本来、iPhoneの機能として国境を跨ぐと、自動的に時差が調整されるシステムがある。
例えば日本からバンコクに来た場合には2時間の時差があるので、日本にいた時には午後6時と表示されていたのが、バンコクに来ると午後4時と表示されるように変わる。
私がいたフィリピンの場合では日本と時差が1時間あって、タイともさらに1時間の時差があるので、本来であれば変わらなければいけない。
しかしながら、バンコクに来て四日経つ今になっても全く同期される前兆がなく、シーロムのBandara Suitesホテルは周囲に日本食レストランが多すぎて、もはや日本にカテゴライズされてしまっているのではないかと疑ってしまうほど。
調べてみると、Wi-Fiに繋いだ時にネットの環境によって位置情報を特定し、時計の時差が調整されるという。
しかしながら、ネット環境には繋いでいるし位置情報サービスもオンになっているのだが、今回に関しては全く改善される見込みがない。
以前であれば勝手に修正されていたので何か不具合が起こっているのかもしれないし、あるいはiOSを更新したので、それが災いしている可能性も考えられる。
何にしても決定的な痛手になるわけではないし、マックブックエアーは無事にタイムゾーンを変更することが出来たので、その点については問題がないといえばない。
しかしながら、ちょっとした時間を調べるときにハッとするようなこともあるし、そのうち待ち合わせの時間を間違えるのではないかという恐怖がある。
待ち合わせで問題が起こるリスク
特にバンコクの場合であれば、現地で駐在員として働いている友人であったり、あるいは投資をしている会社であったり、そういったところを訪問する予定もあるので、1時間も間違えるとなると先方に大きな迷惑をかけることになってしまう。そういったことを防ぐためにも、普段から使うiPhoneの時計は常にその国の状態にしておきたいとは思うのだが、なかなかそう思うようにはいかない。
世界時計を設定できるので、それについても設定してみたのだが、元々普段表示される時計ではないので、結局あまり意味はない。
ということで、残念なことに未だにiPhoneだけ1時間ずれていることになり、手元の端末によって時間が違うので一瞬混乱することがしばしばある。
こういったことは小さなストレスになって、やがて大きなフラストレーションに発展する可能性があるので早急に解決したいが、もはやこうなってくるとiPhoneを捨てて他の携帯電話を買った方が早いのではないかという気もする。
結局iPhoneは高価格の割にはすぐに陳腐化するし、大して機能を使っているわけでもないので3年前のガラケーくらいで機能としては十分なのではないかと思う。
旅に関する様々なアプリも出ているが、結局のところ使うのも面倒なので活用しているわけではないし、旅慣れたバンコクのような街であれば、過剰な情報がなくても普通に動くことが出来る。
むしろ余計な情報が増えることによってますます混乱したり、あるいは街中で立ち止まることが増えて、時間が無駄になることも考えれられる。
そういったことを考えると、そろそろiPhoneを卒業する時期なのかもしれない。
特にこだわりがあるわけではないし、アップルのことが際立って好きというわけでもないので、もはやそれでも良いのではないのかと思う。
そうなってくると、ブラックベリー等の他のスマートフォンに乗り換える手もあるが、そもそもスマートフォン自体が必要ないような気もするので、ノキアのシンプルな携帯電話でも良いかもしれないし、カメラだけ別に購入すればそれがベストな選択なのかもしれない。
ただし荷物を減らすことを考えれば、携帯電話がカメラを兼ねているのは望ましいし、そこに録音機能がついているのであれば、それがシンプルで最も携帯性に優れているのは間違いない。