自分を受け入れたら人生が激変していった



駄目なところも含めて自分を受け入れるのは、
ある意味ではあきらめだったのかもしれない。

ただし、結果的には人生が大きく好転していくことになった。

私の転機となったのは、
どうやら組織に馴染めない人間であるということ。

さらに言えば、
常識にしたがって生きていくことに違和感を感じるということ。

結果として、サラリーマンは勤まらなかった。

初めての会社がブラック企業だったというのもあるものの、
転職して他の会社でサラリーマンを続けることよりも、
独立することを選んだ。

そうなれば、
もはやマネジメントすることもされることもない。

誰かを雇っているわけではないし、
まして他人の下で働くこともないわけなので。

そのような事実を受け入れると、
自分のやりたいように仕事を進められるが、
驚くほどストレスがなくなった。

別に働くことが嫌いなわけではなかったことを、
独立してから初めて知った。

職場環境が自分に合わないのがストレスだっただけで、
自分のやり方を受け入れると仕事は楽しくなった。

最初の4年弱は日本で仕事をしていた。

この期間はストレスがなかった反面、
段々変化がないことに退屈していった。

収入はサラリーマンの頃よりもずっと増えたものの、
毎日の日常は単調。

元々の規則正しい生活もあって、
これといった変化のない日々が繰り返されるだけになった。

そこで、暇つぶしに海外移住をしてみた。

投資修行という側面もあったものの、
単なる気まぐれという要素も拭えない。

とりあえずマレーシアのジョホールバルに住み、
その後はフィリピンのマニラへ。

この間に20都市以上を旅していたし、
その間にも仕事を続けていた。

自分の仕事のスタイルを誰かに受け入れてもらう必要もないので、
好きな場所で仕事をしていればいい。

許可を取るべき上司もいないし、
口を出してくるような取引先も存在しない。

こうして、ノマドというくくりに入れられることも増えていった。

私自身は好きな場所で仕事をしたいだけで、
別にノマドを名乗るつもりもないし、
むしろ一緒にされたくない気持ちすらあるのだが・・・。

自分を受け入れたら、いつの間にか海外居住者になっていた。

そして、定住にも飽きてきたので、
家が要らないのではないかという仮説の検証のため、
手荷物以外の身の回りの品を捨てて世界一周を始めた。

ホテル暮らしは定住よりコストがかかるものの、
気楽さと環境をどんどん変えられるメリットもある。

手荷物で持ち込めるギリギリのラインである
10キロまで荷物を絞ることもできた。

別に私はバックパッカー御用達のドミトリー(相部屋)を
転々としながら未来の見えない暮らしをしているわけではない。

普通のホテルに泊まりながら、
自分のペースで仕事を淡々と続けているだけ。

当然、支出が収入を上回るようなことはない。

その意味で言えば、
永続可能なスタイルということになる。

世界一周をしたかったとか、
バックパッカーになりたかったというわけではなく、
自分の性格を受け入れて仕事をしていたら、
勝手に人生が回り始めた。

目標を立てて達成したわけでもなく、
ことの成り行きが積み重なってこのような結果に。

学生時代やサラリーマン時代には
予想すらできなかった日常が今は当たり前になった。

もしも、自分の属性を素直に受け入れることができずに、
今でもサラリーマンを続けていたらどうなっていたのか?

正社員でいられた自信すらないし、
人間関係にばかり邪魔されて
まともに仕事ができるようになっていなかった可能性すらある。

適材適所という言葉を徹底すると、
時には社会の常識から逸脱しなければいけなくなる。

私の場合がそうだった。

サラリーマン経験も2年足らずの状態で、
副業の流れだけで独立したのだから、
一般社会で推奨されている道とは明らかに違う。

これまで、同じような気持ちを持つ人から
メールをもらってきた。

そこで感じたのは、
強烈な違和感を持っている人は迷う余地がないため、
ある意味では恵まれているということ。

自分が普通の生き方を受け入れられないことが明白で、
もはや疑う余地すらない状態なのだから。

それに対して、
中途半端に適応できる人の方が迷いが深くなる。

周りに合わせて進んでいくことも不可能ではない一方で、
本当の自分を受け入れることへの想いも消えないので。

私の場合は違和感が強烈だったので、
どこかのタイミングで決断しなければいけないと思っていた。

それが結果論としてはよかったのだろう。

とは言え、
人生がこんな風に動き出すとは思わなかった・・・。


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