北欧移住の2つの魅力と2つの壁


北欧への移住を現実的な目線で考えた場合、
メリットもデメリットもそれぞれが大きい。

ここで言う北欧とは
フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマークの
4ヶ国のこと。



それぞれに異なる文化を持っているが、
共通点としては住環境が整っていることが挙げられる。

世界的に見ても文化的な成熟度が高く、
デンマークのコペンハーゲンは
ベビーカーをレストランの前に置いて
食事ができる街と表現されることもある。

特別危険な街ではなくても、
目を離した場所にベビーカーを放置するなんて
海外ではご法度。

しかし、北欧では街による差はあるにしても、
基本的に治安が良い。

国民の幸福度も高く、
福祉が充実していることでも知られる。

もっとも、重税国家であることも有名だが。


住環境が整っているだけではなく、
北欧は先進的な社会制度や文化を持つことも魅力。

デンマークやフィンランド等に加え、
ここにはオランダも加えられて語られることが多い。


今まで私が移住してきたのはマレーシアとフィリピン、
そして現在は台湾に住んでいる。

マレーシアやフィリピンのような新興国での暮らしは、
やはり文化的な面での退屈さは感じた。

たとえば、アートが充実しているかといえば、
あまりそうではない。

マニラではclean&greenと示された看板の周辺に
緑がなく、ゴミばかりという光景も見られた。

まだまだそういった成熟度の国。


一方、北欧は
アメリカとは違った意味で世界をリードする存在。

社会福祉の徹底的な充実ぶりはアメリカとは対照的だし、
フィンランドを例に挙げると、
税金と社会保障の合計額がGDPの40%を越えるとされる。

おかげで大学も含めて無償の教育があったり、
医療も無料で受けられたりする。


デンマークに目を向けても、
教育費や医療、出産が無料で、
年金制度は充実している。

稼いだ分から引かれる金額は大きいものの、
将来への不安は少ないのが特徴。


エコビレッジや自然との共生において
習熟しているのも北欧の魅力の一つ。

緑の少なかった新興国での暮らしの反動で、
自然が身近な生活をしたいと思うこともたびたびあった。

東南アジアでは地方に行くと食事の多様性に欠けるので、
実現することはなかったが。

スウェーデンやフィンランド等の北欧であれば、
このような理想は十分に叶えられる。

オーロラやフィヨルドは旅行で見れば十分としても、
常に自然と近い距離で生活できるのは素晴らしい。


ただし、住環境と先進的な社会制度や文化が
北欧移住の理由になるとしても、
デメリットも無視することはできない。

この点も決して小さくはないので。



北欧移住を阻む壁


まず1つ目の問題点としては、
やはり物価の高さが挙げられる。

北欧と東欧のラトビアやエストニア、チェコ等はすぐ近くだが、
物価で言えば倍以上の差がある。

当然生活費は高騰するし、
そもそも北欧では外食は日常的にするものではない。

自炊する習慣がない私にとっては、
この点は大きなデメリット。


住宅費も高いので、
オスロで部屋を借りるとなれば
ブダペストやワルシャワで借りる場合よりも
ずっと割高になってしまう。

2.5倍近くになる場合もあり、
これだけの差を許容する必要があるのかどうかは疑問。

現在住んでいる台中の場合、
同じ台湾でも台北の半分程度の家賃で暮らせる。

おかげで70平米以上あって
プールやジム、露天風呂の付いたコンドミニアムに
それほど高くない家賃で暮らすことができている。

しかし、台北で同じ家賃なら狭くて古い部屋にしか住めず、
部屋のクオリティを保とうとすれば倍の家賃負担になる。


これが北欧で暮らす場合にも当てはまり、
オスロとワルシャワの関係は
あたかも台北と台中のようなもの。

もちろん物価や生活費が高いということは、
賃金水準も高い。

そのため、現地で働けば必ずしも損ではない。

ただ、私は北欧に移住しても現地で就労する気はないため、
収入はどの国にいても変わらない。

そうなると、
同じヨーロッパの雰囲気を味わえるという意味で
北欧より東欧の方がコストパフォーマンスは高くなる。


もちろんマナーやインフラ等の面で
北欧に先進性があるのは事実。

ただ、倍の生活費を支払うだけの価値があるかと問われると、
疑問を持たざるを得ない部分もある。


また、別の観点から見ると、
東欧に住んでから北欧に移住するのはストレスがない。

生活環境が段階を踏んで良くなるわけなので、
ステップアップを感じて楽しく暮らせる。

しかし、逆ならどうか?

オスロやコペンハーゲンに住んだ後、
物価以外の住環境が整っていない国で暮せば
アラが目につくのは避けられない。

そうなると、
先に北欧に住んでしまうと、
その後の選択肢を大きく減らしてしまう。


これは東南アジアでも味わったことで、
暮らしづらい国に先に暮らしておかないと
次を見つけるのが難しくなる。

マレーシアの後にタイに住むのは何の問題もないが、
逆の順序だとマレーシアのだめな点が目につくだろう。

これは両方の国で長く過ごしてみて感じたこと。

こうした問題がヨーロッパ内にもあり、
人生のステージと連動させることを考えておかないと
住みたい国が枯渇するおそれがある。

私はまだ色々な国に住みたいので、
選択肢が狭まりすぎるのは無視できない損失。

そういった意味でも、
北欧への移住はある程度の年齢になってから
実現したいと思っている。


また、厳しい寒さや日照時間の短さもネックになる。

もう何年も暖かい国に住んできたので、
そもそも寒さへの耐性が落ちているのを如実に感じる。

北欧の寒さは半端なものではなく、
家の中は断熱技術も高くて暖かいが、
外を出歩くのは厳しい。

また、日照時間の短さは気が滅入る。

こうした自然環境の面でも、
デメリットがあるのは見過ごすことができない。



最後に

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

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