このまま一生独身かもしれないと思って生きているが、
特に不安を感じているわけではない。
以前は心細さがあったものの、
今となっては過去の話になってしまった。
というのも、自分でリスクコントロールができたり、
人生を管理できるようになってきたから。
一生独身と言っても、不安を感じるのは主に老後のこと。
これからずっと結婚することなく過ごして、
子供も妻もいない生活の行く末に何が待っているのか分からない、
あるいはテレビで天涯孤独な老人の孤独死の報道を見て
急に心もとない気持ちになるというようなことだと思う。
ずっと先の話なので、
何が起こるか分からないという不安はある。
30年後の生活をリアリティーをもって
イメージするのは難しいのだから。
しかし、考えてみれば大した問題ではない。
30歳から老後の備えを開始
私の場合は30歳から自分で年金代わりに
毎月積立型の投資を行っている。
満期は55歳の段階で迎える。
他にも不動産等を持っているので、
金銭的な部分で生きていくのに困ることは考えづらい。
少なくても、結婚したからといって、
それが解決することはない。
仮に一生独身でい続ければ、
それだけ柔軟な人生設計を行えるわけなので
経済面ではプラスにすら働く。
介護問題には海外生活がプラスに
では、不安の種になりやすい老後の介護の問題はどうか?たしかに結婚していれば、
妻や子供が介護をしてくれるかもしれない。
ただし、それは可能性があるだけ。
そこまで結婚生活が続く保証もないし、
妻の介護をする立場に周るかもしれない。
子供ができるとは限らないし、
親の世話ができないほど忙しいこともありえる。
それよりは、すでに海外生活も送っているわけだし、
人件費が安くてホスピタリティの高い
フィリピンやインドネシアで老人ホームに入るとか、
看護もできるメイドさんを雇うほうが確実。
日本の高級老人ホームのように
数千万円単位のお金はかからないので。
私が介護を受けるとしたら
早くても30年後以降になるのだろうから、
その時に各国の状態がどうなっているかは分からない。
ただ、その時に最適な選択を出来る程度に
経験を積んでいる自信はある。
もうすでにマレーシアとフィリピンでの海外生活も経験したし、
今後も当面は海外で暮らすつもりなので。
一生の問題として抱えるような不安で、
独身の場合に特有の問題は案外少ない。
結局、結婚してもしなくても、
将来に対しては不確定のリスクを背負わざるをえない。
時に理不尽なことが起こるのも人生なのだから。
独身であることの強み
そうした前提で考える限り、
一生独身でいたほうが機動力があるし、
意思決定も圧倒的に早い。
実際、結婚したために妻の反対にあって
海外移住を決行できない友人もいる。
彼の場合は経済的にも成功しているので、
日本に住んでいるだけで税負担が重くなる。
それがなくなるだけでも実質的な収入は
年間に数百万円単位で増えることになるだろう。
(もう1桁上かもしれない)
こんな制約を課されるのも結婚生活の1つの側面。
そもそも、結婚とは法的な契約であって、
ある種の社会的かつ公的な保証制度。
他人から保証を受けたい人向けの仕組みで、
独立した人間にとっては制約にしかならない。
フランスで事実婚が増えて
法的な結婚が減っているのも自然な話。
わざわざ法的な義務を背負う理由がないのなら、
お互いに独身のままでいた方が自由なのだから。
その結果として、一生添い遂げられるかもしれないし、
そうではないかもしれない。
将来に不安を感じることはあっても、
可能性を閉ざすよりはマシという考え方は納得できる。
離婚に対するハードルが低い日本においては、
フランスのように事実婚が急増することはおそらくない。
しかし、望むかどうかは別として
一生独身でいる人は増えている。
いくら妻や夫ができても将来に不安は残るのだし、
その不安を引き受ける覚悟を決めることの方が大事ではないかと思う。
役所に婚姻届を出したところで、
幸せも安定も保証されない。
ただ婚姻契約が成立するだけ。
そこに過剰な期待を見出したり、
独身でいることに暗雲立ち込める生涯を連想するのは、
前時代的な発想ではないかと思う。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
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電子書籍の目次等も掲載しているので、
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