香港に移住しなかった理由。生活の質を下げる5つの要因


一時期は香港に暮らすことも検討してみたが、
結局は移住しなかった。

その理由を今回は書いていくことにする。

まずは言語の問題。

香港といえば元英国領だが、
中国への返還から英語力はどんどん落ちていき、
現在は中国語しか話せないタクシードライバー等も多い。

長く現地で生活している人に聞いたところ、
イギリスからの返還が語学力においても
明確に転機になったらしい。

そこからは中国本土とのビジネスが大きくなり、
人々がちゃっかり環境に適応したとのこと。

現状において、
香港はタイのように英語が通じない国ではないが、
かと言って当たり前に通じるとも言えない、
なんとも微妙な状況になった。



食事の面での問題


香港と競合する移住先候補には台湾があったが、
マレーシア・フィリピンでの生活を終えてから
最終的に選択したのは台湾だった。

似たようなイメージでまとめられがちだが、
香港はより東南アジア寄りの味覚が料理に反映されており、
逆に台湾は日本より。

単純に好き嫌いの問題ではあるが、
マレーシア時代にローカルフードに飽き飽きした私には
台湾の方が食事の面でアドバンテージがあった。

香港もグルメの街と称されるぐらいに
美味しい店が多数あるのはよく分かっている。

ただ、日常的に使う店に関しては
台湾の方が美味しい食生活を送れると判断した。


逆に旅行先でエキゾチックな食べ物を求めるなら
台湾よりも香港の方が適しているかもしれない。

実際、先日鹿児島から来た人と話していたら、
香港が一番料理が美味しいと彼は語っていた。

このあたりは好み次第だが、
食が合うかどうかは生活の質を大きく左右する要素。

日本に住んでいた頃よりも、
外国暮らしをするようになってから
その思いが強くなった。



割高過ぎる家賃


香港はとにかく狭い。

総面積が東京の半分程度の上、
そこには山や環境保護区も7割ほど含まれている。

となると、当然ながら住宅コストも高騰する。

香港のホテルに泊まった人なら、
周辺のアジア諸国とのホテル代の差を実感しただろう。

これは家賃においても同様のことが言える。

現在私が住んでいる台中は、
同じ台湾の台北の半分程度の家賃相場。

この台中で15万円の家賃の部屋と
同様の広さや設備の部屋に香港で住もうと思ったら、
月に50万円では厳しいだろう。

それだけの家賃の差があるため、
住む部屋のグレードが大きく変わる。

無駄にだだっ広い部屋も管理が大変だったが、
手狭過ぎる部屋も息が詰まる。

ほどよい部屋で暮らすために
台湾の数倍の家賃を出すのは費用対効果が悪すぎた。



過剰な人の多さ


九龍やセントラルの中心部は
いつ行っても人がごった返している。

現地の住人、仕事をしている人、中国本土や各国からの旅行者、
とにかく様々な人であふれている。

人口密度が高すぎて落ち着かないし、
喫煙率も高いので煙たくて仕方ない。

数日の滞在には問題にならなくても、
移住を迷わせる要因には十分になる。

個人的には大都会ならマニラやバンコクの方が
香港よりも生活しやすいと感じている。

実際、マニラではマカティ市で暮らしたが、
不自由することがなかった。

今後はバンコクでの生活も視野に入れているが、
香港に比べればタバコ臭さが少なく、
やはり生活環境としては適していると感じる。



香港には優れた部分も

香港を暮らしの場として考えた時に
悪い方向に働く要素について見てきたが、
もちろんデメリットばかりではない。

たとえば、税金の安さは分かりやすく、
時として他の諸条件を無視できるほどに大きな強み。

事実、節税のために香港に移住した人も知っている。

家賃が高いと言っても、
所得や運用している資産額によっては
数十万円の差など微々たる誤差で片付けられる人もいる。

そうした場合には、
香港に拠点を置いて生活する明確な動機がある。


他にも和食が世界でもトップレベルに充実しているため、
この点は海外居住者にとっては嬉しいところ。

特にアジアに暮らすメリットの1つは
ヨーロッパや北米よりも
安くで美味しい和食が食べられること。

香港ならこの恩恵を存分に享受できる。

もっとも、これはバンコクやマニラ、台北でも
同じことが言えるが。


また、東南アジア各国や中国、台湾、日本と
様々な国と近い位置にあるため、
旅行に行きやすいという強みもある。

東南アジアのへそはバンコクだが、
アジアの地理的な中心地の1つは香港だろう。

キャセイパシフィックや香港エクスプレスをはじめ、
多くの航空会社が香港国際空港に就航している。

先日バンコクや台中に来る際も、
直行便がないので香港経由でやって来た。

航空のハブになっている街であるため、
移動のしやすさは大きな強み。

また、フェリーに1時間ほど乗ればマカオにも行ける。

個人的にはメリットに感じないが、
徒歩で中国本土の深センに行くことも可能。

深センや香港はドローン等の最先端の技術が集積されているとして
注目を浴びているエリア。

仕事や趣味によっては、
そうした恩恵に浴することもできる。


ただ、こうした強みを考慮しても、
やはり香港の移住しない理由の方が重みがあった。

今後も台湾に永住するわけではなく、
他の国に住むことを予定しているが、
香港は有力候補に入っていない。

一方で、毎年必ず立ち寄る街でもある。

それは金融関連の情報を仕入れるためであり、
暮らしとはまた違った意味合いで。


私にとっての香港は金融都市であり、
質の高い生活を送るために最適な街ではない。

そうしたスタンスで付き合ってきたし、
今後もその傾向は変わりそうにない。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

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