
マニラのリトル東京には神楽というお好み焼屋がある。
ここはオーナーが阪神党らしく、阪神グッズが豊富に取り揃えられている。
席の数はカウンターが6席ほど、それから座敷が確かテーブルが3つあったので、だいたい12名ほど入れる店となっている。
他に店外に喫煙席もあるので、そちらを入れると、だいたい30人ほどの容量ということになる。
神楽はお好み焼屋ということなので、当然お好み焼きも食べられるし、あるいはモダン焼きも揃っている。
他に、ゴーヤチャンプルや磯部焼きといったフィリピンではちょっと変わったところもメニューに揃っているし、さらに言うとソース焼きそばや、そばめしも食べることができる。
私は神楽に行くとそばめしを注文することが多く、日本と変わらないクオリティーになっている。
そばめしのようなメニューは比較的作るのも簡単だし、フィリピン人スタッフと日本人の味覚の違いもあまり問題にならない。
したがって、マニラにおいても本格的なそばめしを食べることができるし、こういったちょっと変わり種のメニューを注文することができる店は海外居住者にとってかなり重宝する。
マニラというと他にも味噌カツとか、釜飯やきりたんぽを食べることができる店も揃っているので、日本の一部の地方よりも豊富な日本食を楽しむことができるという考え方もある。
実際、田舎であれば寿司とラーメンとうどんが一つの店で提供されていたりするものの、そういった店は当然ながら味について評判がよくないことが多い。
それに比べると、マニラも一つの店で様々なメニューを出すのは同じであるものの、狭いエリアで競争の原理が働いていることが多いので、比較的そこそこ以上のレベルの店が多い。
残念ながら、リトル東京にも一部完全にハズレとしか思えない店もあるものの、神楽や彩加、里雄禅といった店は味も美味しいので、私も足しげく通っている。
ちなみに最近は神楽の目の前に、屋台の形でアイスクリーム屋ができている。
これもリトル東京内にあるせいなのか、妙に和風テイストを意識していて、味噌と酒の味とか、かなり冒険をしている感じがあるので一度挑戦してみたいとは思うものの、なかなかその気にならず、未だに試す機会を得られずにいる。
他にわさび味とか、かなり難しいところを狙っている感じがあるので、どうせ食べるのであればスタンダードな味ではなくて、そういった変わり種にもマニラに住んでいるうちに挑戦してみたい。
■神楽の基本情報
住所:1277 Chino Roces Ave, Legazpi Village, Makati, Metro Manila
電話番号:+63288943856
営業時間:平日12時〜14時30分、17時〜0時。土曜12時〜14時30分、18時〜0時。日曜12時〜14時30分、18時〜22時。
定休日:月曜日
HP:https://kagura.ph-co.jp/