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移住者は外国人として目立つのか?


日本に住んでいると、外国人が少ないために目立つものの、海外に移住した場合に日本人も周りから浮いて見えるのか?

実際に海外移住してマレーシアに住んでみた感想としては、こちらの国が多民族社会であるため、大して目立たない。というのも、マレー系の他、中華系、インド系の住民が多く、他にも韓国人やインドネシア人、フィリピン人なども多く働いているため、日本人だから目立つということはない。

特に日本人の場合、見た目が中国人と似ているということで、中華系マレーシア人と思われることも多く、話さなければ外国人であることも分からないし、実際に中国語やマレー語で話しかけられることも多い。

日本のように外国人(特に欧米系)の移住者が少なく、働いている人も限られている社会においては、外国人であるということで目立つ。しかし、世界各国の首都を見ると、多民族社会の様相を呈しているケースも多いので、あまり外国人であることは特異な特徴にはならない。

しかも、中国人が世界各国に進出しているため、日本人であることは自分で言わないと分からない事が多い。ただし、これにはデメリットもある。




勘違いでからまれた

ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境線上にあり、カナダ側に滞在したときのこと。時刻は夕方になって、妙にテンションと身長の高い大学生たち8人ほどが近づいてきた。

彼らに取り囲まれ、口々に「チーナ、チーナ」と侮蔑的な表情で言われたが、これは中国の蔑称。つまり、中国人と誤解され、からまれたことになる。

暴力的な行為はなかったものの、身の危険を感じた出来事だった。カナダではバンクーバーを中心に、大勢の中国人が流入した。そのことで現地との摩擦が起きているため、このようなこともある。そして、これはカナダ限定の話でもないだろう。




4カ国に住んで感じること

海外移住をする場合、ほとんどのケースでは移住者の受け入れに寛容な国を選ぶはず。そうした国では外国人が住んでいることが珍しくないので、あまり人の目が集まることはない。

特にマレーシアのように多民族国家の場合、いちいち国籍なんて気にしていられない。お互いにとって、物珍しくもないわけだし、はっきり言えば意味がない。

フィリピンでは日本人はそれなりに目立つが、マニラのマカティのように外国人が多いエリアの場合、そこまで視線は感じない。ただし、セブのタリサイのように外国人が少ない場所では、じろじろ見られることもあった。

台湾では見た目で目立つことはないし、日本人と分かっても好意的な人が圧倒的に多かった。バンコクでは日本人の多いエリアに住んでいることもあり、やはり目立たない。

あくまで日本が外国人に対して特別な反応を示しているというのが、実際に海外に出てみて分かったこと。ただし、日本人であることがわかると、だまそうとしてきたりする人もいるので、むやみに明かすのは考えもの。




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執筆者、伊田武蔵
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