20代で海外移住して後悔したこと


私が初めて海外移住をしたのは20代の時で、
下見もせずにマレーシアに行った。

その後に30歳を迎え、今は30代になった。


この出来事がきっかけで人生が変わったかといえば、
確かに変化した。

具体的には人生の選択肢が増えた。

たとえば、マレーシアでは月に15万円もあれば十分に暮らせる。

節約した結果の話ではなく、
毎日外食したりプール付きのコンドミニアムに住んでも
この程度の金額があれば余る。

ちょっと節約すれば10万円以下で生活することもできるだろう。

そして、タイやインドネシア、シンガポール等に
旅行に行くのもコストが安い。

片道数千円と東京−大阪間の片道よりも
はるかに手軽に移動ができる。

海外移住によってこうした世界を知った結果、
20代終わりから30代にさしかかったところで
各国を周ることができた。

そして、仮に経済状態が悪くなっても
生活レベルを落とさずに暮らせる国があることも分かった。

別に成金生活には憧れがないが、
やはりある程度の生活水準は保ちたい。

そういう意味で、
マレーシアでの暮らしはそれ自体が社会保障のような感じだった。

いざという時には
住む国を選べば十分にやっていけるという意味で。

20代の大部分の時間は目的なしにフラフラしたり、
サラリーマンになってボロボロになったり、
その後独立してビジネスを軌道に乗せたりして
終わっていった。

そんな中で、最後の最後で貴重な体験ができたと思う。

海外移住も実際に行う半年前には
まったく予想もしていなかったが。

かなり成り行きというか気分で日本を出たが、
もう当面は戻る気もない。

すでに日本も居住地の選択肢の1つでしかないので、
それ以上の思い入れがあるわけでもない。

マレーシアを出ることを決めた時にも、
日本は有力候補になるわけでもなく
フィリピンに移住した。

いつかは日本に住むこともあるのだろうが、
それはだいぶ先になるのだろう。

海外にはもっと移住したい国があるので。

私の場合は人一倍体力がないこともあり、
20代のうちに海外に出たのはよかったかもしれない。

早い段階で出ることができたからこそ、
他の国も精力的に回ることができた。

移動にも体力を使うので、
衰えてからでは厳しかったのだろう。

特に計算していたわけでもないが、
結果的に20代というのはいい時期だったのかもしれない。

もしもう一度20代に戻るとしたら、
普通に海外移住するというよりもワーキングホリデーで
通常はビザを取りづらい国に行くだろう。

ワーキングホリデーの対象国はほとんどが先進国や資源国で、
1年だけ滞在とかそういうことはしづらいので。

20代の最後になるまで世界に目を向けたりはしなかったので、
ワーキングホリデーなんて考えもしなかったのは
今にして思うともったいなかったと感じる。


背負うものが少ないというチャンス

バンコク、エカマイのゲートウェイ・モール
20代後半から30代前半にかけて
結婚する人が増えていく。

そうなると海外に移住するんも家族の同意も必要だし、
子供ができれば通わせる学校のことも考えなくてはならない。

家族を養う立場になれば、
職を一時的にでも失うことには抵抗もできるだろう。

日本から出ることでキャリアが中断される場合には、
今まで積み上げてきたものが壊れることにもなる。

こうして、30代、40代と年齡を重ねるにつれて
海外生活のハードルが上がっていく。

20代のうちが特別簡単だとは思わないが、
多くの移住希望者を見ていると、
やはり背負うものが増えるほどにフットワークは重くなる。

これも厳然とした事実。


そう考えると、早いうちにチャンスを活かすのは
合理的な判断だろう。

長い目で人生を俯瞰してみれば、
相対的に20代のうちは自由がきくことが多い。

もちろん人によって事情は様々だが、
成約が少ないうちに行動してしまう方が
リスクも少なく、得られる成果は大きい。

と言っても、焦っていきなり日本から出る必要はないし、
まずは今後の人生設計を具体的に行うところから
始めたらいいのではないかと。

その上で、足りない要素は補えばいいし、
不要なものは捨てたらいい。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
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