ロンドン(イギリス)への移住は魅力を感じなかった-メリットとデメリットを比較

ナショナル・ギャラリー
初めての海外はロンドンから始まったこともあり、
この街やイギリスという国には思い入れがある。

移住対象としては考えてこなかったが、
今回は改めて訪れて色々考えるところがあった。

今後のロングステイの可能性を考えて様々な国を見て回っていたので、
その流れで物価についての調査を無意識にしていたし、
住み心地がどうかもチェックしていた。

残念ながら、
その結果として今後の候補に上がることはなかった。


住環境としてのメリット


ロンドンに移住して生活することを考えると、
まずはメリットがそれほど多くはない。

たとえば、街中に大きな公園があって緑が多いのは
最大の長所だと個人的に感じている。

これだけの規模と利便性のある大都市でありながら、
調和が取れているので。

公園だけではなく英国式庭園でも知られるイギリスだけに、
とてもきれいな光景の中でくつろげる。

しかし、夏のロンドンには人が多すぎて、
ケンジストンガーデンやハイドパークを訪れても人だらけ。

なんだか落ち着かない。

ここまで混み合ってしまうと、さすがにちょっと・・・。

他にも交通の便がいいのはロンドンの良い所。

移住して日常的な足として地下鉄やバスを使うことを考えても、
交通には不自由がない。

ここは新興国の首都との大きな違いで、
さすがにイギリスという歴史のある先進国の首都。

交通ということで言えば、
イギリスはヨーロッパの中でも主要国なだけあり、
長距離の航空便やEU内での便も多い。

場所は北西に位置するが、
現実の移動手段を考えると旅行に適している。

大英博物館やテートブリテン、テート・モダン、ナショナルギャラリー等の
博物館・美術館が無料というメリットもある。

移住したら日常的にこうした場所を訪れることができる。

他にヴィクトリア&アルバート博物館や自然史博物館、
テート・モダン等があるので、
この点は大きなメリットになりそうだと思っていた。

暮らしの一部に過去の遺産や芸術があるのは悪くないと。

しかし、数年ぶりに訪れても新鮮さはあまりなく、
仮に住んだとしても頻繁に訪れそうな印象ではなかった。

英語が通じるのもメリットではあるものの、
向こうが言語の上では絶対的に正しいという立場になるので、
プレッシャーにさらされてやりづらさも感じる。


ロンドンに住むデメリット


デメリットとしては、まず気候の問題がある。

冬の寒さは以前にも体験済みで、
東京以上に寒いぐらいに感じた。

噂ほどではないものの、物価も高い。

ロンドンはシドニーやメルボルンよりは割安感があるとは言え、
東京以上に物価が高い。

移住して暮らす上では、毎日の生活に影響を及ぶす部分。

住まいも高いし、レストランも一食で
1,500円程度は覚悟する必要がある。

スーパーで価格を見て回っても、
決して財布にやさしい街ではない。

少なくても、この街に住みながら資産を作るというのは
完全に真逆の方向のように感じる。

イギリスでもロンドン以外ならまだしも、
首都は厳しい。

しかも、個人的にはイギリス人の人柄がいまいちフィットしない。


ロンドンよりダブリン?


アイルランドのダブリンの方が人の良さを感じたし、
物価もロンドンの7割から8割程度。

こちらの方が住みやすい感じがした。

地下鉄網という部分ではロンドンの圧勝ではあるものの、
それ以外の要素に関してはダブリンに分がある。

何より、直感的にロンドンに住みたいという感じがしなかった。

久しぶりに訪れて、
数日で十分という感覚に陥ったので。

初めての訪問だったこともあるとは言え、
今回の滞在もダブリンの方がずっと長い結果に。

これは居心地の良さを反映している部分が少なからずあった。

現実的に考えるとビザが取りづらいという問題もあるし、
それ以前にイギリスに移住することへの魅力は見つけられなかった。

同じヨーロッパ内なら、ダブリンやリスボンを始めとして
他にも魅力的な街は色々とある。

その中で、あえて選び出す理由は見つけられないまま、
ロンドンを後にしてダブリンに移ることになった。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

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