シドニーでハングリージャックスに行ってみた


ケアンズの国際空港の中に入っているハンバーガーショップに、行列が出来ていたのを覚えている。

その店の名前はハングリージャックス(Hungry Jack’s)というもので、日本で言うマクドナルドのようなもの。

もちろんシドニーやケアンズにもマクドナルドはあって、ハングリージャックスのライバル店という位置づけになる。

フィリピンにはジョリビーという独自チェーンがあるし、そういった類の店だろう。

おそらく日本で言えば、ロッテリアやバーガーキングのような位置づけになるのではないかと考えるが、こちらも少し気になったので入ってみることにした。

ハンバーガーではなくホッパーと呼ばれるものが、ポテトとドリンク付きで800円。



シドニーの物価の高さをハングリージャックスでもまざまざと見せつけられることになった。

こちらはバンズとパティがあって、そこにレタスやトマト、それから若干オニオンが入ったというシンプルなもの。

マクドナルドで言うところの、もっともシンプルなハンバーガーとほぼ同じ。

それでこの価格なので、やはりオーストラリアというのは物価が高いということを感じる。

味はどうかというと、フィリピンのジョリビーのように露骨に甘いとか、その国の特性を反映している感じはしない。

比較的マクドナルドに近い味というか、どちらかというとバーガーキングに近い雰囲気ではないかと思う。

ややタレの味が目立っていて、そこら辺はこちらで人気と思われるポークロールにも通じるところがある。

個人的にはそれなりに好きな味だとは思うが、残念ながらバンズの部分が全く合わなかった。

何だかスカスカしているし、久しぶりに食べるファーストフードは思ったほど美味しいものでもなかった。

ただし、こうしたファーストフードは世界各国で似たようなものが提供されているので、物価を知る上ではかなり参考になる。

実際、ビックマック指数というものがあるくらいなので、そこら辺が如何に注目されているかは想像に難くないところ。

そういった意味でも、あまり好みではなくても一応物価の調査ということで、ファーストフードは出来るだけ見てみることにしている。

今回の率直な感想としては一度入れば十分だと思うので、これから特にハングリージャックスに食事に行く予定はない。

他にもシドニーで手巻き寿司などを食べてみたが意外に美味しく、昔子どものころに食べた小僧寿しの味を彷彿とさせた。

逆に言うと、本格的な寿司としてのクオリティではないものも多いということで、あまりイメージにとらわれずに気楽に楽しむのであれば、それなりに美味しい米も食べられるので良いのではないかと思う。

逆に本格的な寿司が食べたいということになると、今のところシドニーに来てからそれらしい店は見かけていない。

かえって東南アジアの方がそういった店には恵まれているのではないかと感じているが、そこら辺はまだオーストラリアに来てから日が浅いので、何とも言えないところ。

実際は私が知らないだけで本格的な寿司屋が充実しているのかもしれないし、魚介類に関してはオーストラリアなら豊富なはず。

実際、フィッシュマーケットと呼ばれる観光地もあるので、そこら辺も気が向いたら行ってみたいと思う。

フィッシュマーケットは日本の築地市場に次ぐアジア、オセアニア地区の中で二番目の漁獲量の市場と聞く。

新鮮なものが食べられることもあって、そこに観光客が集まるのも築地市場に似ているところ。


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