
オーストラリアに近々行こうかと思案していたが、なにしろ国が広すぎるということと、一度足を運ぶのであれば、まとめて視察しておきたい都市が各地に点在していることもあって、情報量が多すぎていまいちピンと来ない状態でいた。
どうしても文字情報やネット上でいくらでも見ることが出来る写真ぐらいだと、なかなか規模感とかそういったものがつかめず、若干情報収集がめんどくさくなっていたので、もう慣れ親しんだ国に行くことによって時間をつぶそうかという考え方も出てきていた。
しかしながら、YouTubeでシドニーの動画を見ていたら、かなり魅力的な街並みであるということが分かったし、特にロックスという街並みには一度足を運んでみたいと率直に思うようになった。
他にも定番のオペラハウスやハーバーブリッジ、ポート・ジャクソン湾、ボンダイビーチ、キャピトルシアター、パワーハウスミュージアム等を直に目にしてみたくなった。
あのような歴史のある街並みは好きだし、ヨーロッパの街並みも元々何度も足を運びたいと思ってしまう位なので、確実に気に入るのではないかと思う。
フェリーの映像も見たが、かなり気持ちよさそうだったし、一度ゆっくりと行ってみるのも良いのではないかと思う。
しばらくの間、ずっとアジアにいたのでオセアニアというエリアに足を運んで見るのも面白いし、またヨーロッパのような雰囲気を感じることが出来て、刺激を受けられるのではないかということで、行ってみたい気持ちが強くなってきた。
動画を見て情報を得るのは、やはり文字情報とはまた違った刺激を脳に与えてくれるので、なかなか文字で頭に入って来ないものを動画で見るのはアリだということを改めて感じている。
最近はバンコクの屋台で朝食を買ってきて、それをホテルに持ち帰って食べるのが習慣になっているが、その時にはドキュメンタリーを見たりして、時間を有効に使うようにしている。
特にYouTubeだと再生速度を1.5倍とか2倍に調整出来るので、インタビューとか人物の密着映像等はそのくらいのスピードで見ても全然理解が出来るので、例えば30分の映像であっても20分くらいで見ることが出来るし、上手く時間を活用することが出来ている。
今日で言うとノマド系の人たちということで高城剛とか安藤美冬といった人たちのインタビュー映像を見ていたが、やはり彼らのインタビューを文字に起こしたものを読むのと、実際に動画として見てみるのとでは大分印象が変わって見える。
特に高城剛の住んでいるバルセロナは再び訪れたいと思っていたところだし、ここは更に興味がわいてきた。
前回に行った時にはさらっと流す程度に見て去っただけだが、今度はバルセロナの人々のライフスタイルや食生活に一歩踏み込んで、現地に滞在してみたい。
バルセロナに関して言うとそこまで大きな街ではないし、情報収集はしやすい。
そこら辺はやはりオーストラリアに比べると気楽に行けるというか、身近なところがある。
こういったことを考えてみると、無尽蔵に観光資源があればそれが強みになるとは限らないし、逆に言うと日本もそこら辺を絞って紹介することによって、外国人の旅行客を増やすことが出来るのかもしれない。
もちろん深堀したいという人に対して色々な選択肢を見せるのはいいが、初めて日本に来たいと思っている人にあまりにも膨大な情報を渡してしまうと、結局どこに行けばいいのか分からないということで混乱させてしまう。
選択肢が多すぎるとかえって思考を停止させてしまうことは、マーケティングの基本として警告される部分なので、そういったことも旅行関係の仕事の場合であれば気をつけておいた方が良いのだろう。