ケアンズへの移住を現地視察の結果、中止した理由

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ケアンズ

今後、ケアンズを移住先の候補に入れるかどうかを視察するため、
成田空港から飛んだ。

今後の居住地を探すために世界一周中だが、
その途中で3年ぶりに日本に立ち寄り、
そこからオーストラリアに飛んだ。

これまではアジア中心に考えていたが、
それ以外のエリアも見てみたい。

その思いが世界一周を始めた動機の1つで、
今回のケアンズやシドニー、メルボルンの視察も
移住候補地を決めるための重要な動きとなる。

今までは海外に住むときも下見なしだったが、
これからはもっと慎重に考えてもいいと思っている。

日本、マレーシア、フィリピンに続いて住んでみる国を
より広い範囲から見つけ出すために。

ケアンズに着くと、
まずは空港からホテルまでタクシーで移動した。

バスも出ているという話だったが、
タクシーがどのくらいの料金かを見たかったので。

東南アジアの感覚に慣れていたので、
ぐんぐん上がっていくメーターの動きには驚いたが、
考えてみれば日本もこのくらいだった。

物価が高いのは当然分かっていたが、
皮膚感覚で体感するのは一味違う。

この勢いでメーターが上がっていくとなると、
マレーシアやフィリピンで暮らしていた時のように
気楽にタクシーは使えなくなるのだろう。

もっとも、ケアンズは小さな街なので、
郊外に行く時以外は長い距離を動くことは少ないはず。

その意味では、そこまでの負担にはならないのかもしれない。

それから市内を見て回ったり、
せっかくなのでグリーン島やキュランダといった
郊外の観光名所にも立ち寄ってみた。
キュランダ
どちらも夕方には戻ってこれるので、
日帰りで十分な場所。

日が暮れる前にはケアンズに帰れる。

逆に、そういう場所に行かない限り、
特にやることがない。

実は、キュランダも移住先として考えてみた。

ケアンズと違って海はないが、
その分緑は多く、雰囲気は悪くない。

ただし、レストランの数も限られているので
食事の利便性には欠ける。

大型スーパーも視察したが、
日用品の買い出しには困らなさそうだった。

話が逸れたが、
ケアンズに滞在しながら、
移住して住みやすい街かどうかを見てきた。

不動産の賃貸価格もチェックしたし、
スーパーやレストランの物価調査も行った。

スーパーのジュース売り場
その結果としてたどり着いたのは、
よほどの動機がなければケアンズへの移住はないということ。

この街は物価が高いため、
現在の生活水準を保とうとすれば
支出が3倍程度になる。

家賃を考えると、それ以上かもしれない。

サラダが1,500円ほどする街なので、
今のように自炊をせずに外食だけとなると
食費だけでも大きな金額になる。

量はやたら多いが・・・。

日本料理も定食で2,000円程度から。

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一人暮らしすらそれなりの難易度

さらに、現地ではルームシェアが主流というが、
それも納得の不動産価格だった。

人と共同生活を送りたいとは思わないので、
一人で暮らすとそれなりに費用がかかる。

これなら東京で生活するほうがコストは安い。

空気はきれいだし、
海や山が近くにある環境も魅力的。

しかし、わざわざケアンズに移住したいとは思わなかった。

現実問題としてビザの厳しい制限もあるが、
それを除いて考えてもなしだと感じる。

物価とビザの面でのデメリットを補って余りある魅力が
ケアンズにあったかと言えば疑問。

現地で働くわけではないので、
物価の分だけ賃金水準が高いのも関係ない。

それなら、わざわざケアンズを選ぶより、
他にもっと高い生活水準を簡単に達成できる街が
世界にはいくつもあるし、
すでに下見を行った街の中だけでも複数の候補が見つかった。

何か特別な動機があって
ケアンズに移住するというのなら納得できるが、
特に必然性がないのであればスルーしたい。

それは物価の高さも大きな要因だが、
結局は田舎町なので退屈ということもある。

ケアンズ
本当にのんびりしたいだけならともかく、
まだ今の年齢で住みたいとは感じなかった。

開放的な気分で隠居のような暮らしをするのなら、
ケアンズという街はありかもしれない。

しかし、個人的にそのような趣向は今のところないし、
ひとまずは今後の移住先候補への追加は見送り。

オーストラリアで最初の街は、
ある意味案の定の結果となった。

それにしても、
ケアンズは天気が変わりやすくて困った。

朝は晴れていても、
1時間もしないうちに豪雨に変わったりする。

この天候の変わりやすさがたまたまなのか、
こうした傾向にあるのかは定かではない。

まだ暖かい季節だから良かったものの、
冬にまでこれだと辛い。

そして、移住先としてはともかく、
旅先として訪れるのならケアンズは良い街だった。

観光産業を重視しているだけあって、
ホスピタリティも高い。

日本語を話せる人(というより現地で働く日本人)も多いので、
言葉の面でもかなりハードルは低い印象。

オーストラリアに憧れて現地就労したり、
ワーキングホリデーでやってくる日本人が多いのも納得。

ただし、事前に現地在住者に話を聞いていたとおり、
ビザや物価の面では世界的に見ても条件が悪い側に入る。

アジア以外にヨーロッパやカナダも
今後住む場所の候補に入っているが、
それに比べると条件面で見劣りする。

オセアニアであればニュージーランドもあるし、
オーストラリア内であればメルボルンとシドニーも
ケアンズの対抗馬としてマークしている。

ひとまず、今後の選択肢を増やすため、
今回はケアンズを皮切りにオーストラリアを
見て回ることにした。


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