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マレーシア・ジョホールバルの治安|刃物男に遭遇


ジョホールバルと言えば、かつてはマレーシアで最も治安の悪い街だったらしい。しかし、現在では警察官の増員等の対策によって、大幅に治安が改善している。数字でも犯罪件数は減少している。

しかし、ジョホールバルで暮らしているマレーシア人に聞くと、ジョホールバルは治安が良くないと必ず答える。これまでは、その意味を理解しきれなかった。犯罪のない都市はないわけだし、かつての姿を知っているだけに、そういうイメージを今も持っているのかと思っていた。

しかし、身を持ってジョホールバルの治安を楽観視できないことを痛感する事件が起きた。早めの夕食を取ろうと6時頃にコンドミニアムを出たところ、向こうで男が短く叫んでいる。Tシャツに短パン姿、小太りなので子供のようにも見えるが、よく見ると大人のようだ。

最初はふざけているのだろうと思っていたら、もう一人がやってきて、左側の小道の方に叫んでいる。そっちの方に何があるのかと思っていたら、急にノコギリか何か(ひょっとして青龍刀?)を持った男が走ってきた。その後ろをゴルフクラブを持った2人の男が追う。

私の方向には来ないで、そのまま右側の小道に入っていったが、状況が飲み込めない。直後にパトカーがやってきて、拳銃だけではなくショットガンを短くしたような銃(見た感じだと連射可能)を持って、彼らの後を追う。茂みに隠れて何が起こっていたのか見えないが、終始叫び声が響く。

とっさにiPhoneをかまえるようなジャーナリスト魂があるわけもなく、とりあえずの安全が確認できてから、とりあえずiPhoneをビデオモードにして撮影してみた。初めて知ったのだが、iPhoneで動画を取るとアップにすることはできないらしく、人が小さくしか映っていない。しかも、逮捕劇は茂みが邪魔でまったく見えなかった。


数分後、取り押さえられた男が戻ってきた。捕まえた男がゴルフクラブで殴りかかろうとするのを警官がなだめ、パトカーに犯人を収容。

犯人が走ってきたのは、ローカルレストランや小さな商店が軒をつらねる方向。強盗か何かだったのだろうか。

ジョホールバルのコンドミニアムには、必ず警備員がいるし、家のドアの外には鉄条網のようなドアが付いている。治安が悪いから、このような措置を取られていることは想像できたが、実際に必要であることが今回の件で分かった。

実際、今回もコンドミニアムを出て20メートルほどの位置を刃物を持った男が走り抜けている。ジョホールバルの治安が良くなったとはいえ、どうやら油断してはいけないらしい。もっとも、これはどこの国でも起こることだし、移住して1年半近くたって初めての出来事であることを考えれば、事件が頻発していることにはならないのだろうが。


その後、徒歩1分の距離にある日本料理屋で夕食を取った。すぐ近くでの事件だったので、そんなことがあったことを伝えておこうかと思ったが、日曜日の夜だったので店内が混み合っており、こちらはこちらでスタッフが戦場状態。すでに犯人も捕まったことだし、黙っておくことにした。



伝えるのが難しいこと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?


本当はすべてあなた自身が決めていいことなのに、
現実の世界ではそれが許されない。


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

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