マニラで電車に乗ってみたが、二度と乗らない【フィリピン】

マニラMRT-3線の駅
フィリピンの首都マニラには市内を走る電車がある。

長距離鉄道ではなく、
バンコクやクアラルンプールと同じように
街中の交通手段として。

具体的には、LRT1(Light Rail Transit)が
パサイのBaclaran 駅からケソンのRoosevelt駅までを結び、
LRT2がマリキーナのSantolan駅からマニラのRecto駅まで。

この他にMRT(Metro Rail Transit)も通っている。

フィリピンに移住した直後、
と言ってもまだコンドミニアムも決まらないうちに
その電車に乗ってみた。


電車に乗る前に不安がよぎる

それにしても、さすがフィリピンだけあって、
乗り込む前からすでに想像の斜め上を行く事態が。

まず駅に入る前に持ち物の検査がある。

危険物を保持していないか、バッグの中まで確認される。

こうしたことはショッピングモールでも行われているし、
一部のホテルやオフィスビルでも同様。

フィリピンでは珍しいことではない。

ただ、電車に乗る人が多いため、駅はとても混雑していた。

バンコクでも地下鉄では荷物検査があるし、
事件が起きて取り締まりが厳しい時期には
スカイトレイン(BTS)でもカバンの中身を
確認されることがある。

しかし、マニラの駅では長蛇の列ができ、
駅の薄暗さと相まってあやしくて不快な雰囲気が。

そこを通過して駅の窓口(自販機ではない)で
係員から切符を購入してホームへ。

この窓口にも行列ができていた。

駅自体が古めかしく、決してきれいとは言えない。

バンコクやクアラルンプールには及ばず、
ジャカルタより若干いいぐらい。

鉄道の路線自体も少ないし、
利便性が高くないことはここまでで理解できた。

料金は40円程度からと、とても安い。


落ち着かない電車内での時間

電車が到着すると、午前10時過ぎにも関わらず
かなり人が多かった。

ギュウギュウとまではいかないが、
車内のどこにいても人とぶつかる程度。

日本の満員電車よりはずっと楽なものの、
スリにあったりするリスクを考えると落ち着かない。

目的地に到着した頃には、
マニラで電車に乗って移動するのは不便という結論に。

電車に乗るまでも時間がかかるし、
乗り心地も決して良くはない。

フィリピンで生活している人に聞いても、
マニラの鉄道は使わない方がいいという人もいれば、
財布と携帯電話を前のポケットに入れて
その上から軽く手を突っ込んでおけば大丈夫という人もいる。

どちらにしても、
バッグの中に貴重品を入れて電車に乗るのは
アウトというのが共通の見解。


マニラでの移動はタクシー一択


マニラは世界の主要首都の中でも
タクシー料金の安さが指折りの街。

わざわざフィリピンに来て電車に乗るよりも
タクシーで移動した方が安全で快適。

そんなこともあり、試しに一度乗った後は
マニラの鉄道を利用することは今日に至るまでない。

電車やジプニーは外国人向けというより
現地のフィリピン人向けの要素が強い。

安全性を考えても気軽に乗るのは止めたほうが無難。

東京のように鉄道が張り巡らされているわけでもないので、
実際問題としてさほど便利なわけでもない。

結局、移動は徒歩かタクシーの二択になっている。

ちなみに、東南アジア各国の首都と同様に
マニラも車の渋滞がひどい。

そもそも、マニラ首都圏に1000万人以上住んでいるので、
規模としては東京レベル。

そう考えると、今後鉄道網を充実させていくのは
渋滞緩和策としては必要だと思う。

現状の3本しか路線がないのは少なすぎではないかと。


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