今年の途中まで2年以上マレーシアに住んでみて、
色々感じることがあった。
まず、海外生活は初めてだった上、
英語も片言だったのに案外どうにでもなるということ。
移住のハードルは思っている以上に低かった。
日常生活の大部分は英語もろくに使わない。
レストランでもメニューがあるので、
極端な話、それを指差せば相手には通じる。
マレーシアに住むからといって、
マレー語を覚えたりもしなかった。
まったく必要なかったので。
たしかに英語を話せない人はいる。
ただ、そういう人と話さなければいけない場面は、
現実的に存在しなかった。
たとえば、不動産業者などは英語が通じるし、
何なら日本人向け業者に頼む手もある。
レストランもまともな店なら
メニューに英語表記が存在しないことはない。
マレーシアは多民族国家のため、住む人も様々。
そのため、英語表記や中国語表記がされているのは一般的で、
わざわざマレー語を覚える必然性は感じなかった。
ビザも当初は取らずに現地入りして、
途中でMM2Hというリタイアメントビザを取得した。
このへんの基準のゆるさもマレーシアの移住しやすさを
後押ししている要素。
住みたいと思っても、ビザが出ない国は多いので。
特に先進国は厳しいので、
ポルトガルやイギリス、ドイツなどに住みたいと思っても
容易にビザを発給してくれない。
ビザなしで1年住んだりもできない。
この点、マレーシアは住み始めるのにビザも要らず、
とりあえず1年程度ならビザなしでもいける。
さすがにそれ以上の期間になると厳しいとはいえ、
世界的に見ても基準のゆるい国。
ただし、2年以上住んだ後、
もう1年住もうとは思えなかった。
マレーシアの他の街に今後の将来の中で
暮らすことは選択肢としてありえる。
ただ、このままさらに1年というのは・・・。
それは息が詰まるというか、
退屈で利便性が低いので勘弁してほしかった。
マレーシアが住みづらいというよりも、
永住するという思想が私にはなかったので。
その結果、フィリピンに移住することにしたのだが、
その選択は間違っていなかったと感じている。
そして、ここにも永住する意思はなく、
再び1年で立ち去る予定。
こうした各国を転々としていくのは特殊なので、
マレーシアに住む人はしばらくの間、
そこに居続ける前提なのだと思う。
そうなると、やはり便利な場所であるのか、
ストレスが少ないかを再優先して住宅を選んだほうがいい。
買い物に不便とか、
移動の足がないというストレスは意外に積み重なる。
タクシーしか移動手段がないのに、
そのタクシーがストレスの原因になってしまうとか、
そうなると毎日の生活に問題を生じる。
マレーシアは和食を食べるにも色々な店があるし、
首都のクアラルンプールなら山頭火をはじめとして
東京ストリートという日本食レストランのスペースが
パビリオンというショッピングモールに入っている。
ペナンならアジア有数のビーチがある。
ジョホールバルはシンガポールの隣の立地で、
教育目的で親子で移住する人も増えている。
移住候補地としては魅力が大きい。
どの街に住むにしても、
住宅を選ぶ時に小さな我慢をしないことをお勧めしたい。
その積み重ねがマレーシアに住むことへの不満に
発展しかねないので。
最初にちょっとこだわって時間をかけても、
それで快適に暮らせるのなら十分なリターンはあるはず。
その手間はかけた方がいい。
立地で妥協したりすると、
本当に住みづらくて困ったりするので。
ちなみにマレーシアに住んでいる時にマラッカにも旅行に行ってみたが、
やはり旅行で行くにはいいものの便利な場所とは感じなかった。
マラッカにも大きなショッピングモールはあるので、
その近くならそれなりに用は済みそうなものの、
他の国に行くにもわざわざクアラルンプールまで行かなくてはならない。
一度足を運ぶ価値はある街なものの、
住むとなるとちょっと難がある気がした。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
電子書籍のプレゼントページへ