クロアチア旅行で候補をザグレブだけにするのはもったいない

クロアチアと言えば、
サッカーのイメージぐらいしかなかったが、
実際に訪れてみると魅力が大きかった。

私が訪れたのはザグレブ、リエカ、プーラ、ロヴィニ。ポレッチ。

ザグレブ以外の3つの都市はアドリア海沿いの街で、
唯一ザグレブのみが内陸の街。

ちなみに、ドゥブロヴニクも有名だが、
位置的に離れていたこともあって今回は敬遠した。

なにしろ、移動で長距離バスに乗るたびに
なにかしら不愉快な思いをすることになっていたし、
仮にドゥブロヴニクを経由するとなれば
車酔いとの戦いを長時間強いられる可能性も高かったので。



ザグレブ以外こそ魅力が詰まっていた


ザグレブはこじんまりとした街で、
ヨーロッパを周遊している中で訪れると
よく見た光景の繰り返しの要素が強い。

ザグレブの観光にかかったのは
半日程度だったのだが、
それだけコンパクトな街。

ヨーロッパの首都の中でも小ぶり。

聖母被昇天大聖堂は見事だったが、
わざわざクロアチアというヨーロッパの中心から外れた国に来なくても
同レベルの教会を見る機会はある。

クロアチアらしいという意味では、
聖マルコ教会が見所だろうか。

とは言え、観光の目玉というには弱い。


それよりも、アドリア海沿いの街まで足を伸ばすと
美しい街がたくさん存在する。

個人的に気に入ったのはポレッチで、
約3週間の逗留となった。

おかげで他の街の日程が詰まってしまい、
クロアチアの次に訪れたハンガリーでの滞在が
短くなってしまうという弊害を生んでしまったのだが、
それはまた別の話。


ポレッチは華やかというよりは落ち着いた街で、
だからこそ居心地が良かった。

同じアドリア海沿いでもヴェネツィアのような賑やかさはなく、
ごく限られた旧市街を抜ければ平穏な暮らしが垣間見える。

ガーデニングも盛んなようで、
戸建ての住宅はきれいに整備された庭が見事だった。



タイでの生活を終えた後の展望として北欧への移住も考えているが、
物価が安くて気候も良いポレッチを訪れると、
こちらの方が環境として優れている気もしてくる。


ポレッチよりロヴィニの方が華やかさという点では上だったが、
なにしろポレッチの逗留が長引いたために
数週間を割くわけにはいかず、
後ろ髪をひかれる思いで去った。



ちなみに、このロヴィニは
ヨーロッパで最もロマンチックな街との称号も持つ街。

上記の写真にもあるように、
街を少し離れたところから眺めると
とてもフォトジェニックであり、
旅愁をそそられる。

主な交通手段は長距離バスだが、
バスターミナルから旧市街に向かう最中に上記の光景に遭遇できる。


プーラはなんと言っても
円形闘技場が特徴の街。

ローマよりはアルルのコロッセオの方が
雰囲気が似ていた。



荷物をホテルに置いた後、
期待を高めて感動のご対面といきたかったが、
バスターミナルからホテルへの移動中、
スーツケースを引きずりながら円形闘技場の脇を通りがかってしまい、
なし崩しにプーラのピークを越えてしまった(笑)。

カステル要塞も訪れたが、
こちらは城として見事というよりも
プーラの街を一望できるところに価値があった。




リエカは商業的にも重要な意味を持つ港町で、
トルサット城塞を目指し、
汗をかき息を切らしながら長い坂道を登った。




こうした身体性のある経験は記憶に残るもので、
すでに気温が30度を越える時期に丘を登るのは疲れたが、
不思議と充実感のある思い出になっている。

街は適度ににぎやかで、
リエカはどこかイタリアに近い雰囲気を持っていた。




振り返ってみると、
クロアチアを周遊したものの、
再訪したいのはアドリア海沿岸ばかり。

正直、ザグレブは一度訪れれば十分という印象。


クロアチアがシェンゲン協定を実施すると、
他のシェンゲン圏の国と滞在日数が共通となる。

できれば、そうなる前に訪れることで
ヨーロッパにロングステイしたいと思う今日この頃。

タイのビザが切れる頃には
さすがにクロアチアのシェンゲン協定も実施されているだろうから、
タイミングはかなり難しそうなのが悩ましい。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事