フレンズプロビデントを解約したいとか、
IFAを移管した方がいいのかといった
悩みを口にする人がいる。
元々は長期スパン、
人によっては25年という期間で積み立てをする予定だったが、
事情が変わってしまったということ。
理由は様々だが、
リストラや会社の倒産等の経済的理由よりも
よく耳にする問題がある。
それは代理店と連絡が取れなくなったこと。
元々はサポートをしてくれるという話で契約したのに、
雲隠れしてしまったり、
露骨に対応が送れるようになったり。
それに嫌気がさしてフレンズプロビデントの解約を
検討し始めたという人は少なくない。
あるいは日本人の代理店から申し込んだがサポートがなくなり、
日本語サポートのあるIFAに移管したいという人も。
これらの問題に共通する原因として、
2012年にフレンズプロビデントが日本在住者からの
新規の受付を停止したことがある。
それによって代理店のビジネスが成り立たなくなり、
一部業者がサポートを投げ出して撤退してしまった。
ひどい話だが、
海外で細々仕事をしている日本人の中には、
責任感やビジネスマナーが現地人化してしまったり、
逃げることを前提にしているのではないかと
疑いたくなるような人もいる。
もちろん停滞している日本市場に見切りをつけ、
ビッグチャンスを狙って優秀な人が海外進出する例も数多くある。
私の友人達を見ても、
起業家・経営者・会社員の立場の違いこそあれ、
海外で働く優秀な人は多い。
ただし、そうではない人がいるのも事実。
そして、フレンズプロビデントの代理店の一部が
残念なことにそれに当てはまっていたのも事実。
こうして当初想定していたようなサービスが受けられず、
解約を検討する人もいるし、
IFAを移管することで解決しようとするケースもある。
解約の問題点として、
初期口座の機関中だと既存の積み立て額が
没収になってしまうこと。
これはもったいない。
しかし、日本在住者が加入可能なタイミングで
フレンズプロビデントをスタートしたなら、
すでに初期口座の期間は終了しているはず。
それであれば、
解約というのも1つの選択肢になる。
また、今後の積み立てを停止するという手もある。
ただし、解約にしろ積み立ての停止にしろ、
初期口座への手数料が無駄になるという面がある。
IFAの移管の場合、
これまでの契約を引き継ぐ形になるため、
この問題からは解放される。
ただし、変更の手続きが面倒なので嫌だという人や、
もうフレンズプロビデントは懲り懲りという声も。
そうした場合には、
解約してすっきりしてしまうのも手。
どちらにしても、まずは連絡先が分からないとか、
契約内容が不明ということだと厳しい。
実際、フレンズプロビデントに申し込んだのは理解しているが、
IFAは不明という人もいる。
長期積立投資をする上でIFAは重要だが、
それを把握していないということだと
スタート地点から難航の予感がしてしまう。
そんな時にも手厚いサポートを受けられれば問題ないが、
代理店の廃業等ではしごを外されてしまうと、
契約内容もよく分からない人がポツンと取り残されてしまう。
自分がしっかりするか、
サポートを受けられる環境を整えるか。
最低でもどちらか一方は満たすべきだし、
理想は両方の条件を満たすこと。
それができていないと、
解約とIFA移管のどちらが適しているかさえ、
材料不足で判断しがたくなってしまう。
投資とは自己責任の世界。
自分が何をしているのか分からないという状況は
さすがに危険過ぎるので避ける必要がある。
契約時に内容をしつこく思われるぐらいに確認しておくことが、
結果的に自分の身を守ることになる。
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