
クアラルンプール到着直後に、お腹を下してしまった。
どうやら原因として思い当たるのは、KLセントラル駅の隣に新設されたショッピングモールのフードコートで食べた牛骨スープ。
胃腸によさそうということで飲んだ牛骨スープで激しくお腹を下してしまうというのは皮肉な話だが、食べて30分としないうちからすでに胃腸の異常を感じていたので、どうもそれ以外の原因は考えづらい。
結局2〜3日お腹が緩い状態が続いていたと思ったら、今度は頭痛がするようになってしまい、さらには胃痛でキリキリと痛むようになってしまったので、元々なんで寝込んでいたのかもよくわからない状態になってしまった。
結局は風邪をこじらせてしまったような形になってしまったが、何にしてもお腹をいたわらないわけにはいかない。
ということで、お粥を中心とした食生活にすることにした。
これはクアラルンプールに来たらやろうかと思っていたことではあったものの、さすがにここまで本格的なお粥生活をする羽目になるとは予想していなかった。
予想外に本格的なお粥生活
なぜこういったことを事前に考えていたかと言うと、元々ヨーロッパや北米で、ある程度脂肪分の多い食事や肉を中心としたガッツリとした食生活を送っていたので、それによって胃腸が疲労している部分があるのではないかという配慮があったため。そして、セブの場合はなかなかお粥を売っている店がなかったので、お腹にやさしい食生活をすることができず、クアラルンプールに来れば、ジャランアローというマレー料理の屋台が並んでいる通りを中心として、色々な店でお粥を食べることができる。
というのも、マレーシアの場合、中華系の住民も多いので、そちらの食文化も少なからず導入されており、そういった意味でお粥を食べるには事欠かないから。
以前に同じように胃を休めようとして、バンコクでお粥を食べられる店を探したこともある。
こちらなかなか見つからず難航したが、結局はターミナル21というショッピングモールの上の方にあるフードコートの中に、お粥を出す店を見つけることができた。
夕食はそこのお粥と地下のスーパーで買ってきたミネストローネやほうれん草スープを中心に済ませていたこともあるが、今回のクアラルンプールでは3食すべてがお粥という生活を数日続けることになったので、かなり本格的なものになってしまった。
これは、好き好んでそうしていたというよりは、胃腸が衰弱しすぎてお粥以外のものを食べても、なかなか消化しきれないという確信があったから。
もちろん実際にはその間にも、ちょっとした付き合わせの野菜を注文したりとか、そういった形でできるだけ栄養を摂るようにはしていたが、最初の2日ほどは食べてもすぐにそのまま下してしまうというような具合だったので、あまり意味があったようには感じない。
結局、アジアに戻ってきて胃腸をしばらくゆっくりと休ませようという思いがあったものの、それどころではなく、かえって一度状況が激しく悪くなってしまった。
この点についてはどうしようもない部分もあるが、かなり本格的に体調を崩してしまったのは残念だった。