取ります。

で、その後に向こうから何日の何時に来いという連絡が来るので、そこに行きます。

その面接の際には、絶対に日本に帰るという意志を示さなくてはいけません。

アメリカに残りたい、このまま仕事がしたいと言うと、このまま移住したい、アメリカに永住する意志があると取られてビザが発行されませんので、グリーンカードやワーキングビザを申請しない限りは、日本に必ず帰る意志を伝えなくてはいけません。

ですので、J-1 VISA、あとはスチューデントビザのF-1 VISAを取る人に関しては、今私が述べたような情報の準備が必要なのと、面接での注意点は日本に帰るという意志を伝えることだと思います。


伝えるのが難しいこと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
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