リスボンから1時間ほどの場所に、オビドスという村がある。
オビドスは高台にある城塞都市。
今でもはっきりと城壁が残っていて、その城壁の上をぐるっと歩くことができる。
リスボンを昼過ぎに出てから、バスで3時過ぎに到着することができた。
それからCasa das Senhoras Rainhasホテルに荷物を置いて、城壁の上を歩いたり、町中をブラブラしたりして、その日1日を終えた。
基本的には狭い村だし、城壁の中を歩き周っても端から端まで5分もかからない。
道が細く観光客がたくさんいて、若干歩きづらいところはある。
しかしながら、建物は美しいし、観光客が多いので外国人向けの店もバリエーションに富んでいる。
チェリーで作ったお酒ginjaをチョコレート製のカップに入れて、1ユーロで売っている店もあり、ちょっとした旅行気分も味わわせてくれる。
1ユーロであの美味しいチェリー酒とチョコレートが楽しめるとは、ポルトガルの物価の安さは観光地でも際立つ。
オビドスの真の姿
オビドスの本当の魅力は人が雑然とした時間帯にあるというより、村がこじんまりしていて、静かなところにあると思っている。
実際にオビドスで宿泊をしてみて感じたのは、夜になってもそこまで人は減らないものの、朝になるとほぼ人がいなくなるということ。
前日の夜は9時ごろに陽が沈んで、10時前にCasa das Senhoras Rainhasホテルを出てみても、まだ昼間の1/3か1/4ぐらいの人は残っていた。
それに対して、朝7時ぐらいに一度ホテルを出てみると、ほぼ無人に近い状態。
午前9時過ぎになっても、無人とまでは言わないものの、前日の夜10時頃の半分以下に人が減っていた。
とにかく町が静かだし、人が少ないので通りも歩きやすい。
そして、朝の空気に誘われるように城壁の外に出てみると、高台から辺り一帯を見渡すことができる。
周りには大きな町もなく、畑や緑が中心となっている。
朝のオビドスはとても静かで、鳥の声とか、たまに犬の鳴き声がするぐらいで、車が通っただけでも、その音が目立つ。
こういった場所は、例えばイタリアのアッシジなどもあるが、オビドスはリスボンからもバスで一本だし、アクセスが良好でのんびりとできる村。
本当の田舎になってしまうと、なかなか外国人が宿泊をする施設がなかったりとか、英語が通じないとか、色々な問題があるし、場合によってはレストランもほとんどなかったりもする。
その点オビドスは、食べるものが豊富とまでは言えないものの、10軒弱ぐらいのレストランは1日のうちに見つけたので、食の面でも大きな問題はない。
物価で見ると、ホテル代やレストラン代はリスボンの観光地のエリアと同じくらいの価格がするので、コストが安いとは言えないものの、これだけの環境の中で滞在ができるのであれば、十分支払う価値のあるコスト。
むしろ、個人的にリスボンよりも、オビドスの方が快適ではないかという気さえしているほど。
唯一問題なのは、私が今宿泊しているホテルは早朝は閉まっていて、朝8時過ぎまでドアが開かないこと。
正確に言うと、ドアを中から開けることはできるものの、1度外へ出てしまうと入れなくなるので、例えば朝7時にホテルを出た場合、1時間以上は強制的に外に締め出された状態になってしまう。
そのため、朝の静かな時間帯の散歩が、8時頃からしか開始できないのは、若干残念なところではある。
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