バリ島移住生活でのトラブル

インドネシア、バリ等に移住して暮らしている樋口さんに話を聞くことができた。

今回はトラブルを中心に、聞いてきた内容を書き起こしたので、その内容をシェア。

以下はその時のインタビューの内容。


厄介なタクシーの運転手

バリで困った経験ですけれども、バリではタクシーの運転手さんとよくもめました。

なかなか自分が行きたいところに連れて行ってくれないんですね。

例えば、空港からあるホテルに行きたいと言いますと、例えばそのホテルは高いから自分がもっと安いところに連れていくとか、サービスが悪いとか、いろいろいちゃもん付けましてコミッションがもらえるホテルに一生懸命連れて行こうとします。

こちらも根負けしてそちらの運転手が言うホテルに行きますと、やっぱり案の定、私が指定したホテルよりも高いわけですね。

ですので、フロントの人と話した後にもう一度タクシーに戻りまして、「嘘をついているので、私が言ったホテルに連れて行ってください」と言いますと、「もう夜遅いからそこの道は封鎖されています」とかいろいろ言いまして、結局そのホテルに泊まる羽目になりました。

他のタクシーでもなかなか自分の行きたいところに連れて行ってくれません。

例えばお寺でも「あるお寺に行きたい」と言いますと、着いたところがお寺はお寺なんですけど、全く違うお寺だったりします。

それで文句を言うと「聞き間違えた」とか「このお寺もそのお寺と同じ名前だ」とか色々な言い訳をされまして、結局そこで降ろされるか、もしくは頑張って次のところに連れて行ってもらうしかないんですけれども、とにかくそういうところで気疲れしました。

あとはバリではメーターを使わなければいけないんですけれども、なかなかメーターを下してくれません。

で、「メーターを使ってください」と言ってすぐ使ってくれないタクシー運転手に対しては、私は降りるというアクションをしました。

走っている途中でドアを開けるなり、ものすごいスピードのときは開けられないんですけれども。

バリの道はそんなにスピードがあげられないので、だいたい渋滞してますので、そういったこともいたしました。

そうすると根負けしてタクシーメーターを下す、という作業をしてくれました。


空港での荷物の紛失

次にバリで困った経験なんですけれども、私はオーストラリアからバリに向かいまして、その飛行機はバリ、ジャカルタまで行く飛行機だったんですね。

で、バリで降りたんですけれどもスーツケースとか無くて、スーツケースとボディーボードを持って行ったんですけれども、ボディーボードの方はあって、スーツケースの方の荷物が無かったんですね。

空港の人に聞きましたところ「飛行機はジャカルタに行ったので、おそらく荷物もジャカルタに行ってしまったんではないか」と言われまして、とりあえず夜でしたので諦めまして、空港の電話番号だけ聞きまして、ホテルに届けてもらうように手配をいたしました。

着いたのが夜でしたので、もうお店も開いてませんし、例えば下着ですとかタオルのようなものですね。

タオルはホテルにあるんですけれども、そういったものが全然買えなくて、よりにもよってボディーボード一つだけでホテルに行ってしまいました。

着いてすぐいろんなものをホテルのアメニティなんかで揃えたんですけれども、着替えなんかも全くなく一晩過ごすことになりました。

次の日にホテルに荷物が届いているかなと思いきや届きませんで、電話番号を聞いていたんですけれども、その番号に電話をかけても間違え電話、というか番号が違っていて全然繋がりませんでした。

で、仕方なくまた空港に行きまして、交渉というか荷物を探してもらわなくてはなりませんでした。

荷物の方は次の日に見つかったんですけれども、その荷物も自分で空港まで取りに行く羽目になりまして、なんて不便な国なんだろうと思いながら、その手際の悪さと手配の悪さにちょっと呆れてしまったんですけれども、バリなんで仕方がないかなと思って諦めました。


警察官ともめる

私はバリで二か月くらいちょっと長期滞在をしまして、まあ安いホステルに泊まって屋台でご飯を食べるというちょっとローカルチックな生活をしましたので、滞在期間に何人かバリ人の知り合いも日本人の知り合いも出来まして、一緒に飲みに行くことになりました。

バーで一緒に飲んだ後、帰り際にビールを買って歩いていたんですね。

そしたら警官らしき人に呼び止められてしまいまして、道でお酒を飲んではいけないと言われました。

ビールも開いていませんでしたし、飲んだ帰りでしたので、道で実際にお酒を飲んでいるところを目にされているわけでもありませんし、ましてや一緒にいたバリ人の話によりますと、道でお酒を飲んではいけないなんていう規則はないということでした。

ですので私たちが外国人であったために、その警官なのか偽警官なのかよくわかりませんけれども、いちゃもんをつけてお金をだまし取ろうという、そういった人なんではないかと思いました。

私たちが話をしても埒が明かないので、そのバリ人たちが頑張って説得をしてくれたんですけれども、それに2時間くらいかかりまして、道で待たされる羽目になりました。

バリというのも決まりが無くて大変な街だなと思いました。

バリでは警官も結構賄賂ですとか、お金をだまし取ることがありますので、そういった無茶苦茶なことを言っている人も本当の警官かもしれないし、本物である可能性も無きにしも非ずなので、そのバリ人たちもあまり強気に出れなかったこともあります。

バリでは警官と麻薬の売人がグルになって、麻薬を売っているところを警官が捕まえてお金、罰金を没収するという話もよくあるので、警官も信用できないなと思いました。


両替所でごまかそうとされる

バリのお金は桁数の多いお金、例えば100万ルピーとか3000万ルピーとか、そういった桁のお金を使うところでして、その桁数の多さに日本人は間違えて一桁多く払ったり、一桁少なく払ってしまったり、そういった経験をかなりしてるのではないかなと思います。

私も桁数の多さに慣れるのにちょっと時間がかかったんですけれども、この両替所がいつも桁数を少なめに出してくる、そういったところでして、10回くらい両替所に行ったんですけれども、10回中9回はだまそうとしてくるというところでした。

それも一回だけではなくて、例えば一番初めに150万もらわなくてはいけないところを15万出してきます。

で、「15万じゃないですよ105万ですよ」と言って、今度二回目に105,000とかそういった何回も何回も小細工をしてくるんですね。

ある日両替所に行ったときに桁数がちょっと違いまして、また桁数が違うなと思って、計算機が横にありまして、計算機を取って計算をしてみせたところ、計算機に何か仕掛けがしてあるのかよくわからないですけれども、何回計算しても一桁少ない数字が出てきまして、これはダメだと思って手で計算した計算式を見せて、違うことを証明しました。

もちろんあちらはわかってだましてきているので、そういったことを言っても特に揉めはしないんですけれども、そういった桁数をだましてくることにいつもいつも気を張って注意していなければいけませんでした。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
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