
エアアジアでセブからマレーシアのクアラルンプールへの航空券を取ったところ、5千円台で購入することができた。
これはかなり安いと思って喜んでいたら、落とし穴が待っていた。
というのも、セブ空港に行くとトラベルタックスと空港使用料、さらにフィリピンの永住権(クオータビザ)を持っていることによって出国証明書であるECCを毎回取らなければいけないので、この合計金額が約1万円になってしまった。
ちなみに、出国証明書は通常であれば長期滞在をした場合のみ取得する必要があるが、私の場合はクオータービザを保持しているため、たとえ1日しか滞在していなくても、必ず必要な書類になってしまう。
ということで、結局もろもろ考えると1万5千円ぐらいかかっているので、距離と移動時間を考えると、取り立てて安いわけではないという結果になってしまった。
こういった空港で税金や諸費用を徴収する仕組みを取っている空港は他にもあって、例えばインドネシアのジャカルタにおいても、空港でお金を徴収された。
ジャカルタのスカルノハッタ国際空港では1500円程度だったので、それに比べるとセブはだいぶコストがかさんでしまうことになる。
5円の航空券を予約しても・・・
さらに言うと、1月にボホール島という島を視察しに行くためにセブを経由するが、その時もクアラルンプールまで往復することになった。
そして今回は珍しく片道の航空券ではなくて往復で取ったが、行きは約1万円かかるのに対して、帰りは2千円か3千円ぐらいしかしなかった。
というのも、実質的な航空券の代金が5円だったので。
結局1万円ぐらいの費用が当日空港で上乗せされるということを考えてみると、結局帰りも1万2千円ぐらいになるので、別に安いわけでもない。
しかも今回はこういった事情をすっかり失念していて、現金もあまり持ち合わせていなかったので、ギリギリになってからATMを探すことになってしまった。
セブ空港の場合、国際線のターミナルにはATMがなく、すぐ隣りにある国内線までいかなければいけない。
また、一度ECCを購入するためにATMへ走って、そこからまた荷物検査等を受け直して、元来た場所まで行こうとしたところ、先程は言われなかったのにもかかわらず、今度はトラベルタックスが必要だということを指摘された。
結局その為にもう一度キャッシュをおろしに国内線まで移動し、そこからまた同じルートを辿って戻ってくるということで、3回も同じ道を行くことになってしまった。
幸いなことに荷物検査等のところにほとんど人がいなかったのと、セブの荷物検査は非常に適当なので時間がかからず、それによってどうにかなったものの、下手をすると飛行機に乗り遅れる事態になりかねなかった。
蓋を開けてみれば、クアラルンプール行きの飛行機の出発が遅れていて、時間には余裕で間に合ったことになるが、あまり心地いいものではなかった。
それにしてもセブの空港は非常に簡素というか、質素な作りで、ビーチリゾートということを考えると、もう少し設備の面をどうにかした方がいいのではないかということを、今回改めて感じた。