台湾はairbnbの民泊利用に向いていない?その理由



台湾でairbnbを使おうとしたのは、
3ヶ月近くホテルだけに泊まるのも単調だし、
今後の移住先として下見に来た以上は
現地の物件に止まってみたかったから。

北から台北、台中、台南、高雄と南下しながら視察するうち、
この中のどこかの都市で暮らす可能性が高まってきた。

前回の台北訪問は単なる旅行だったが、
今回は最初から移住を考えての下見という明確な指向性があった。

である以上、
airbnbを通して現地の物件を借りてみるというのは、
参考になる点が多々あるのは間違いない。

しかしながら、台湾で民泊の物件を借りるには
なかなか厄介なハードルが存在することも感じた。



トイレ問題をどうクリアするか?


台湾に限らず、airbnbで宿泊費を安くするには
一週間や一ヶ月同じ物件に止まって割引を受ける方法がある。

そうした割引を設けていないオーナーも居るが、
時には月間割引が35%という物件もある。

35%引きということは、
実に3分の2の金額で借りられることに。

ただでさえホテルよりも相対的に割安な上、
さらにここまで下がるのは旅費を圧縮する上でもインパクトが大きい。


ただし、台湾にはトイレの問題がある。

というのも、伝統的にトイレットペーパーを
便器に流せないというもの。

新しい物件の中には流せるものもあるのだが、
ウォシュレットの付いているホテルでも
紙は流せないことがしばしばある。


当然、airbnbで貸し出さている物件でも
このあたりはばらつきがある。

となると、数日も泊まっていると、
使用済みの紙がトイレのゴミ箱にたまっていく。

これは日本人の感覚としては耐え難いものがある。


以前に2年ほど暮らしたマレーシアも
トイレ事情は悪かった。

向こうでは紙を使わずにシャワーで流す人が多いため、
公衆トイレの個室が水浸しという問題が。

しかもトイレを使った後に洗い流した水なので、
その水自体が衛生的とは思えない・・・。


ただ、これは外のトイレの話で、
自宅はまったく関係ない。

対して台湾の場合には、
自宅トイレにも同様の問題が生じる。

この場合で言えば、airbnbで借りる物件。


こうなると長期滞在は精神的にきついものがある。

もちろん、数日おきに掃除をしてくれるオーナーもいるので、
そうしたハウスルール次第の部分はあるが。


ただ、トイレットペーパーを流せるかどうかも含め、
事前に確認しておく必要があるのは面倒。

普通の国では、
そもそもこんな心配はいらない。

中進国や先進国だけではなく、
東南アジアの新興国であっても。

トイレのパイプが細いという
インフラの構造的な問題を抱えているのは、
台湾の大きな落とし穴になってしまっている。


言葉の問題


台湾では北京語が使われているが、
私は北京語と広東語の区別もつかない。

中国語なんて覚える気もない。


ただ、台湾国内の物件をairbnbで探すと、
台北・台中・台南・高雄の別を問わず
中国語表記で説明されている物件が多数派。

現地の言葉なので当然のことだが、
これでは細かい内容が分からない。

それでなくてもairbnbはhotels.comのように
部屋の平米数のような客観的なデータに乏しい。

雰囲気で察しなくてはならない部分がただでさえ多い上、
言葉まで分からなくては困ってしまう。


漢字だけがずらっと並んだ説明を理解するのは、
片言の英語よりもずっと難易度が高い。

漢字は表意文字なので、
文字から意味をある程度推測できるという人もいるが、
それにも限界がある。

適当な解釈で予約をして、
チェックインの際も言葉が通じずにコミュニケーションが取れず、
何かトラブルに見舞われるようなことになってはたまらない。

それは借り手であるこちら側も、
貸し手である部屋のオーナー側にも不幸なこと。

というより、
説明を読めない宿泊者なんて
オーナー側にはとんだ災難だろう。



台湾は国家としての独立性に不安のあるお国事情から、
海外思考は強いとされる。

なにしろ、いつ中国に併合されるかという
不安をずっと抱えてきた歴史があるので。


そうした背景があるため、
現在も留学や海外就職をする人も少なくない。

そのため、airbnbオーナーの中にも
英語が使える人はそれなりにいると思われる。

しかし、中国語表記されている物件のオーナーに
わざわざコンタクトを取るのも面倒なもの。

いちいちそんな手間をかけてまで、
日々泊まる物件の予約をしていたのではたまらない。

短期の旅ならともかく、
私のように日常的にホテル暮らしをしている場合には
それだけの時間と労力をかけるのは負担になりすぎる。


そうなると、
最初から英語で説明が表記されている物件のみが対象となり、
airbnbではおのずと選択肢が狭くなってしまう。


環境に優しく、人に厳しい


エコや環境配慮のため、
タオルやアメニティを置いていない物件が
台湾には多い気がする。

airbnbのサイトを見ても、
英語で「身の回りの品」を持ってくるように書かれていて、
それがどの範囲か分からなかったケースも。

明確にタオルは提供しないと
ハウスルールに記載されていた物件もあった。

タオルを持ち歩くなんて荷物になるし、
濡れたタオルをスーツケースに入れたら
他の荷物にまで湿気が移って問題が起きかねない。

スーツケースにカビがはえたりしても困るし、
電子機器に問題が生じる可能性もある。


ただでさえ少ない英語表記の物件の中から
レビューの評価が高い物件に絞り、
残った物件がこんな条件付きだと気持ちが萎える。

そこまでしてairbnbを使わなくてもいいかと思い、
結局ホテルを予約したことも1度や2度ではない。


トイレ問題、言語問題、アメニティ問題。

この3つの問題が、
台湾でairbnbを使う上でのハードル。

ホテルよりも安く滞在できる上、
現地の暮らしを体験できてメリットの多い民泊だが、
なかなか難しい課題も残されている。



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執筆者、伊田武蔵
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