クロアチア移住の現実的な壁、ビザの問題

ザグレブ
ヨーロッパの中でもイギリスやフランスのような
代表的な国ではなくて、
クロアチアやデンマーク、アルバニアのような
東欧のマイナー気味な国に移住してみたいと思っている。

早ければ来年にはフィリピンから移るため、
簡単に情報を調べてみた。

とりあえずはクロアチアについて。

クロアチアは移住関連の情報が限られている

結論としては情報が不足しているため、
ざっくり調べた限りでは信頼性の高い情報が少ない。

大使館のホームページを見たり、
問い合わせるのが妥当なところなのだろうが
仮にクロアチアに移住した後も苦労が多そう。

私は英語も片言だし、
その辺の事情を考えると問題が多そうな・・・


ざっくりしたところでは、
まず90日以内の滞在ならビザは不要。

この場合、出国を予定している日から
パスポートの期限が90日以上残っていることが条件。

ここまではヨーロッパの中では常識的なところ。

ただし、旅行ならともかく、
ロングステイや移住となると90日では足りない。


そこで他のビザが必要になるが、
90日以上居続ける場合には一時滞在許可が必要になる。

こちらは移民局ではなく内務省が管轄。

写真、滞在生活費証明、宿泊先証明、
健康保険加入証明、滞在目的を証明する書類等が必要。


現地で仕事をする場合には、
一般労働許可証が必要になり、
こちらは1年間有効となる。

他にも永住権に当たる永久滞在許可証もある。
一時滞在許可証を持って5年とされているので、
クロアチアでは一時滞在許可が長く使えるらしい。

言葉の響きからすると短期の一時しのぎのようだが、
実際は数年単位で更新していける。

香港の7年と比べると、
永住権を得るまでの期間は短め。

ヨーロッパと聞いて多くの人が思い浮かべる国は先進国のため、
当然ながら移住したいと考える外国人には
厳しい規制をかけている。

自国民の雇用等の問題があるので。

これが経済力も所得も落ちる国なら
フィリピンやマレーシアのように
外国人に門戸を開いているかもしれないと思ったが、
そういう感じでもなさそうだ。

そもそも、クロアチアにしても
アジア人をわざわざ呼びこもうとは考えないような・・・

わざわざ遠くから呼び寄せるよりは、
もっと近場からでいいわけだし。

現状のプランとしては、
来年にはフィリピンからどこかしらに移住を予定。

ジョホールバルの2年間に続いて
マニラで1年投資家として修行をした後、
また別の国へという形で。

ただ、クロアチアやアルバニアは情報が少ないし、
ポルトガルやスペインは確定的に手続きが面倒そう。

わざわざ日本まで行って大使館を訪れたりする必要も
ありそうな感じがする。

ひょっとしたらフィリピンでも手続きができるかもしれないが、
このへんもイレギュラーな事例なので情報が足りない。

無難にタイあたりに移住して、
ヨーロッパ各国には旅行で行くのが妥当かもしれない。

せっかくなので拠点をアジアから移して
生活する経験もしてみたいのだが・・・

当時は考えたこともなかったが、
ワーキングホリデービザを取れる年齡のうちに
色々チャレンジしておいた方がよかったかもしれない。

30代というのは中途半端な年齡で、
ワーキングホリデーは年齢制限に引っかかるし、
リタイアメントビザも大抵は50歳以上の人が対象なので
取得することができない。

クロアチアと同様に、
移住にはビザという障害が立ちふさがる。

早めに調べておかないと
住む国がなくなる恐れが(苦笑)。

その時はマレーシアに戻るか、
フィリピンにもう1年住めばいいのだが、
新しい環境をどんどん体験していきたいので。

物価の面から考えるクロアチアの価値

ドラツ市場

クロアチアはハンガリーやスロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナと
国境を接している。

位置的には東欧に近い南欧のような扱い。

もっとも、近隣諸国がボスニア・ヘルツェゴビナやセブビア、
モンテネグロ等なのでヨーロッパの中でも
あまり存在感がないというか、
いわゆるヨーロッパのイメージとはずれている部分がある。

とは言え、東欧も近いわけなので、
物価の安さの面で大きなメリットが存在する可能性はある。

しかし、現実にはクロアチアの物価は特に安いわけではない。

アドリア海に面しているというロケーションにも恵まれ、
観光地としての価値も高いため、
物価高に拍車をかけている。

その代表がザグレブで、ハンガリーやチェコのような
東欧諸国に比べると5割増しぐらいの滞在費がかかる。

つまり、クロアチアはビザの面をクリアしても、
物価を考えると必ずしも周辺諸国よりも魅力が大きいわけではない。

そうなってくると、
ハンガリーを始めとした東欧諸国の中で
投資ビザの要件をゆるめているいくつかの国の方が
今後の選択肢としての優先順位は高くなる。


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