1万時間かけなくてもプロにはなれる


一般によく言われていることだが、その道のプロになる為には、1万時間をかけなければいけないという話を聞くことがある。

こちらは感覚的な話であるということは、1万時間という漠然とした時間を聞いても予測が付くところではないかと思う。

しかしながら、これは旧世代の話であって、例えば職人の世界であれば、まともに修行を付けてもらえるようになるまで住み込みで雑用をしたり、ノウハウを得ることなく、自分で見て感じ取ったりする時間があったということも考慮しなくてはならない。

現代のように、各種のノウハウが出回って、自ら情報を得ることができる社会においては、この時間というのを大幅に加速することはが可能だと思う。

業種によっては、通勤時間等の余計な時間は省いて、本質的に必要な作業だけに時間を使うこともできる。

例えば、インターネットを使っての仕事というのは、別に毎日1時間もかけて通勤する必要がないわけだから、そういった形で仕事をしていくのであれば、往復の2時間というのが浮くことになる。

1日に浮く時間が2時間として、週に5日間働くのであれば、週に10時間、1か月で40時間以上、1年を通じて約500時間を節約できるということになる。

ではその時間を、自分の専門的な仕事や、能力の習得に充てることができれば、それだけでも随分変わってくる。

事前に必要な情報というのをどんどん得ていって、効率よく能力を習得していくことができれば、3000時間程度でセミプロレベルにはなれるのではないかと思う。

ということは、毎日その仕事に専念できるのであれば、1日仮に10時間働くとして、約10か月でセミプロレベルに達することも可能ということになる。

この段階で、その道の一流のプロになるということは難しいにしても、それだけの時間をかければ、明らかに、素人やアマチュアとは別のレベルになることはできる。

これはマーケッターとしても、コピーライターとしてでも、あるいはちょっとした職人レベルであっても同じことが言える。

いわゆる普通の人とか、もしくはジェネラリストと呼ばれるようなレベルからは完全に抜け出すことはできるので、まずはこの3千時間というのを一つの目安として、取り組んでいったらいいのではないかと思う。

逆に言うと、そうなる前の間というのは、独立して仕事を得るということは、業種によっては難しいかもしれない。

そうなってくると、計画的にキャリアを組み立てることによって、まずは会社の中で修行を積みながら給料をもらって生活費にあて、そしてある程度自分がプロレベルに達した段階で、独立してしまうというのも一つの方法。

こういったところはある意味、したたかに会社を利用するというのも、一つの方法ではないかと思う。

私の場合は、会社に勤めながら副業として独自に進めていたが、これは会社に勤めている間に必要なスキルを身に付けられないと判断したから。

私が勤めていた会社というのは、非常に旧世代の考え方で、アナログ思考だった。

パソコンは使っていたものの、基本的に社内でネットを使うこともできないし、電子メールを送るということすらも拒否されていたので、会社に期待をするよりは、自分で動いた方がいいという判断だった。

そこら辺についてはやはり、柔軟に考えていく必要があるし、最終的には全ての責任を自分で持って、人生を切り開いていく必要がある。


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