ネパールの首都、カトマンズに移住して暮らしていた人と
バンコクで会うことができた。
というよりも、順を追って説明すると、
元々私がその人と出合ったのは
彼がバンコクに住んでいる時だった。
その後、ヒマラヤ山脈のふもとにいると聞いていたが、
それがどの国かは次に会うときまで知らなかった。
なんとなくヒマラヤのふもとが
脳内でチベットに転換されていたが、
彼がいたのはカトマンズだったとのこと。
以前に住んでいたことがあり、
(タイに来る前)
これから再び住み始めようと思っているので
改めて下見に行ってきたという話。
この段階になって、
彼が日本から夫婦でネパールに移住して、
数年の生活を送った後でバンコクに来ていたことを知った。
ちなみに奥さんは海外に出ることは賛成だったらしいが、
事前にカトマンズを訪れたことはなく、
暮らし始めた当初は想像よりも発展していなくて
戸惑いもあったという。
その後、不動産管理等の仕事をしながら、
バンコクで数年を暮らしていたが、
再びネパールに戻って暮らすらしい。
理由を聞いてみたら、
まずは大都会よりも素朴なところに住みたいとのこと。
たしかにバンコクは大都会だし、
自然が多いとはとても言えない。
個人的には好きな街だが、
どうしても合う・合わないはあるだろう。
そして2つ目の理由として、
バンコクの物価が上がっていることがあるらしい。
たしかにタイも家賃を中心に、
外国人らしい暮らしを送ろうと思えば
日本の地方で生活するのと同じぐらいの費用がかかる。
同じ金額で得られる生活の質は高いと思うが、
出費を抑えながら暮らしていくための街ではない。
対してカトマンズはまだまだ物価が安いため、
そちらの方が住みやすいと判断したとのことだった。
いつごろネパールに移住するのか聞いたら、
早ければ来月ということで、
トントン拍子で話が進んでいる印象。
向こうではバーを開く予定ということで、
水面下では色々な手続きがあったと思うが、
スピード感のある行動という感じを受けた。
私もマレーシアに初めて移住した時に比べ、
次にフィリピンで暮らし始めた時は気楽だった。
一度経験してしまえば、
二度目以降はぐっと楽になる。
しかもこの人の場合、
以前にネパールで生活していたこともあるため、
移住するというより戻る感覚に近いのかもしれない。
そして、既婚者が移住する上で大きな障壁になりがちな
家族の同意も得られているということで、
カトマンズは住みやすいのか?
元々住んでいた街ということで、
カトマンズの暮らしについても聞いてみると、
やはりインフラは弱いらしい。
停電は頻繁だし、
ネット回線も安定していない。
私自身、ネパールを移住先として考えた時、
この点が懸念材料だった。
リサーチの結果、
今の段階で見に行く住む場所の候補として
見に行く意味はなさそうだということで
ひとまず保留にしておいた。
治安については良好で、
バンコクよりもさらに安全なほどということ。
ラオスに似た空気感ということで、
このあたりはイメージに近いところ。
そして前述の通り物価は安く、
カトマンズは首都でありながら
素朴な地方都市のような趣という。
ラオスの首都のビエンチャンもそんな感じだったので、
それをイメージすると分かりやすいだろう。
そして、バンコクからは意外に近く、
台北に飛ぶよりも近いぐらい。
もちろん日本まで行くよりも
カトマンズの方がずっと近い。
そう考えると、
現地で手に入らない物があったとしても
バンコクへ買い物に来ることも可能な距離だし、
思ったよりハードルは低そう。
また、ネパール料理としてはダルバートや
momoという蒸し餃子、
麺料理のchowmin、
香辛料に漬けた肉を焼いたsekuwaが有名。
インドの影響を強く受けた食文化であることがうかがえる。
後はインフラの整備を待ちたいところだが、
これには時間がかかりそう。
急速に改善されているわけでもないというし、
それを望むのも無理があるはずなので
気長に待つしかないのだろう。
逆に言えば、
今の段階でネパールに移住したり、
長期滞在するのであれば、
インフラの脆弱さは許容する必要がある。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
電子書籍のプレゼントページへ