ハンガリーの場合は、ユーロではなく、独自通貨のフォリントが使われている。
国家としてはユーロを導入したいという希望もあるらしいが、なかなかそこまでの段階に達していないらしい。
しかしながら、カンボジア等の新興国で見られるように、二重通貨とも呼ぶべき状態が存在するのも事実で、ブダペストのレストランやバーでは、フォリントでの価格の表示に加えて、ユーロでも表示されていることがある。
その日のメニューを書いている小さな黒板のメニューだと、ユーロ表示のみという場合もある。
とはいえ、ATMで引き出せるのはフォリントのみなので、わざわざユーロで支払いをする理由もなく、これまでは普通にフォリントを使っていた。
しかしながら先日、Hotels.comを通して予約をしたブダペストのブダ側、つまりドナウ川の西側にあるアパートメントホテルが、ユーロでしか支払いができず、しかもクレジットカードが使えずにキャッシュのみということで、ユーロを手に入れる必要に迫られた。
去年もスロバキア等に行ってきたので、50ユーロだけは残っていたが、これでは宿泊費として足りず、いくつかATMをあたってみたものの、その限りではやはりフォリントしか引き出せないらしい。
私が確認したのは記憶の限り、INGバンク、クレディ・アグリコル銀行、ブダペスト銀行、ハンファ銀行のATM。
ATMでユーロをおろせないとなると、仕方がないので一度フォリントで引き出した後、両替に行く必要がある。
両替が不可避になった
当然ながら手間もかかるし、それだけ手数料も2重3重にかかってくるので乗り気はしないものの、もうすでにホテルも予約してしまったし、キャンセルをした場合のキャンセル料として2泊分を支払うのも無駄だったので、仕方がないので両替を行うことにした。ということで、一度下ろしたお金を近くにあった両替商に持っていき、そこで必要なユーロの金額をいって両替をしてもらった。
余分に出した分のフォリントは、そのままフォリントでお釣りをくれた。
あとは当然為替レートのところで手数料が上乗せされることになるので、時間が無駄になった上に、金銭的にもマイナスという面倒な話になる。
しかしながら、Kalvin ter駅からMoszkva ter駅に移動して、ここのホテルにチェックインしてみると、あきらかに普通のアパートを活用しているだけで、イメージ的に言うと、airbnbに近い。
これではクレジットカード決済が出来ないのは仕方がなさそうだし、現金払いしか扱っていないのはやむを得ない感じもした。
しかしながら、フォリント払いには応じて欲しいというのが率直なところ。
とはいえ、悪いところばかりではなく、部屋に面した中庭はとても長閑で、花が咲き乱れていて綺麗だし、過剰と思えるぐらいに町の説明もしてくれたので、そういったところには好感が持てた。
さすがに現金しか使えない上に、その国の独自通貨ではなくて、他の主要通貨を支払いに指定されることは、東欧を旅していても今回が初めて。
あくまでも例外的なレアなケースという話になる。
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