フィリピンに永住しないのに永住権を取得する理由

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マニラ市のマカティに住んでいるものの、
フィリピンに永住する予定はない。

その前に2年滞在したマレーシアと同様に、
一時的に住むだけのつもりでやって来たし、
実際に来年にはまた引っ越していくつもりでいる。

もうどこかの国に何年も住み続けるという発想がないので、
当面は転々としながら暮らせたらいいと思う。

ただ、それでいながら
私はフィリピンの永住権、クオータービザを申請した。

この行動が不思議がられる。

取得予定時期はマカティの自宅を引き払う頃なので、
それなら要らないのではないかと。

たしかに今回の滞在においてはフィリピンの永住権は不要。

観光ビザを更新していくことで1年は住めるので。

では、なぜ永住もしないのにクオータービザを取るかというと、
単純に保険としての目的が大きいから。

たとえば3.11が起こった時、
あのまま原発がよりひどい状況になっていたとしたらどうなるか?

今のように日本のパスポートが強いままとは限らないし、
国力や国際的な信用の衰えとともに
日本人が海外に出るのは難しくなるかもしれない。

ましてビザなしで住めるなんてなくなる可能性もある。

杞憂だと思うかもしれないが、
今の日本のパスポートの信用力は世界的に見ても異常なレベルで、
とても普通とは言えない。

何かのきっかけで、
一般的な国のレベルに戻されるだけでも
事前にビザを申請しないと旅行すらできなくなることは
十分に考えられること。

こうしたことを考えると、
クオータービザを取ることによって
永住かどうかに関わらずフィリピンにいつでも住める権利を
確実に確保しておくことができる。

私の目的はこの点にあるので、
今すぐ必要かどうかで判断したわけではない。

はっきり言ってしまえば、
仮に今フィリピンに住んでいなくて、
今後特に住む予定がなかったとしてもクオータービザは取ったはず。

保険としての役割なわけなので、
そもそも問題が現実になってからでは遅い。

各国の永住権やビザの発給条件は
基本的に厳しくなっていく一方。

今のうちに取得しておかないと、
フィリピンにしても厳しい条件に変更したり、
そもそも外国人の受け入れを止めてしまうこともありえる。

今のように低いハードルで
簡単に永住権を渡している国のほうが例外的なので。

ということで、当分フィリピンに永住する意思はないものの、
クオータービザは申請することにした。

すでに健康診断や銀行の講座開設、マニラの役所での手続き等が済み、
確実に完了に向けて動いている。

これで日本のカントリーリスクから
着々と我が身を切り離すことができている。

日本はいい国だと思うが、
生まれた国と命運を共にする必然性はない。

むしろ国民が皆同じリスクを背負っていれば
同時に倒れることになってしまう。

なぜ多くの富裕層が海外に移住したり、
住みもしない国のビザを取るのかが分かってきた。

フィリピンに永住するとかしないとか、
そんなことは関係なく安心を買うということ。


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