クアラルンプールのイメージが変わってきた



もうクアラルンプールに来ることは何度目になるのか、自分でも数えてみないとよくわからない。

しかしながら、今回の旅はクアラルンプールのイメージをかなり変えるものとなった。

その原因の一つは、モントキアラという日本人が多く住むエリアの不動産を視察したこと。

これまではパビリオンやKLCC、あるいはKLセントラル駅の周辺といった、いわゆる中心部を主に見て回っていた。

初めてクアラルンプールを訪れた時には、他にも中華街やインド人街を見たり、色々なところを見て回ったが、これもモノレールや地下鉄を中心に移動していたぐらいで、郊外に出るようなことはなかった。


モントキアラの住環境

しかしながら、今回モントキアラに行ったことによって、意外にもクアラルンプールの周辺には緑が多いこととか、さらに日本人が多く住んでいるようなエリアであっても、かなり環境が中心部とは違って緑も多く、閑静な住宅街であるという印象を受けた。

モントキアラは高層ビルが立ち並んでいて、主にこれらはコンドミニアムになっているのだが、決して田舎とか、そういったことではない。

洗練された雰囲気は残っているものの、しかし近くには山が見えたり、あるいは緑があったりして、かなり住環境としてはバランスが取れている。

クアラルンプールを移住先として考えた場合の問題の一つは空気の悪さだったが、モントキアラ地区に住むのであれば、この点はある程度までは解消される。


モントキアラの交通事情

この地域は一切電車が通っていないので、もし住むのであれば基本的には車が必要になるし、それ以外であればタクシーでの移動を強いられることになる。

もっとも一部のコンドミニアムについてはシャトルバスを走らせているという話だったので、それを利用することができるのなら、クアラルンプールの市内に行くのに、わざわざ悪質なタクシーの運転手と交渉したり、そのためにストレスを貯めこむことはない。

ただし、3軒のコンドミニアムを見せてもらって、シャトルバスがあったのは1軒だけ。

なおかつ、1時間に1回程度しか運行していないということだったので、それほど自由度が高いわけではなかった。

さらに言うと、市内へは時間帯によって渋滞しているということなので、そこら辺も考えないと、かなり移動が面倒になる印象。

その意味で言うと、クアラルンプールの問題である排気ガスとか、あまりにもうるさいとか、そういったことはモントキアラなら解消できるものの、これでは大都会に住むメリットをいまいち享受できない可能性がある。

この辺は一長一短ではあるものの、なにはともあれクアラルンプールを移住先として考えた場合の選択肢が一つ広がった。

他にも今回のクアラルンプールへの旅で感じたのは、意外にも服が安いということ。

女性ものの服を中心に、10リンギット、つまり300円程度で売っている服もあるし、もちろんこういった服は質が高いわけではないにしても、日本に比べるとだいぶ格安で購入することができる。

さすがに質と価格のバランスということで言うとバンコクには劣るものの、マレーシアは東南アジアの中でもかなり服が高いというイメージは、今回の旅行の中で薄れていくことになった。

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