チェコのプラハは犬に優しい街、ただし問題も

チェコの首都、プラハのメトロに乗っていたら、駅で2匹の犬を見かけた。

それぞれ別の飼い主が連れていて、どうやら盲導犬というわけでもないらしい。

飼い主を見る限り、杖をついているわけでもないし、普通に目が見えているように思う。

その後も数日間プラハにいて、FLORENC駅や電車の中で犬を見かけることは何度かあった。

そのうちの一回は明らかに飼い主が目が見えていたので、盲導犬というわけではなくて、普通の飼い犬であることが明らかになった。

日本だと電車に盲導犬を連れて乗ることはできるらしいものの、普通の飼い犬を連れていくことは一般的ではない。

このあたりがチェコと日本において、文化が違う点。

私が現在住んでいるバンコクや、以前に住んだマレーシア、台湾においても犬を連れて電車に乗る人は見たことがなく、ちょっとしたカルチャーショックだった。


放し飼いにされる大型犬

さらに言うと、チェコの公園とか、その周辺を歩いていると、中型犬や大型犬であっても、リードなしで放し飼いのようにして走っていることが多い。

もちろんこれはドッグランのような限られたスペースの話ではない。

飼い主がフリスビーを使ったり、ボールを使って犬と遊んでいたりとか、そういったこともあるので、犬好きや犬の飼い主にとって優しい町。

その一方で、人間よりも体の大きな犬が野放しになっているのも事実なので、公園付近を通りがかるとかなり怖いのも実際のところ。

もちろん、むやみに人を襲ったりしないことはわかっているものの、万が一ということがあった場合、明らかに飼い主よりも犬の方が力がある場合も見受けられるので、そういった場合は収集がつかないことになってしまう。

例えば、その気がなくても、たまたま犬のしっぽを踏んでしまったとか、そういった事故が起こらないとも限らないし、その意味でいうと、プラハの町は若干怖いところもある。

実際、近隣のルーマニアだと野犬が治安上の大きな懸念になっており、野犬に襲われる事件が後を絶たないが、チェコは大丈夫なのだろうか?


こういった文化の違いは、国によって様々。

例えば、オーストラリアにおいては、犬に服を着せていたら、通りすがりの人に怒られたという話を聞いてこともある。

どちらにしても言えることは、チェコのこの文化が好ましいかどうかにかかわらず、もし仮に日本人がここで暮らすとしたら、現地の文化に従う以外にはないということ。

この町の緑が多いところは気に入っているものの、チェコの大型犬の多さとか、それが首輪もなしに放されている点にはかなり身の危険を感じるため、伸び伸びと歩けない印象を受けている。

とはいえ、それを補ってあまりあるだけの環境の良さもあるので、そこら辺は一長一短あるところ。


それよりも残念なのは、公園のような空気がきれいなところであっても、歩きタバコをしている人が多いので、深呼吸をしていたら突然空気が悪くなるとか、そういったことがあるのは非常に残念。

チェコは受動喫煙に対して敏感な国ではない。

実際、プラハでレストランに入っても、店の中がモクモクと煙が立ち込めているようなことも多く、入ってすぐにそのまま出ていくことも何回かあった。

ここら辺はむしろ新興国と呼ばれるような東南アジアの国の方がしっかりしていたりするのが、意外なミスマッチ。

このタバコの問題は、チェコに滞在する上で非常に大きなマイナスの要素となっている。

プラハの町は美しいものの、食事をする場所の空気が悪いのは耐えがたく、英語表記がしてあって、なおかつ店内禁煙の店はかなり限られているのは、実際にやってきてみて感じたところ。

チェコの物価は安く、バーでビールを飲んでも100円程度だが、あまり居心地が良くないのは困る。



これはチェコに限らず、ドイツ文化圏において往々にして見られる傾向で、世界的な嫌煙の傾向と逆を行くところがある。


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