タイでの海外生活を断念した理由


現在はマレーシアに移住し、暮らしつつ、本当はタイで海外生活を送りたいと思っている。

にも関わらず、それが実現しない理由について語ろうと思う。

タイは海外移住の人気国ランキングでも上位に入るし、過去には1位に選ばれることも多かった。

しかし、現在はタイで生活するのなら、ビザを取らなくてはならず、そのハードルが高くなってしまった。

50歳以上になれば、80万バーツ(220万円)の預金か年金等が月に65,000バーツ(19万円)あれば、リタイアメント・ビザを取れる。

これでタイでの海外生活を満喫できることになる。


問題は50歳未満の場合


50歳以下となると、一気にビザのハードルが上がる。

雇われて就労ビザを取るのでなければ、タイで法人を作り、タイ人を4人程度(業種等で異なる)雇用し、実態のあるビジネスを行わなければならない。

私の場合、年齢は30代だし、人に雇われる予定もない。

そうなると、現在のビジネス、あるいは新規のビジネスをタイで行い、現地の人を雇わなければならない。

これまで社員を雇わずにやってきたが、初めてのスタッフがいきなり外国人というのはなかなかハードルが高い。

海外生活を送る上で、ビザは重要な要素となる。

タイも以前なら簡単にビザが取れたというが、すでに多くの外国人の呼び込みに成功した今となっては、これ以上は必要ないということだろう。

その国の戦略や政権によっても事情は変わっていくので、今のチャンスが続くとは限らないといういい例だ。

50歳以上になると、リタイアメント・ビザを取れる国が一気に増える。

しかし、それまでは現地での就職を除けば、ビザ取得が困難なのが一般的。

タイも含め、海外生活を始める上で大きな関門となってしまう。

マレーシアはビザ無しでも1年以上は問題なく住める。

最近は入国の際に止められることもあり、そろそろMM2Hというリタイアメント・ビザを取ることにしたが、こちらは20代でも取得可能という珍しいもの。

今後、タイで海外生活を送ることを考えると、従業員を4人雇う以外にもう1つの案がある。

それは、ビザ無しで滞在できる期間(半年で90日まで、1回の滞在は30日まで)を満たした上で、残りの期間を他の国で過ごすこと。

タイならバンコクでも家賃5万円程度でそれなりのコンドミニアムに住める。

それなら、自宅兼倉庫のような位置づけにして、半分ちょっとを海外でホテル生活という選択肢もある。

ただ、ホテルで1年の半分以上を過ごすのは、かなり疲れるだろう。

しかも、この方法も何年も繰り返せないと思う。

不審な動きとして、イミグレで入国を拒否される可能性があるので。

やるとしても1年程度の生活に限定した方が良さそうだ。

海外の中でもタイは過ごしやすい国だし、バンコク移住は文句なしに魅力的。

簡単に住めないという事実がもどかしい。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
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