海外に移住してから友達をどうやって作るかについて、
今回は私の実体験や周囲の移住仲間が行ったことを
お伝えしようと思う。
通常は知っている人がいない状態なので、
異国で寂しい思いをしたり、
孤独を感じる場合もある。
ただ、国内で少し遠くに引っ越す場合よりも
考えようによっては友達や知人を作りやすい部分もある。
日本人同士の場合、
お互いに外国で暮らしていると親近感や連帯感を持ちやすいし、
外国人なら親日の人もいる。
日本国内での引っ越しの場合には
国籍がアイデンティティになることはないが、
海外に移住した後だと話は別。
そのため、人と知り合ったり、
関係を作ったりするのは比較的容易な部分があるように感じる。
言葉も十分に通じず、
文化的にもへだたりがある国では寂しさを感じることも多いが、
それを突破するのは意外に難易度が低め。
少なくとも国内での転居よりは。
では、具体的な方法について見ていこう。
現地のコミュニティーに入る
日本人が多い街であれば、和食レストラン等に日本人向けのフリーペーパーが置いてある。
たとえば、私が以前すんだマニラならprimerやマニラナビ、
セブならセブポット等。
こういったフリーペーパーの中には、
日本人の同好会等の告知がされていることが多い。
たとえば、フットサルやコーラス、ヨガ等を
一緒に行う人を集めているグループの告知。
フリーペーパーが発行されていなくても、
ネットで検索すればこうしたコミュニティーが見つかる事が多い。
同じ趣味を持っている人同士なら友達になりやすいし、
まずはこういったところに目を向けるのが手っ取り早い。
他にも日本人会に加入する場合には、
彼らが主催する会合に参加する手もあるだろう。
子供がいる場合であれば、
親同士での集まりが頻繁に行われる場合もある。
特に日本人学校に子供が通っていて、
日本人の多いコンドミニアムに住んでいるような場合には
良くも悪くも母親同士の交流が密な場合もある。
うまく行けばママ友のつながりができて
楽しく海外移住生活を楽しめる場合もあるが、
逆にストレスになることも。
特に合わない人がいる場合とか、
階級意識の強い関係が苦手な人には辛い。
一部の日本人コミュニティーは
会社のネームバリューや肩書で階層分けがされる。
ちょうど社宅のようなイメージで。
これはマニラに住んでいた時に感じていたことで、
リトルトーキョーという和食レストランが集まる地域で
カラオケ大会等をしている時にも、
役員紹介では欠かすことなく社名と職位が読み上げられていた。
自分に合う友達を求めるのなら、
それ相応のコミュニティーを選んだほうがいいだろう。
フェイスブックグループの活動
日本人が多い地域であれば、その地域に住んでいる日本人のフェイスブックグループが
すでに存在する場合がある。
たとえば、シドニーに住んでいる日本人のような感じで。
単純に日本語でFacebookを検索するだけなので、
見つけるのはたやすい。
ただし、存在しないことも多々あるが。
フェイスブックグループがある場合には、
そこに参加して食事会等の呼びかけができる。
告知前には、一応管理人の人に連絡して
そうした告知が問題ないか確認しておくと安心。
友達候補を見つけるわけなので、
どんな人に来てほしいかを明確にした方がいいだろう。
それによって発するメッセージも変わってくる。
性別等で参加条件を絞り込むこともできる。
海外で寂しい思いをしながらも、
自分では行動を起こせない人は大勢いる。
呼びかける側になれば、
そうした人にチャンスを提供すると同時に、
自分自身もその恩恵に預かれる。
大きなイベントの主催者になるのは負担がかかるが、
食事会の幹事ぐらいならそう難しくはないので
検討する価値はある。
外国人の友達を作りたいなら、
英語や現地の言葉でFacebookを検索すれば
同様にグループを見つけることができる。
親日的な外国人を集めたければ、
日本の伝統を伝えるような集まりを催してもいい。
別に本格的なイベントではなくても、
お茶会の席で折り紙を折ってみせる程度でも
国によっては物珍しく感じてくれる。
自分でフェイスブックグループを作る方法もあるが、
現在の状況だと広告を打たない限り
人が集まるのに時間がかかるし、
管理もそれなりに面倒。
参考までに付け加えておくと、
私もフェイスブックをやっている。
伊田武蔵のフェイスブックアカウント
自分で情報発信する
私はブログとメルマガを出しているが、おかげで人との出合いには事欠かない。
これまで住んだマレーシアやフィリピンはもちろん、
旅先の香港やタイ、ベトナム等の様々な国で
読者さんに会ってきた。
しかも私の考えや価値観を理解してくれている人たちなので、
まったく見ず知らずの人と知り合う場合よりも
ずっと話が盛り上がる傾向にある。
ただし、情報発信には時間も手間もかかるし、
戦略的に行っていかないと人に見てもらえない。
そのため、海外移住してすぐに友達を作るために行っても、
時間がかかって嫌になってしまうかもしれない。
既存のコミュニティーに入ったり、
フェイスブックグループを活用するよりも難易度は高く、
一方で集まってくる人の質が高い方法なのが情報発信。
友達からの紹介で縁が広がる
信頼できる人脈は紹介から来ることが多い。これは体験上も実感しているところ。
同じ街に移住した日本人同士の場合、
それだけで親近感があるものなので、
気が合う人を見つけたら友達や知人を紹介してもらえば
そこで関係の輪が広がっていく。
人をつなぐのが得意な人もいるので、
そうした人と付き合っていると
自然に縁が増える場合もある。
常に0から人脈を開拓するより、
知り合った人に新しい人を紹介してもらうと
人間関係が豊富になっていく。
とは言え、友達なんて多ければいいものでもないし、
人脈を広げ過ぎればしがらみにもなる。
プラスにもマイナスにも働くものなので、
基本的には焦らない方がいいのではないかと。
余裕を持っていないと、
おかしな人と関わって
トラブルに巻き込まれる羽目にもなりかねない。
実際、海外に住んでいる日本人の中には、
気を許しやすい日本人同士という関係を利用して
騙してくる人がいるのも事実。
私の移住仲間も被害にあったことがあるが、
寂しさや不安で脇が甘くならないように気をつけておきたい。
もっとも、そうした人は例外的な少数派で、
大多数の海外在住者がまともな人なのは当然のことだが。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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