ハワイへの移住を選択肢から外した3つの理由


各国を転々としながらも、
ハワイは移住先の候補地から早々に外れた。

というよりも、事実上選択肢にすら入れていない。

将来的に変更する可能性はあるにしても、
現段階ではまったく蚊帳の外という位置づけ。

海外移住先として人気の場所であるにも関わらず、
なぜハワイが対象となっていないのか?

その理由を3つに分けてみた。


ビザの問題

私がハワイに移住するとすれば、
基本的に1年が目安になる。

別に永住を目的にして住むわけではないので、
何十年も暮らそうとは思っていない。


そうなると、どんなビザが必要かということがある。

就労ビザや学生ビザは取れない。

現地で勤務したり、通学するわけではないので。

いわゆるJ-1ビザやH1B、H2B、H3ビザは対象外になる。


悪名高いグリーンカードを取得してしまうと、
ハワイやアメリカ国内に住んでいない時にも課税される。

それも1年や2年ではなく、生涯にわたって。

こんな罰ゲームを背負ってまでアメリカに移住する理由はない。


そんなわけで、グリーンカードは論外。

結果としてビザが取れないので住めないことになる。



ビーチは生活の場に向いているのか?

そもそもの話として、ビーチリゾートは非日常を楽しむ場で
日常生活を送る場として適していると思っていない。

照り返しは厳しいし、観光客はあふれているし。

ハワイに旅行に行くならまだしも、
移住する上では何のメリットでもない。


ビーチスポーツをするわけでもないので、
近くに海があると行っても頻繁に行くとも思えない。

まして人がごった返した海では。


私にとって海は見るものであって入るものではない。

泳ぐのはプールのほうがいい。


そう考えると、ハワイよりもプーケットやセブの方が
人も多すぎないので居心地がいい。

人口密度が高い場所は嫌いだし、その意味でも魅力を感じない。



日本人観光客が多い

海外に住むメリットの1つは
余計な日本語が聞こえてこないこと。

たしかに日本語でサービスを受けたい時もある。

不動産の賃貸契約をする時や、病院に行った時には
相手が日本語ができると助かる。


ただ、これは日本人向けサービスがあるかどうかというだけで、
日常的に日本語が垂れ流されているのが嬉しいわけではない。

日本で電車に乗っていると、
嫌でも人の話が耳に入ってくる。

それで思考が中断したり
読んでいる本に集中できなかったりしたのが、
海外だと周りの声が音としか理解できないので
余計なところに気が取られずに済む。


ハワイに日本人観光客が多いということは、
この点で大きなデメリットになる。

そもそも観光客に何の用もないわけだし、
彼らが集まってくる場所に移住するメリットはない。



マニラにも日本人向けの不動産屋だったり、
日本語ができる医師がいる。

これは本当に助かるし、生活していて安心感がある。

ただ、観光客が多いことは何の力にもならない。


人がゴチャゴチャして意識が散漫になるだけなので、
ハワイに移住するよりはもっと落ち着いた場所がいい。


これがハワイを避ける3つの理由。

旅行先としては浮かれた気分になれていいとは思う。

ただ、そこが生活の場にふさわしいかとなると
まったく別の問題になってくる。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
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