イポーという街からペナン島に行くまでに、既に不動産のエージェントに連絡を取っていた。
正確に言えば、イポーに行く前のクアラルンプールのThe Club Saujana Resortで連絡をした記憶があるので、かなり早い段階からコンタクトを取っていたことになる。
そこで物件を見せてほしいという話をしていたが、話が遅々として全く進まない。
スタートの段階でこちらが書いた英語の文面を幾つかの業者に一斉に送信をしていたのだが、その中に書かれている物件の価格や大まかな間取り等の条件をわざわざ聞き返してくる業者もいれば、そもそも連絡がこないとか、もしくはこちらが返信をしても向こうが連絡をしてくるまで毎回2日〜3日要する業者もいた。
そうこうしている内にペナンに入り、連絡が取れるようになったのは結局一社だけ。
マレーシアの不動産エージェントのいい加減さは理解していたし、ジョホールバルにかつて住んでいた時にも同じようなことがあったので、特に失望するわけではなかった。
むしろ、こんなものだろうと思っていたので、それがあったからこそ最初から複数のエージェントに連絡を取っていたという事情もある。
しかしながら、結局、最後の一社も対応が遅かったために、私が丁度空港に行く段階になって連絡がきた。
当然ながらこの日に連絡をされても、わざわざフライトを延ばすわけにもいかないし、どうにもならないのでそれについては断りのメールを入れて、またペナンに来ることがあったら連絡をするという社交辞令を返しておいた。
それに対しては向こうの方から「それまでの間も連絡を取り合いましょう」というメールが何故かその時だけ即座に返ってきた。
その業者は、だいたい早くても二日は返信までかっていたので、妙なところで商売っ気を出すものだと思ったものだが、それ以降の連絡は一切来ないところを見ると、本気で連絡を取り合う意思はない模様。
結局のところ、こちらとしてももう既にペナンに不動産の視察に行くことはないと思うので、どうでもよくなってしまった。
ネットからエージェントを検索しても・・・
私の場合、海外の業者を探す時には基本的にインターネットを使って検索をする。例えばペナンのリアルエステートメントとか、そういった言葉を英語で打ち込んで上位表示されたところにコンタクトを取って行くので、それなりにネットからの集客に力を入れている不動産業者が多いはずなのだが、マレーシアではまともに返信をしてくる業者は非常に少ない。
もちろんマレー語のホームページにはコンタクトは取らずに、英語のページを持っている業者だけを対象にしているので、英語が出来ないというわけでもないはず。
この点を考えると、やはり日系の業者は連絡をすれば基本的に返事は返って来るので、だいぶ安心感がある。
今回の件に関して言うと、ペナン島の不動産比較が出来なくなってしまったことで訪問の目的の一つは成し遂げられなかったし、かなりの肩すかし感を受けているところはあった。
しかしながら、特に購入をしようとか賃貸をしようとかそういうつもりではなくて、あくまでも投資事業の一環として見てくるだけの予定だったので、それはそれで仕方がない。