ナポリの治安は悪いと聞くものの・・・


個人的な感想としてはナポリの治安は悪いわけではなく、
ただイタリア自体に詐欺師が多い印象はあった。

そもそも仕事を正確に行う意識が低いというか、
適当にごまかして切り抜けようという国民性を感じる。

その意味では、トラブルの起きやすい場所という感じはした。

タクシーに乗っても、バスに乗っても、
ホテルに泊まってもそういった仕事ぶりにうんざりした。



フランスのマルセイユがそうであるように、
港町は比較的気性が荒い人が集まりやすく、
治安が悪い傾向になりやすい。

ナポリもその意味で言えば、
イタリアの他の都市よりも危険度が若干増す印象はあった。


私自身は特に危険な目にあったこともないし、
事件を目撃するようなこともなかったものの、
友人が何人かでナポリを訪れた際、
一緒にいた人が被害にあったことがある。

同行者の日本人医師が
到着直後にスクーターに乗ったひったくりにあい、
かばんを肩にかけていたのでそのまま引きづられてしまい、
50メートルほど行ったところで
カバンのヒモが切れて助かったらしい。


頭を打ったりはしなかったものの、
その際に背中や腕を負傷したために
イタリア到着直後に病院送りになってしまった。



こうした話を聞くと、
やはりナポリの治安は良くはないと感じる。

数年前にはゴミ問題も生じていたし、
何だか落ち着かないというか、
日本人がリラックスして周れる感じではない。

ただ、逆に言えば凶悪犯罪は少ないし、
注意を心がけておけば十分に対応できるレベルとも言える。



海外では治安が特に悪い国ではなくても、
日本のように振る舞うのは危険。

カバンを席に置いたまま離れるとか、
そうした油断をしないのは基本的な事柄。

ナポリの場合には、
それに加えてひったくりに気をつけておけば
基本的には大丈夫というのが実感。

カバンは車道側ではない方に持つとか、
万が一の時に引きずられないように
ヒモを体に巻き付けるような形にしないとか。


そんなに恐ろしい街だったわけではないし、
治安が良くはないと言っても
世界的に見て危険というほどではない。



多額の現金を持ち歩かないとか
基本的なことは気をつけておくとして、
別に治安が悪いからナポリにはもう行きたくないとか、
そういう感情はわいてこない。


ちなみに、お金は持たなすぎるのも危険。

いざという時にいくらかのお金を差し出すことで
相手も目的を遂げて立ち去ってくれる。

その時に頑なに拒否を続けると、
(たとえ実際に現金がなくても)
相手が逆上して肉体的な被害を受けることにもなりかねない。

1万円に当たるぐらいのユーロは常時持っておくと
ヨーロッパを旅する時は安心。


これはイタリアばかりではなく、
各国で共通して言える防犯対策。

厳密には巻き込まれた時に被害を小さくするための方法。


大怪我をしたりするリスクを考えれば、
1万円で事なきを得られる方がいい。

そのために、使わなくても現金を持っておくと
万が一の時に役に立つ。



基本的にナポリを訪れる日本人は大部分が旅行者なので、
それほど長居するわけではないはず。

限られた期間だけでも、
しっかり対策をしておけばいいのではないかと。


魔の巣窟のような街では決してないし、
荒くれ者が集まっている無法地帯でもない。

イタリアは仮にも先進国には入っているわけだし、
そこまでひどいことはないので。



ただし、経済動向によって一部の人が荒れることはある。

失業率が上がったりすれば、
それだけフラストレーションを溜め込む人は増えるわけで、
実際にバルセロナやマドリッドではその傾向も見られると聞く。

ナポリでもそうした時期には、
少し余分に治安について気を配ったほうがいいかもしれない。



それにしても、これだけひったくりが多いとなると、
むしろジャカルタやクアラルンプールの方が
安全に思えてくる。

一般にヨーロッパは先進国なので平和そうだが、
ナポリの治安のように不穏な場所もある。

そもそもイタリアが先進国に入っているのかは
判断に迷うところもあるが、
そうした分類の問題は横に置いておくとして、
この国はかなりあやしい人間が近づいてくる。


片時も気を許せないというのは、
イタリアを縦断した感想。

個人的にはペルージャであやしい男が車を横付けしてきて、
送っていくと言ってきたことがあった。

もちろん断ってさっさと歩き去ったが、
純粋な善意と信じるには、この国では抵抗がある。



ヨーロッパの中でもイタリアは治安の悪さを指摘される。

その中でもナポリはトラブルが多いと言われるので、
先進国だからと安心することは到底できない。




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執筆者、伊田武蔵
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